地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
赤瀬川原平著「老人力」を読んだ。以前読んだ本をデジタル版で読んだ。若い頃は楽しいエッセイとして読んだが、初版は1998年である。今では、我が身のこととして読める。20年ほど前に読んだことになる。2014年に亡くなった著者だが、還暦過ぎてから老人力を発揮しだした。物忘れがひどくなっていくような老化現象を老人力というと明るい言葉でいうことを提唱した。エッセイで、老化を明るく軽妙に語られる。