地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
牧野武文著「自働そろばんと空中飛船: 日本最初の機械式計算機 レトロハッカーズ」を読んだ。日本ではタイガー計算器が一斉を風靡し、それが最初の機械式計算機と考えられていた。しかし、矢頭良一が日本で最初の計算機を独自に開発していた。その事実が森鴎外の「小倉日記」の発見とその中の記載で明らかになってきた。発掘していくといくつかの資料が見つかり本当に開発されていたことがわかってきた。しかし、矢頭の目標は空中飛船であったがそのj引っ帯はよくわかっていない。