戸田山和久著「教養の書」
を読んだ。
大著であるが、おもしろい。
若者向けて、独特の文体だが、読みやすかった。
読みかけであったが、入院中なので一気に読み切れた。
高校生や大学新入生を読者として書いている。
私が読んでも面白いと思える内容だが、
実際に若者は、どの程度この本の読者になり、
どの程度読みこみ、どの程度理解し、
どの程度面白いと思えるのだろうか。
私のような手遅れの人間が読むと、
その重要性と面白さがわかるので
丁度いいのかもしれない。
しかし、自身の若い頃にも難しい本をいろいろ読んだ経験がある。
挫折したもの、読み切ったが理解が不十分だったこと。
いろいろな、そんな読書体験も重要だ。
後年、読み直せばいいのだ。
若者にもの期待したい。