地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
香住泰著「稲荷山誠造 明日は晴れか」を読んだ。70歳の金融業の会長のもとに、絶縁している娘の19歳の浪人生の子が手紙をもって頼ってくる。その孫と会長が娘の消息を求めていくアクション小説である。老人とひ弱な成年のコンビが行動しながら謎を問いていく。なかなか面白い小説であった。