地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
牧野武文著「光を追いかけたもう一人のアルバート: アルバート・マイケルソンと光の速度の測 レトロハッカーズ」を読んだ。光の速度を測ったもうひとりのアルバートの物語である。実験に心血を注いだマイケルソンは、エーテルの存在を信じ、検証するために実験の精度を上げた。上がるほどエーテルの存在が否定されていく。しかし、生涯実験をして、光の速度の精度も上げてきた。