2016年1月23日土曜日

007(1343) アイヌ文様: 2016.01.23

杉山寿栄男編「アイヌ文様」
(ISBN4-4-8328-9107-3 C0039)
を見た。
息子の関連でアイヌについて少し調べた。
するとアイヌ文様がなかなか面白い。
音楽は聞いたことがないので
興味を持てるかどうかは不明だ。
チャンスがあれば聞いてみたい。
模様を切り紙することもできるようだ。

006(1342) 世紀の贋作画商: 2016.01.23

七尾和章著「世紀の贋作画商」
(ISBN978-4-7942-2031-8 C0195)
を読んだ。
ルポルタージュとしては面白い素材、
執念深い取材で、本人や関係者の取材をしている。
また英語が話せるので直接対話ができるので
心情が伝わりやすい。
非常に面白い素材であった。
しかし、なかなか内容にのめり込めない。
多分文章が私には馴染めなかったのだろう。
日本の中心とした贋作事件の概要がなんとなく理解できた。

2016年1月15日金曜日

005(1341) 死にとうない: 2016.01.15

堀和久著「死にとうない
仙厓和尚伝」
(ISBN4-404-01759-6 C0093)
を読んだ。
最近私が気になっている
仙厓和尚の伝記小説である。
和尚の生涯を書いているが、
悟りを開くところがよくわからない。
状況は説明しているのだが、
なぜ、どのような悟りなのかわからない。
悟りを開いてから
仙厓の言動が変わったようだ。
その内容をいろいろ説明して欲しかった。

2016年1月12日火曜日

004(1340) 定年と読書: 2016.01.12

鷲田小彌太著「定年と読書」
(ISBN978-4-286-10273-3 C0195)
を読んだ。
著者が過ごした私立大学は
繁栄していた時代に
団塊の世代として過ごした著者が
述べる定年後の話として読めた。
今の時代、このような過ごし方は
できないのではないだろうが。
理想としたいが、難しいだろう。
そんな気持ちをもって読んでいた。

2016年1月9日土曜日

003(1339) ジパング: 2016.01.09

かわぐちかいじ著「ジパング」
(全43巻)
を読んだ。
昨年の暮からまとめ読みをすることにした。
10日以上かけて読んだ。
一日4冊前後読んでいたことになる。
大部過ぎて少々疲れた。
内容は面白かった。
現在の海上自衛隊の最新鋭のイージス艦が
第二次大戦直前の太平洋に
タイムスリップするという話である。
自衛隊の専守防衛、人命と戦争、
国家への従属感、
日本とアメリカの戦後のあり方など、
さまざまなテーマが込められている。
戦後編もじゅっくりと展開して欲しかったが、
中途半端に一気の終わった。
また、イージス艦「みらい」も沈没した。
最後が少々気になる終わり方であった。

2016年1月7日木曜日

002(1338) 漫画貧乏: 2016.01.07

佐藤秀峰著「漫画貧乏」
(ASIN B00KKD7XSE)
を読んだ。
デジタル版である。
佐藤氏が、なぜ漫画家書いているのか、
漫画家は儲からない実体を
実際の原稿料や収支をすべて公開して
出版社との確執を書いたものである。
そしてWEBで公開している理由を示したものである。
なかなか考えさせられるものであった。
応援したくなるものでもあった。

2015年12月29日火曜日

120(1336) フェルメール全点踏破の旅: 2015.12.29

朽木ゆり子著「フェルメール全点踏破の旅」
(ISBN4-08-720358-1 C0271)
を読んだ。
フェルメールのファンには
一度はやりたい全点踏破だた、
私は、それほどファンではない。
しかし、フェルメールには興味があった。
現在技術を駆使した
複写による全作品を
展示するという展覧会にいった。
なかなかすばらしく、
それからフェルメールに関する
本を読むことにした。
これが最初の作品だ。
盗まれた作品に対する顛末の本も
あるのでそうなので気になるところだ。

2015年12月26日土曜日

119(1335) ぼくらの民主主義なんだぜ: 2015.12.26

高橋源一郎著「ぼくらの民主主義なんだぜ」
(ISBN978-7-02-273614-7 C0295)
を読んだ。
朝日新聞の論壇時評に連載されたものを
新書にしたものである。
答えが出ない問題、
どこかおかしい世論、
間違ったマスコミの判断
気づきにくい考え方
などを論じている。
世の中にはよく考えると
おかしいこと、間違ったことが
いろいろあるものだ。
しかし、そんなことには、
言い難いこと、いっても届かいことがある、
そんなもろもろを
どうどうと述べた時評である。
いろいろ考えされられることがあった。
ひとつひとつは短い部文章だが、
一度に読むと重い内容で
連続的に読めないものであった。

2015年12月24日木曜日

117(1333) サウダージ: 2015.12.24

垣根涼介著「サウダージ」
(ISBN978-4-16-768602-4 C0193)
を読んだ。
ヒートアイランドシリーズの三冊目である。
きつい表現が気になる。
今回は計画が最後のミスが起こる。
これはそのような人材が加わったからだ。
しかしそこにはそれなりの人情もからんである。
少々内容が激しいのこの方向性はなじめない。

2015年12月21日月曜日

116(1332) ノンフィクションは死なない: 2015.12.21

佐野眞一著「ノンフィクションは死なない」
(ISBN978-4-7816*5032-6 C0230)
を読んだ。
佐野氏は橋下事件で大きな痛手を受け、
ノンフィクション全体へもダメージを与えた。
その経緯やノンフィクションへと
至る自分の履歴も書かれている。
佐野氏の作品には少々独善的、
強引なところもあるのだが、
本で提示しているテーマは面白い。
主だったものは一通り読んでいる。
調べて書ているプロセスが面白い。
多分初出が週刊誌連載という形式を
とっているからかもしれない。
これからは、単行本を発表の場に
するとのことだから、
結論ありきの執筆になる。
すると彼の持ち味が
どこまで発揮できるのか。
少々心配だ。
なんとか起死回生の
新作を発表してほしいものだ。
私は、まだ読むべき本もいろいろある。

2015年12月18日金曜日

115(1331) ギャングスター・レッスン: 2015.12.18

垣根涼介著「ギャングスター・レッスン
ヒートラインドII」
(ISBN978-4-16-768603-1 C0193)
を読んだ。
ヒートアイランドの続編である。
大藪春彦を思わせるがもっと軽い。
結構後の後日談が蛇足だった。
しかし前半は面白かった。

2015年12月16日水曜日

114(1330) よろずのことに気をつけよ: 2015.12.16

川瀬七瀬著「よろずのことに気をつけよ」
(ISBN978-4-06-217143-6 C0093)
を読んだ。
呪いを専門とする文化人類学者と
被害者の娘が主人公の物語である。
前に読んだ作品とともに面白い内容であった。
52回の江戸川乱歩賞を受賞した作品なので
はずれはない。
他の作品も続けて読んでいきたい。

