地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
牧野武文著「人類を宇宙に送りだした男: コロリョフとスプートニク レトロハッカーズ」を読んだ。ソビエトの宇宙開発の中心人物であったコロリョフについての話である。コロリョフは人類を月に送り込みたかった。米ソの冷戦中だったので軍事目的でのロケット製作を強いられた。だが、うまく駆け引きをしながら宇宙への進出の技術も開発していった。そして、常にソビエトはアメリカに先行していた。だが、彼が力尽きた直後に、ソビエトはアメリカに栄光を攫われる。