地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
牧野武文著「捏造されたミッシングリンク: ピルトダウン人を捏造したのはだれだ?」を読んだ。人類学での捏造事件の話である。グールドのエッセイでも読んだが、研究者がだまされる構図である。覚めた目で見れば、捏造の痕跡や、タイミングよく連続する発見の不思議さなど気づけつのであるが、それは、後知恵の見方だろう。