2015年12月11日金曜日

113(1329) 一千兆円の身代金: 2015.12.11

八木圭一著「一千兆円の身代金」
(ISBN978-4-8002-3652-4 C0193)
を読んだ。
このミステリーがすごい大賞の受賞作である。
とんでもない身代金の誘拐事件をあつかったものだ。
この金買は、日本政府の国債発行額で、
次世代に押し付けた借金の額である。
その身代金を払えないなら、
これをおこなった、政府の責任を謝罪と
今後の財政再建の方針を
示すことが条件とした。
個人の国を相手にした
誘拐事件である。
犯人とそれを捜査する警察などの
さまざまな登場人物の視点で語られ続ける。
読みにくいかなと思ったが、
作者がうまいのでしっかりと読めた。
なかなかおもしろかった。

2015年12月5日土曜日

112(1328) シンクロニシティ: 2015.12.05

川瀬七瀬著「法医昆虫学捜査官 シンクロニシティ」
(ISBN978-4-06-293138-0 C0193)
を読んだ。
法医昆虫学捜査官の第二弾である。
法医昆虫学者の赤堀と刑事の岩楯のコンビが
今回もでてくる。
学者が事件を解決する設定が面白い。
他のシリーズもあるようなので読んでみたい。

2015年12月2日水曜日

111(1327) ヒートアイランド: 2015.12.02

垣根涼介著「ヒートアイランド」
(ISBN4-16-768601-5 C0193)
を読んだ。
ストリートギャング、闇の金を狙うプロの窃盗団
取られた暴力団。
それぞれの立場で金をめぐって競い合う。
裏を読みながら作戦を考える。
クライム・サスペンスとアクションが混じった
面白い小説であった。

2015年11月27日金曜日

110(1326) 原子炉の蟹: 2015.11.27

長井彬著「原子炉の蟹」
(ISBN4-978-4-06-277111-5 C0193)
を読んだ。
1981年の江戸川乱歩賞の新装版である。
35年前のミステリーを2011年に新装版ででてきた。
内容自体はミステリーだが、
現場が原子炉建屋も密室。
背景が土地買収や原子村の人々。
現在に通じる背景である。
しかし、やはり背景が中途半端に古いので
少々違和感がある。

2015年11月23日月曜日

109(1325) 法医昆虫学捜査官: 2015.11.23

川瀬七瀬著「法医昆虫学捜査官」
(ISBN978-4-06-277890-9 C0193)
を読んだ。
昆虫の種類や分布、生態などを
事件解決の手段にしていく法医昆虫学。
その専門館の赤塚先生と
ハードボイルドの警官の掛け合いから
事件が解決していく。
なかなか軽妙で面白い設定である。
続巻もあるので
読んでみたいものだ。

2015年11月18日水曜日

108(1324) 金色のゆりかご: 2015.11.18

佐川光晴著「金色のゆりかご」
(ISBN978-4-334-92612-0 C0093)
を読んだ。
望まない妊娠と出産をした高校生。
研修医と高校生のかかわり。
海外養子斡旋の闇。
産婦人科医の減少。
多様な課題が込められている。
佐川の作品は面白い。

2015年11月16日月曜日

107(1323) コズミック・マインド: 2015.11.16

西垣通著「コズミック・マインド」
(ISBN978-4-00-022887-9 C0093)
を読んだ。
銀行統合に際して、
両行のSEがプログラムをすり合わせをしていく。
そのとき、小さい銀行のSEたちの物語である。
不正の処理のプログラム、
だれが組み込んだのが、
今後どう処理するか。
左遷されたSE、新しいSE、
大きい銀行から派遣されたSE
いくつかの人脈も入り乱れる。
シナリオは面白いのだが、
コズミック・マインドのテーマが
はっきり伝わらず、
展開と登場人物の魅力が
もう一つであった。

2015年11月13日金曜日

106(1322) 夏帽子: 2015.11.13

長野まゆみ「夏帽子」
(ISBN4-309-40704-8 C0193)
を読んだ。
理科の臨時教師が
各地の小学校を回る。
そこでいろいろな自然、
その地の子どもとの
ゆるく不思議な関係を物語にしている。
宮沢賢治を彷彿とさせる語り口である。

2015年11月12日木曜日

105(1321) 学校のセンセイ: 2015.11.12

飛鳥井千砂著「学校のセンセイ」
(ISBN978-4-591-12098-9 C0193)
を読んだ。
名古屋の私立中学校の教員にった主人公。
何事にも面倒くさいと思っている。
口にしていることと、独白が混在して
物語として進む。
なかなか面白い
人の教師ととして、大人としての
成長物語である。

2015年11月11日水曜日

104(1320) くちびるに歌を: 2015.11.11

中田永一著「くちびるに歌を」
(ISBN978-4-09-386317-9 C0093)
を読んだ。
五島列島にある中学校の合唱部が
NHKの合唱コンクールに出場する話だ。
音楽の先生が産休に入り
代わりの臨時教員がくる。
そのせいで、3年生になってから
にわかに部員になる学生が何人かいた。
「手紙ー15才の君に」が課題曲である。
それと同じように部員に
手紙を書くこととがいいわたされる。
何人かが代わる代わる語り手になり
話が進んでいく。
そこがわかりにくい。
青春物語であるが、
少々物足りなさがあった。

2015年11月8日日曜日

103(1319) チップス先生 さようなら: 2015.11.08

ヒルトン著「チップス先生 さようなら」
(ISBN4-10-206201-7 C0197)
を読んだ。
19世紀末から20世紀に初頭。
イギリスのパブリック・スクールで
長年古典の教師を務めたチップス先生の
回想によって展開される物語である。
当時の時代を背景して、
老教師と生徒、先生が体験した学校での出来事を
チップスのユーモア、洒落で回想していく。
独身だと思われていた結婚していた時期があり
まれに奥さんを覚えている生徒が訪れてきたりする。
校長の退職勧告に激高し学校が味方をしてくれこと。
いろいろな回想によって展開される物語だ。
こんな先生としての一生もいいかもしれないが、
なかなか難しいだろうな。
ちなみの「チップス先生さようなら」
ということばは、
奥さんが結婚する直前の別れ際に言った挨拶と
新入生が先輩たちにだまされてチップスの下宿にいって
それにチップスがうまく対応した。
その生徒が帰るときにいった挨拶であった。
そのあとチップスは息をひきとる。

2015年11月7日土曜日

102(1318) 鉄童の旅: 2015.11.07

佐川光晴著「鉄童の旅」
(ISBN978-4-408-53638-5 C0093)
を読んだ。
佐川氏の作品はどれも面白い。
鉄童とよばれる不思議な少年。
その少年が大人になって
鉄道に関係する仕事につく。
彼の作品は自分の経歴を
反映しているのかとおもえるほど
リアリティがある。

