地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
山邑圭著「刑事に向かない女」を読んだ。椎名真帆の理想は、一生お気楽に暮らすことだった。公務員で事務職を受けるつもりが警察官の試験を受け、警官になってしまった。警官として思わぬ成果を挙げてしまい、意図しない刑事課に配属された。叔母と同居しているが、子供の頃の記憶や両親の記憶がない。殺人事件を担当していく。連続事件となっていくが、その背景に父と自分の記憶喪失が関連していく。