地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
高田崇史著「QED ~flumen~ 九段坂の春」を読んだ。短編集である。桑原崇、奈々、小松崎、御名形のそれぞれの中学生、 高校生、大学生、大学院生の時代の話が展開する。主人公は異なっているが脇役で登場してくる。また本編に登場する脇役もいろいろと登場する。連作で事件の首謀者がそれぞれに現れている。最後に、事件が御名形によって解決される。