2015年11月6日金曜日

101(1317) 感傷コンパス: 2015.11.06

多島斗志之著「感傷コンパス」
(ISBN978-4-04-873776-0 C0093)
を読んだ。
小学校の昭和30年、
伊賀の田舎の小学校に赴任した
新任教員の話である。
課題図書とにしようかなと思って読んだが
そのようなタイプの本ではなかった。
作品してはなかなか良かった。

2015年11月4日水曜日

100(1316) 力学の発見: 2015.11.04

高野義郎著「力学の発見
ガリレオ・ケプラー・ニュートン」
(ISBN978-4-00-500738-7 C0242)
を読んだ。
ガリレオからニュートンにいたる
古典力学の成立までの
思考と人の歴史、
そして著者が訪れた縁の地の
話題が混在している。
それなりに面白いが、
紀行のだけのほうが面白そうである。
他の著書を読んでみたくなった。

2015年10月31日土曜日

99(1315) EndNote活用ガイドデジタイル文献整理術: 2015.10.31

讃岐美智義著「EndNote活用ガイドデジタイル文献整理術第4版」
(ISBN978-4-7719-0360-9 C3040)
に目を通した。
前のホント同じ動機だ。

98(1314) EndNote100の裏ワザ: 2015.10.31

富澤康子著「EndNote100の裏ワザ」
(ISBN978-4-87962-382-9 C3055)
に目を通した。
EndNoteのお試し版を使っている時
以前使っていたMendeleyとの違いを
知りたかったからだ。

97(1313) 超訳「哲学用語」事典: 2015.10.31

小川仁志著「超訳「哲学用語」事典」
(ISBN978-4-569-67673-9 C0110)
を読んだ。
なかなかおもしろい本である。
哲学の用語を、普段使いの言葉にして
解説したものである。
なかなかいい企画だが、
概観するのににはいい本である。
哲学用語の難解さにも
歴史を感じ、面白みがあるのだが。

2015年10月28日水曜日

96(1312) 本棚探偵の冒険: 2015.10.28

喜国雅彦著「本棚探偵の冒険」
(ISBN4-575-71290-6 C0195)
を読んだ。
漫画家である喜国氏が
ミステリィーの古本にはまり、
その道を邁進する話である。
マニアの世界が展開されている。
マニアは自分の興味があれば
その道への行動力はすごいものがある。
そんなマニアな人を
遠目で眺めているのは楽しい。
もちろんマニアは
その行為自体も楽しんでいるのだろうが。

2015年10月24日土曜日

95(1311) 空より高く: 2015.10.24

重松清著「空より高く」
(ISBN978-4-12-004423-6 C0093)
を読んだ。
今年限りで廃校になる高校の3年生の物語。
二学期に非常勤の先生が赴任する。
終わろうとする学校なのに元気な先生がくる。
そんな先生に釣られて
何かを始めようとする学生がでてくる。
終わりからはじめようとする青春物語。

2015年10月22日木曜日

94(1310) ゼロの迎撃: 2015.10.22

安住正著「ゼロの迎撃」
(ISBN978-4-8002-3822-1 C0193)
を読んだ。
前作とにた作風だが、
本作は、東京が他国軍に攻撃を受けたという
設定の話である。
日本が現在抱えている問題を
浮き彫りにしているでもある。
なかなか面白いものである。
そして現実に連携している終わりがあり、
続編があってもいい気がする。
そんな作品である。

2015年10月18日日曜日

93(1309) 川相昌弘: 2015.10.15

吉田武著「川相昌弘 背番号0闘志∞」
(ISBN4-583-03177-7 C0075)
を読んだ。
吉田氏の作品である。
多分、この本があの吉田武氏のものだと
知っているいる人は少ないだろう。
まして手に入りにくい本なので
数学関係、現在の吉田武のファンで
読んでいる人は少ないだろう。
彼の著作は、綿密な取材、データに基づき、
その対象に心酔することである。
その熱は同社にも伝わる。
私は、川相選手や巨人軍、
プロ野球にも興味がない。
しかし、この本は興味深かった。

2015年10月16日金曜日

92(1308) VTJ前夜の中井祐樹: 2015.10.16

増田俊也著「VTJ前夜の中井祐樹」
(ISBN978-4-7816-1270-6 C0095)
を読んだ。
増田氏は北大柔道部を
中心に執筆している。
もとはシャトゥーンから
はじまった小説家だったが、
今ではまったく違う世界観をもって
執筆をされている。
それが私には面白い。
この本では、今後の小説?群
あるいはノンフィクションも含めての
道標も示されている。
期待したいものだ。

2015年10月15日木曜日

91(1307) 生命の星の条件を探る: 2015.10.15

阿部豊著「生命の星の条件を探る」
(ISBN978-4-16-390322-4 C0095)
を読んだ。
著者の阿部さんは知り合いだ。
阿部さんは着実に研究を
進めていたことが
この本を通じてわかった。 。
不自由な条件でも
研究を続けておられたのだ。
その姿勢に敬服する。
生命誕生の条件を
天文学の新知見と地球を素材にし、
自分たちのシミュレーションの成果を加えて
新たな進展を紹介されている。
わからないこと、不確かなことは
正直に表明され、
その上で言えることを述べられている。
真摯な姿である。
今度は教科書を書きたいを意欲を持っておられる。
期待したいものだ。

2015年10月11日日曜日

89(1305) 新世界: 2015.10.11

柳広司著「新世界」
(ISBN978-4-04-382901-9 C0193)
を読んだ。
原爆開発をしていたロスアラモスを舞台にした小説である。
ただし、設定も内容も複雑なものである。
書いた人は、研究総括者のオッペンハイマーだが
友人の科学者のイザドア・ラビが
叙述している形式である。
その原稿が発見され
柳が手にいれ翻訳したという設定である。
一人の作業員がロスアラモスの病室で殺害された。
それをオッペンハイマーに頼まれたラビが捜査することになる。
柳は、原爆を落としたアメリカ人、原爆を作った科学者、
軍人や正論の世界、妄想か現実がわからない人物、
などが複雑に入り乱れる。
そして原爆や原発事故の恐怖、
不思議が寓話の引用、
なぜが福島第一を想起される記述さえある。
いろいろな要素が混在する。
不思議な小説であった。

2015年10月9日金曜日

88(1304) Excelピボットテーブル大事典: 2015.10.09

寺田裕司著「Excelピボットテーブル大事典」
(ISBN978-4-86354-060-6 C2004)
を見た。
ピボットテーブルのさまざまな使い方が示されている。
実際に使ってみるしか身につかないはずだ。
初歩的な集計、とりまとめから
統計処理、作図、データベースとの連携まで
いろいろなことができるようだ。
机上ではだめだ。
体験的に学ばなければ。

2015年10月7日水曜日

87(1303) 21世紀地球寒冷化と国際変動予測: 2015.10.07

丸山茂徳著「21世紀地球寒冷化と国際変動予測」
(ISBN978-4-7989-1293-6 C1040)
を読んだ。
複雑な経緯の本である。
「「地球温暖化論」に騙されるな」を
英語版に大幅に改定して
翻訳した吉田勝氏がその英語版を
再度日本語に翻訳したものである。
2015年に出版されたもので
内容的には古い部分もあり、
一部は訳注などがつけられているが、
残念なところもある。
しかし、丸山氏には
もっと独創的で奇抜なアイディアを
いっぱい提示してもらいたい気もする。
だから、細かい点については
周辺の協力者が
深めていけばいいような気がする。
この本もそんな路線になっている。

2015年10月3日土曜日

86(1302) Excel2013ユーザー・ハンドブック: 2015.10.03

金白俊哉著「Excel2013ユーザー・ハンドブック
グラフ表現&マクロ作成&ピボットテーブル活用技」
(ISBN978-4-7980-3940-4 C3055)
を走り読み。
ピボットテーブルに関する部分を読んで
理科を深める。
実際に体験、実践することが本当が一番なのだが。

85(1301) 3・11本当は何が起こったか: 2015.10.03

丸山茂徳著 「3・11本当は何が起こったか:
巨大地震と福島原発
科学の最前線を教材にした
暁星国際学園「ヨハネ研究の森コース」の教育実践 」
(ISBN978-47989-0129-9C3037)
を読んだ。
丸山氏が力を入れて行っている
教育活動の一環だ。
なかなかおもしろい教育である。
小学生から高校生まで
丸山氏の講演と学生との質疑応答で
5時間に及ぶ記録だ。
高校生のレポートも2つ掲載さている。
いずれも単なる知識だけんでなく
自分の考え、実践、体験が守られている。
面白いレポートである。
このような不思議な教育の場が
成立した背景も示されている。

84(1300) ペンローズの<量子脳>理論: 2015.10.03

ロジャー・ペンローズ著
竹内薫・茂木健一郎訳・解説
「ペンローズの<量子脳>理論」
(ISBN4-4480-09006-1 C0140)
を読んだ。
ペンローズの論文1編、
各分野の専門家への反論
の翻訳を中心に
当時、新進の脳科学者の茂木健一郎
駆け出しのサイエンス・ライターの竹内薫が
それぞれの個性をむき出しに解説している。
ペンローズの論旨もさることながら、
両者の個性がにじみ出ている。
やはりペンローズの知性は
一段上を言っているようの思う。
彼の思い描いている理論、アイディアが
検証されるとの大分先のようだが
新たな天才を待つしかないのだろう 。

2015年10月2日金曜日

83(1299) 伝わるデザインの基本: 2015.10.02

高橋佑磨・片山なつ著「伝わるデザインの基本
良い資料を作るためのレイアウトのルール」
(ISBN978-4-7741-6613-1 C3055)
を読んだ。
以前、PowerPiontで使用する
フォントを考えるとき
ネットで探していた時に
見つけたサイトがあり、
それでフォントやデザインを参考に
構成 していたところがあった。
別の機会に書店にいったとき、
デザインのハウツー本で
わかりやすい本を見つけたので購入した。。
読んでいるうちに
どこかで見た内容だと思ったら
実はサイトの内容が
書籍化されたものだった。
購入したので空き時間に
ポツリポツリと読んでいた。
それが読み終わった。
実際にはデザインは
なかなかうまくいかないのものだ。

2015年9月25日金曜日

81(1297) 現代科学論: 2015.09.25

井山弘幸・金森修著「現代科学論
科学をとらえ直そう」
(ISBN978-4-7885-0740-1 C1040)
を読んだ。
二人の著者がそれぞれ違った考えで
本書を執筆している。
前半は科学論を歴史的視点で
総括的にまとめられている。
科学論のポータルとして
非常に参考になる。
後半はいろいろな現代的問題を
著者の考えでまとめている。
読むのに時間がかかったが、
なかなか参考になった。

2015年9月12日土曜日

79(1295) 梟のシエスタ 2015.09.12

伊与原新著「梟のシエスタ」
(ISBN978-4-334-91038-9 C0093)
を読んだ。
伊与原氏の作品である。
短編集で、夜型の大学教員の不思議な物語である。
決していいことばかりをするわけでなく
悪役のようなこともする。
しかし、予定通りに深遠な謀略を巡らす。
なかなかおもしろいものだった。

2015年9月11日金曜日

78(1294) 蝶が舞ったら、謎のち晴れ: 2015.09.11

伊与原新著「蝶が舞ったら、謎のち晴れ
気象予報士・蝶子の推理 」
(ISBN978-4-10-180038-7 C0193)
を読んだ。
幼なじみの民間の気象予報官と
私立探偵の主人公との
気象に関する短編ミステリィである。
気象の説明は科学的だが、
ミステリィが少々物足りない気がする。
しかし、伊与原氏の小説なので
無条件に読んでしまう。
好きな作家になっているようだ。

77(1293) 相田家のグッドバイ: 2015.09.11

森博嗣著「相田家のグッドバイ」
(ISBN978-4-344-02135-8 C0093)
を読んだ。
森氏の両親をモデルとした
私小説のようだ。
もちろん小説なので
設定は事実は少々変わっている。
かなりの部分が
事実に基いているようだ。
それはさておき、
なかなかユニークな親である。
両親の個性的な思いが、
ものや行動に込められている。
何も大きなことは起きないが、
淡々として静かないい物語だ。

2015年9月7日月曜日

76(1292) 高千穂の神楽: 2015.09.07

高千穂観光協会「祈りと伝承の里
高千穂の神楽」
を購入。
神楽すべての説明と
きれいな写真で紹介している。
これをもってみると、
神楽も一段と楽しめそうだ。

75(1291) 高千穂の神社: 2015.09.07

高千穂観光協会「神々の坐す里
高千穂の神社」
(ISBN978-4-9906095-0-4 C0026)
を購入。
神楽の始まるまでパラパラと見る。
地元の神社のこと、神話、神々や
神式のこと、などいろいろ書かれている。
きれいな写真とともに作成されている

74(1290) 科学者たちの奇妙な日常: 2015.09.07

松下祥子著「科学者たちの奇妙な日常」
(ISBN978-4-532-26030-9 C1240)
を読んだ。
職業として研究者をしている自分にとって、
確かに、と心あたりがあるところも多々あった。
そんなことない、とおもえることもあった。
しかし、分野が違うかもしれないが
こんな世界であったことをも思う。
現状の自分はそこから一歩引いていたが
それでも、似た世界にいることを感じる。
なかなかおもしろい本であった。
ところでこの人、まだ専任講師なの。
私学だったら教授でもおかしくないのに、ともおもってしまう。

2015年9月6日日曜日

73(1289) ここまでわかった宮崎の大地: 2015.09.06

高速の無料区間をだいぶ進んだので
目的地にの手前の道の駅に寄った。
地方出版の本のコーナーがあり、
そこで、地質に関係する書籍があった。
もちろん、購入した。
青山尚友著「ここまでわかった宮崎の大地
大地の遺産と地震・噴火災害[増補新装版]」
(ISBN978-4-86061-549-9 C0044)
ホテルで内容をよく見たら、
目的の地の詳しい説明が
あまり書いてなかった。
残念であった。
しかし、資料としては重要だ。

2015年9月5日土曜日

72(1288) ジョーカー・ゲーム 2015.09.05

柳広司著「ジョーカー・ゲーム」
(ISBN978-4-04-382906-4 C0193)
を読んだ。
戦前の陸軍中野学校をモデルにした、
インテリジェンス短篇集である。
なかなかおもしろい、
毎回違ったスパイたちが登場し、
不思議なストーリーが展開する。
あまり短篇集は読まないのだが、
巧者の手による短編は面白いものだ。

2015年9月2日水曜日

71(1287) 工学部・水柿助教授の逡巡: 2015.09.02

森博嗣著「工学部・水柿助教授の逡巡」
(ISBN978-4-344-41039-8 C0193)
を読んだ。
私小説的であるが、
冗長な部分が多々ある。
もしかすると、そこにこそ
創造性があるのかもしれない。
質素な生活を続けながらも
膨大な印税にも左右されない
生活をしている著者。
もちろんフィクションなので
どこまで本当のことかわかならないが
著者の生活、正確の一面を
見た気がする。
シリーズの二作目だが
不思議な雰囲気を漂わせた小説であった。

2015年8月30日日曜日

70(1286) 地球を突き動かす超巨大火山: 2015.08.30

佐野貴司著「地球を突き動かす超巨大火山
新しい「地球学」入門」
(ISBN978-4-06-257925-4 C0244)
を読んだ。
LIP(Large Igneous Province、大規模火成区)にかんする
自分の研究を中心に紹介した本である。
なかなか面白いし内容で、
いくつかのユニークなアイディアも紹介されていた。
今後も研究を進めて成果をあげていもらいたいものだ。
真剣に研究を進めている人が書く、
普及書は拙さがあっても、
やはり興味深い内容である。

2015年8月29日土曜日

69(1285) 沢田マンションの冒険: 2015.08.28

加賀谷哲郎著「沢田マンションの冒険
驚嘆!セルフビルド建築」
(ISBN978-4-480-43244-5 C0152)
を読んだ。
高知にある不思議なマンション。
もと建築業者の沢田夫妻が
自分たちの夢である賃貸マンションを含めた
巨大な住居を自作した。
夫婦そしていまは娘婿の手伝い
改築、改修が継続している。
屋上に断熱を兼ねた田んぼ、畑がある。
建材も、自分たちのもっている森の間伐材を使う。
エレベーターも手作りだ。
もちろん建築法違法である。
ところで、法律は、人の生存や
実際の生活より優先するのか。
望む生活を自力でし、
コミュニティに溶け込んでいるとき
それが人類の幸福に寄与する可能性があるとき
法律に反すれば
その生活を止めなければならないのか。
少々考えさせられた。
そんなことは関係なく、
このマンションは魅了的で面白い。

68(1284) 捏造のロジック: 2015.08.28

喜多喜久著「捏造のロジック
文部科学省研究公正局二神沙希 」
(ISBN978-4-8002-3345-9 C0093)
を読んだ。
利権のSTAP細胞の事件を
下敷きにしたフィクションである。
どこにもいそうな平凡だが人を和ませる主人公と
脇役ではあるが二神も個性的で魅力的である。
最先端の研究施設の舞台に、
研究者の生態をつかったミステリーである。
なかなか面白かった。

2015年8月24日月曜日

67(1283) 達成の人: 2015.08.24

植松三十里著「達成の人
二宮金次郎早春録」
(ISBN978-4-12-205588-9 C1193)
を読んだ。
軽い内容なのでスラスラ読めた。
内容は面白い。
帯に、今日だから読むというような
キャッチがあった。
確かにそう思える。
生活に苦しむことでも
努力が活きてくる。
そこで成長することもできる。
そんな共感を得た。

2015年8月23日日曜日

66(1282) キング&クィーン: 2015.08.23

柳広司著「キング&クィーン」
(ISBN978-4-06-2771986 C0197)
を読んだ。
最初から引き込まれていった。
大げさな展開ではなく、
身近な等身大のストーリーとして展開していく。
それがわかりやすく面白かった。

2015年8月20日木曜日

65(1281) 事故係生稲翔太の多感: 2015.08.20

首藤瓜於著「事故係生稲翔太の多感」
(ISBN4-06-275024-4 C0193)
を読んだ。
以前の「脳男」とは全く違った
軽く読める内容だ。
これは、これで面白いが、
少々軽い内容に思える。
今後の成長譚があるのかと思ったが、
次作はないようだ。
他の作品に期待したい。

2015年8月17日月曜日

64(1280) 特命指揮官: 2015.08.17

梶永正史著「警視庁捜査二課・郷間彩香
特命指揮官」
(ISBN978-4-8002-3638-8 C0193)
を読んだ。
「このミス」大賞シリーズである。
新人の作品とは思えないような
結末である。
途中は中だるみがあるが、
複雑なドンデン返しですべて回収されている。
なかなか面白かった。

2015年8月14日金曜日

63(1279) 量子コンピューターが本当にすごい: 2015.08.14

竹内薫著「量子コンピューターが本当にすごい
Google、NASAで実用が始まった“夢の計算機”」
(ISBN978-4-509-82498-7 C0242)
を読んだ。
量子コンピューターに至る経緯を
詳しく説明している。
わかりやすい解説なので理解しやすい。
なにより、本当に実用化さされていのがすごい。
量子コンピューターの話題については
以前NHKのドキュメンタリーでみたことがある。
その時の司会が竹内氏であった。
その延長ではあるが、
きっちりと物理的説明がされているので、
わかりやすかった。
ただ文章がくだけすぎている点が
気に入らない人もいるだろう。
私もこのようなくだけ方はあまり好きではないが
最新の話題をわかりやすく説明するというは
必要なことであろう。

2015年8月5日水曜日

61(1277) 悩む力: 2015.08.05

姜尚中著「悩む力」
(ISBN978-4-08-720444-3 C0236)
を読んだ。
新書なので短い文章量で
重要な内容を論じています。
その展開を夏目漱石と
社会学者のマックス・ウェーバーの
書作に基づいて論じている。
自分が若いときに悩み抜いき
それを通り抜けた時突き抜けたという。
その突き抜けた先に、
「横着になる」ことがあったという。
私も、そんな老人になれればいいのだが。

60(1276) 磁極反転: 2015.08.05

伊与原新著「磁極反転」
(ISBN978-4-10-336211-1 C0093)
を読んだ。
いつ起こってもおかしくない現象である。
以前、岩波ジュニア新書で
同じ現象を扱った本は
面白かったが、
それを重厚な小説に仕上げたものだ。
現実の地磁気逆転は
もっとゆっくりと進むであろう。
それは著者も了承の上である。
しかし説としては可能性が残されている。
行政や医療事件も関わってくる。
いろいろな伏線が最後にまとまる。
なかなか面白い小説であった。

2015年7月30日木曜日

59(1275) プロテウス・オペレーション: 2015.07.30

ジェイムズ・P・ホーガン著「プロテウス・オペレーション」
(ISBN978-4-15-011765-8 C0197)
を読んだ。
大作で読むのに時間がかかった。
テーマは、時間旅行、タイムマシーンの話しである。
複雑な構成であるが、
ホーガンなりの決着をつけている。
時間旅行の矛盾をはらんでいる。
アインシュタインなど有名科学者を
多数登場させ、核や原子力の議論をさせる。
科学の謎の一部を解明したりなど
科学的に深い内容も折込まれている。
登場人物が多いので、
私は、理解がなかなか含まらないのが
問題なのだが、
それでも面白かった。

2015年7月20日月曜日

58(1274) チューリングの計算理論入門: 2015.07.20

高岡詠子著「チューリングの計算理論入門
チューリング・マシンからコンピュータ」
(ISBN978-4-06-257851-658(1274) チューリングの計算理論入門: 2015.07.20

高岡詠子著「チューリングの計算理論入門
チューリング・マシンからコンピュータ」
(ISBN978-4-06-257851-6 C0255)
を読んだ。
コンピュータの原理が発想された
その核心的なところを示している。
チューリングマシーンや
オートマトンなどもある。
計算可能性やN=PN問題も
そこにはあることが示している。 C0255)
を読んだ。
コンピュータの原理が発想された
その核心的なところを示している。
チューリングマシーンや
オートマトンなどもある。
計算可能性やN=PN問題も
そこにはあることが示している。

2015年7月19日日曜日

57(1273) 秘密結社にご注意: 2015.07.19

新藤卓広著「秘密結社にご注意」
(ISBN978-4-8002-2494-1 C0193)
を読んだ。
構成が複雑である。
いくつもの話が混在して進む。
そのばらばらの話が少しずつ合わさっていく。
そして最後にすべてがひとつに繋がる。
見事な手腕である。
これが最初の作品だとは思えない力量である。
今後に期待したい。

2015年7月18日土曜日

56(1272) コレクター: 2015.07.18

深津十一著「コレクター
不思議な石の物語」
(ISBN978-4-8002-252-3 C0193)
を読んだ。
「このミステリーがすごい」大賞の
優秀賞を受賞した作品である。
石に関する話しであるが、
ミステリーだろうか、
それともSF、ファンタジーだろか。
ジャンルも少々不思議で
展開も不思議である。
まさに不思議な石の話であった。

2015年7月15日水曜日

55(1271) 工学部ヒラノ教授の青春: 2015.07.15

今野浩著「工学部ヒラノ教授の青春
試練と再生と父をめぐる物語」
(ISBN978-4-7917-6817-2 C0095)
を読んだ。
アメリカの2つの留学と
父の話が書かれている。
苦労と明るさのある最初の留学。
苦労、心労ばかりが募る2度目の留学。
しかし、その留学の研究テーマが
後の研究ネタになるという
どんでん返し。
批判的に見ていた父の人生。
自分の晩年に
実は偉大な業績をもっていたが、
それがまわりの都合で潰された
という話を聞く。
それを父の友人で上司であった人から聞く。
なかなか面白い実話だ。
ただ、少々重複などの編集ミスがあるので
読んでいて混乱した。

2015年7月14日火曜日

54(1270) 工学部ヒラノ名誉教授の告白: 2015.07.14

今野浩著「工学部ヒラノ名誉教授の告白
エンジニアが「物書き」になったワケ」
(ISBN978-4-7917-6726-7 C0095)
を読んだ。
気軽に読める本だ。
ついつい一気に読んでしまう。
今、次の本を読んである。
なぜ物書きにになったのか、
退職後、どのような生活をしているか、
奥さんの介護など、身近な話題を取り上げて、
エンジニアの生活を書いている。

2015年7月12日日曜日

53(1269) 工学部ヒラノ助教授の敗戦:No. 5310 2015.07.12

今野浩著「工学部ヒラノ助教授の敗戦」
(ISBN978-4-7917-6688-8 C0095)
を読んだ。
筑波大学の情報学類の
ややこしい事情により
助教授が荒波に揉まれるはなしである。
似たような話はあちこちの大学で
多かれ少なかれある。
この原稿は、だいぶ前に書かれたそうだが、
あまりにショッキングな内容なの
出さないでくれという願いを受けて
10年間、眠っていたものだそうだ。
部外者としては、
なかなか面白い読み物だった。

2015年7月11日土曜日

52(1268) アメリカ武者修行: 2015.07.11

今野浩著「工学部ヒラノ教授の
アメリカ武者修行」
(ISBN978-4-10-314764-0 C0095)
を読んだ。
この著者の本は面白い。
小説仕立てだが
すべて実話である。
今回はアメリカ留学時代の話を集めたものだ。

2015年7月9日木曜日

51(1267) 大洋に一粒の卵を求めて: 2015.07.09

塚本勝巳著「大洋に一粒の卵を求めて
東大研究船、ウナギ一億年の謎に挑む」
(ISBN978-4-10-126006-8 C0195)
を読んだ。
ウナギの産卵場所を見つけた研究者が
卵を発見するまでの経緯と
その努力を書いたものである。
そしてウナギの保護を
研究者がどう取り組むかの話もある。
フィールドワークの研究手法の
大変さと面白さを伝えるものであった。

2015年7月5日日曜日

50(1266) 眼球堂の殺人~The Book~: 2015.07.05

周期律著「眼球堂の殺人~The Book~」
(ISBN978-4-06-182872-8 C0293)
を読んだ。
密室殺人のミステリーだ。
この手のミステリーは久しぶりだったが、
今は密室ミステリーには興味がなくなっている。
しかし、登場人物が放浪の数学者エルデシュをモデルにしているので
興味があった。
その設定にだけ興味を覚えた。
しかししばらく密室ミステリーは興味が湧かないかも。

2015年7月1日水曜日

49(1265) 櫻子さんの足下には死体が埋まっている: 2015.07.01

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている
白から始まる秘密」
(ISBN978-4-04-101631-2 C0193)
を読んだ。
軽くさらりと読める小説である。
連絡で、櫻子と最初の出会いと
前作から続く伏線が今回もある。
特に広範囲に大きくなる。
なかなか面白い。

2015年6月28日日曜日

48(1264) 国境の雪: 2015.06.28

柴田哲夫著「国境の雪」
(ISBN978-4-04-110375-3 C0093)
を読んだ。
脱北者とそれを助ける情報部員、
さらに追いかける北の人間という単純なストーリだが
そこに中国の2010年から2012年あたりの
現在起こっている事件が次々と話の中に組まれていく。
連載中の実際の事件と
その背景事情が小説なっている。
ストーリの面白さより、
その背景のフィクションが面白い作品であった。

2015年6月20日土曜日

47(1263) 伝え方が9割: 2015.06.20

佐々木圭一著「伝え方が9割」
(ISBN978-4-478-01721-0 C0030)
を読んだ。
典型的なハウツー本である。
しかし、これは使えるかもしれない。
明日の校務に適用してみようか。

46(1262) 創世記機械: 2015.06.20

ジェームズ・P・ホーガン著「創世記機械」
(ISBN978-4-488-66304-9 C0197)
を読んだ。
やはり面白い。
統一場理論を小説の中で作り上げている。
なおかつ定常宇宙説を証明している。
無限のエネルギーを作り上げ、
無敵の武器になっていく。
そこから主人公の科学者が
平和な社会生み出していく。
ホーガンにはハズレはない。

45(1261) 学年ビリのギャル: 2015.06.20

坪田信貴著「学年ビリのギャルが
1年で偏差値を40上げて慶應大学に
現役合格した話」
(ISBN978-4-04-891983-8 C0095)
を読んだ。
昨日の病院の待合室や
自宅で一気に読んだ。
読みやすいのですぐに読めた。
必死に勉強すると
超一流とよばれる私立大学にも
合格できるということを実例で示したものだ。
ビリギャルがユニークなので
楽しく読める。
受験のテクニックも書かれているが
これは人それぞれだろうが。

2015年6月16日火曜日

44(1260) 凶悪: 2015.06.16

「新潮45」編集部編「凶悪
ある死刑囚の告発」
(ISBN978-4-10-1239187-7 C0193)
を読んだ。
映画にもなったノンフィクションである。
編集部が編者になっているが、
実際には、記者の宮本太一が
中心になって死刑囚に対応し、取材し、
事件の裏を撮っている。
また本文も執筆している。
非常におしろい内容であったが、
記者の調査から実際の犯人が捕まえられた。
複雑な人間関係もあるのが、
凶悪な犯人である。

2015年6月14日日曜日

43(1259) 虐殺器官: 2015.06.14

伊藤計劃著「虐殺器官」
(ISBN978-4-15-030984-8 C0193)
を読んだ。
非常に評判のいいSFである。
日本だけでなく翻訳され海外でも
屈指の作品と評価されている。
固有の世界を生み出している。
しかし、私は直前にホーガンを読んでいるので
彼の作品と比べてしまうので、
どうしても見劣りがしてしまう。
夭折の作家だから作品数は少ないが、
あとひとつ長編があるので
入手しておき、いい時期に読んでみたい。

2015年6月7日日曜日

42(1258) 繋がれた明日: 2015.06.07

真保裕一著「繋がれた明日」
(ISBN4-02-264359-5 C0193)
を読む。
病院で少し読みだしたが、
テーマが重い内容で
なかなか読み進められなかったが、
やめられない魅力もあった。
自宅で読み進めたら
だんだん面白くなってやめられなくなり
一気に読んでしまった。

2015年6月6日土曜日

41(1257) 造物主の掟: 2015.06.06

ジェームス・P・ホーガン「造物主の掟」
(ISBN978-4-488-66307-0 C0197)
を読む。
少し読みかけていたものを入院中に読み切る。
ハードSFで設定や世界観を理解するのに
少々時間がかかるが、
それに入り込めば
目指している世界が大きく
圧倒される。
さすがホーガンである。
生命の進化と知性の展開をロボットの世界で描いている。
面白い。
この続編があるので楽しみだ。
ひさしぶりにホーガンを読む。
これの作品の翻訳が
あまり進んでいないのは残念だ。
絶版になりつつあるのもでているので、
少しずつ集めておくことにする。

2015年5月30日土曜日

40(1256) 超訳 種の起源: 2015.05.30

チャールズ・ダーウィン著 夏目大訳
「超訳 種の起源 生物はどのようにして進化してきたのか」
(ISBN978-4-7741-5004-8 C3045)
を読んだ。
ダーウィンの「種の起源」はなかなか読めない本である。
本書によって概略だがあらすじがわかった。
そしてなによりダーウィンの凄さがわかった。
現在私たちが考えている進化の多数の疑問に対して
ダーウィンはすでに深く考えている。
当時、DNAや遺伝、生化学にかんする知識はなかった。
150年も前にこのような考察ができるのである。
同時代のメンデルの情報をダーウィンが知っていたら、
「種の起源」はもっとすごい本になっていただろう。
知識人の知性の確かさは素晴らしいいものである。
一方、生物学は精緻にはなっているが、
ダーウィンの疑問に関して、
まだ答えを出せていないのは、どういうことだろう。
それは、生物学、進化ということの難しさだろうか。
それとも知性の足りなさのためだろうか。
今後、本編も参照しながら再確認をしたい。

2015年5月27日水曜日

39(1255) ポアンカレ予想: 2015.05.27

ジョージ・G・スピーア著「ポアンカレ予想
世紀の謎を掛けた数学者
解き明かした数学者」
(ISBN978-4-15-208885-7 C0041)
を読んだ。
なかなか手ごわい本であった。
数学的な解説が難しかったが
興味深かった。
ポアンカレがどのように予想を生み出し、
ベレルマンが最終的に解くまでの話しが
詳しく描かれている。
トポロジーの数学的背景を
それに関わった数学者の経歴と
その貢献を書いている。
なかなかおもしろかった。

2015年5月20日水曜日

38(1254) プリンキピアを読む: 2015.05.20

和田純夫著「プリンキピアを読む
ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか?」
(ISBN978-4-06-257638-3 C0242)
を読んだ。
プリンキピアの数学的証明の
重要な部分を解説している本である。
部分的微積分を使ってはいるが
証明のすべては
幾何学的に証明している。
それだけでもスゴイことなのに、
二十歳過ぎの短期間に
この証明のすべてを成し遂げていることがスゴイ。
やはり天才的だったのだ。
素晴らしい集中力である。
そして、ニュートンも
時代の中に生きていた。
歴史の流れや学説に影響されて
プリンキピアを書いていることもわかる。

2015年5月17日日曜日

37(1253) 大絶滅: 2015.05.17

デイヴィッド・M・ラウプ著「大絶滅
遺伝子が悪いのか運が悪いのか?」
(ISBN4-89203-265-4 C0045)
を読んだ。
原本は1991年発行で
かなり古い本であるが
述べていることは面白い。
ただし、5回の大絶滅が
すべて隕石説や地球外原因の説であるが
現代ではかなり否定的である。
当時と比べて、現在では白亜紀末の大絶滅は
隕石説が有力でP-T境界は地球内の
複雑な要因の組み合わせである
「プルームの冬」説が主力となっている。
この本での重要なキーワード;
種分化と系統の変遷の違い(ダーウィンの誤解)
弾幕の戦場:種はランダムに殺戮された
殺戮曲線:待ち時間ごとの殺戮種数の平均値の図
絶滅の選択制:相関が偶然によってだけもたらされる可能性
系統性の制約:進化には既存の構造に重要でない変化しか加えられない
ギャンブラーの破産問題:胴元の資金に比べて
ギャンブラーの資金は少ないので破産するのはギャンブラーである

2015年5月11日月曜日

36(1252) 宇宙人の探し方: 2015.05.11

鳴沢真也著「宇宙人の探し方
地球外知的生命探査の科学とロマン」
(ISBN978-4-344-98328-1 C0295)
を読んだ。
あまり期待せずに読んだが、
なかなか面白かった。
科学者がどのような思い出SETIをやっているのか。
ただし、本格的な科学にはならない。
本業でするのはほんの一部の
恵まれた条件を持っている人になるだろう。
しかし、多人数が興味を持っていることも確かだ。
なかなかおもしろかった。

2015年5月10日日曜日

35(1251) E=mc2: 2015.05.10

ディヴィッド・ボダニス著「E=mc2
世界一有名な方程式の「伝記」」
(ISBN978-4-15-050371-0 C0142)
を読んだ。
有名な式E=mc^2に関する
いろいろな科学的背景、科学者の思い、
科学の歴史的背景などを紹介している。
まとまりがなさそうにみえたが、
それなりに読めたのは
作者の腕力であろう。
また、注が90ページ近くあり、
それもなかなか読み応えのあるものであった。

2015年5月3日日曜日

34(1250) フーコーの振り子 2015.05.03

アミール・D・アクゼル著「フーコーの振り子
科学を勝利に導いた世紀の大実験」
(ISBN4-15-208680-7 C0040)
を読んだ。
コペルニク、ケプラー、ガリレオなど西洋科学者で
宗教の呪縛に悩み、修正、格闘した人がいる。
しかし、彼は地球が太陽の周りを回っていることを
万人がわかる形で示したわけではない。
一番わかりやす方法は、
フーコーの振り子だろう。
コリオリの力を示すことで、
地球の自転を示すのだ。
この実験は一目瞭然。
バチカンもやがてはこの実験を受入た。
しかし、この実験を提示したフーコーは
フランスで不遇時代が長かった。
それは学閥、学歴、肩書など因襲によるもので
実力、実績での評価を嫌ったからだ。
しかし、フーコーを支持した大物たちもいた。
ナポレオン3世やアラゴーだ。
時代を感じさせる。
最後に感想を。
アクゼルの本なのに、
フーコー自身の履歴や業績に関するストーリーが不鮮明だ。
それが残念だ。

15(1231) 黄昏の光と影: 2015.03.03

柴田哲孝著「黄昏の光と影」
(ISBN978-4-334-92923-7 C0093)
を読んだ。
年配と若手の刑事が
独居老人の孤独死を探る。
その部屋には発行化した女性の死体もあった。
探るといろいろな歴史といくつも事件があった。
柴田氏の作品としては、
緻密津田があまり個性がない作品となっている。
少々残念だ。
主人公の個性が明確な作品が好みである。

2015年4月28日火曜日

33(1249) WOLF: 2015.04.28

柴田哲孝著「WOLF ウルフ」
(ISBN978-4-04-102740-0 C0093)
を読んだ。
ニホンオオカミの存在を思わせる兆候があり、
実際にオオカミの存在が明らかになる。
しかしそれは純粋のニホンオオカミではなかった。
自然の摂理によって絶滅するが、
その摂理として
本物のニホンオオカミの存在が
あったかもしれないという終わりになる。
この本の存在は知らなかったが、
長男が読みたいというので購入した。
一連の柴田氏の作品は読んでいるので、
読めてよかった。

2015年4月25日土曜日

32(1248) 無駄学: 2015.04.25

西成活裕著「無駄学」
(ISBN978-4-10-603623-1 C0334)
を読んだ。
前著、渋滞学は面白かった。
しかし、こちらは内容的、レベル的にもうひとつだ。
アッと思うような原理や
事実が書かれているわけではない。
無駄をとるためのハウツー本に
なってしまっている気がする。
もう少し学問にして欲しかった。

31(1247) NHK考えるカラス: 2015.04.25

NHK「考えるカラス」製作班編「NHK考えるカラス
「もしか?」からはじまる楽しい科学の考え方」
(ISBN978-4-14-011336-3 C0040)
を読んだ。
NHKのEテレでやっていた科学番組だ。
現在も放送中である。
なかなかおもしろい番組だ。
その番組で募集した
読者からの答えを集めて作成された本だ。
番組ではいろいろ不思議な実験をして、
その実験の答えを述べる途中で切って
あとは自分で考えるという番組だ。
分からないという不満が残るが
それが科学の好奇心を生むのだろう。

2015年4月21日火曜日

30(1246) 心は量子で語れるか: 2015.04.21

ロジャー・ペンローズ著「心は量子で語れるか
21世紀物理の進む道をさぐる」
(ISBN4-06-257251-6 C0242)
を読んだ。
面白いが、難しい。
天才数学のペンローズが、
難解な数学物理から心を語る。
量子重力の理論には
不完全さがあり、
それを目指すべきだという。
切り口が独自でシャープである。
これがペンローズの入門書だから、
次は「皇帝の新しい心」だが、
これがなかなか大変そうなんだが、
いずれチャレンジしたい。

2015年4月16日木曜日

29(1245) 時空と生命: 2015.04.16

橋元淳一郎著「時空と生命
ー物理学思考で読み解く主体と世界ー」
(ISBN978-4-7741-4042-1 C3042)
を読んだ。
前著の「0と1から意識は生まれるか」
の詳細版、発展版である。
前著は読み物風の書き方であったが、
今回の作品は論文調に書いている。
図も多用されている。
なかなかいいが、
少々理解できないところがある。
しかし、重要な指摘をしていると思える。

2015年4月12日日曜日

28(1244) 0と1から意識は生まれるか: 2015.04.12

橋元淳一郎著「0と1から意識は生まれるか
意識・時間・実在をめぐるハッシー式思考実験」
(ISBN978-4-15-050360-4 C0140)
を読んだ。
面白い。
時間を自然、宇宙とどういう関係にあるのか。
それは意識があるから存在するということ。
それを物理的に、どう示すか。
非常の面白いアプローチである。
非常に刺激を受けた。
もう一冊より議論を進めた本があるので
それを読み進めることにする。

2015年4月7日火曜日

27(1243) 公認「地震予知」を疑う: 2015.04.07

島村英紀著「公認「地震予知」を疑う」
(ISBN4-7601-2488-8 C0036)
を読んだ。
大震法は予知が可能である
という前提で成立している。
東海地震も同様だ。
しかし現状では、予知はできないことは
阪神淡路地震、新潟中越地震、東日本地震など
失敗例はいっぱいある。
科学的には予知は不能であることは明らかだ。
それでも政府は言葉を微妙に変えながら
予算をつぎ込んでいる。
その分前に預かっている研究者もいる。
原子力と同じ構造ではないか。
そんなことを警告を発している本である。

2015年4月4日土曜日

26(1242) 偶然の確率: 2015.04.04

アミール・D・アクゼル著「偶然の確率」
(ISBN4-90288-66-5 C0041)
を読んだ。
アクゼルの著書でなおかつ専門としている
確率の本なので期待して読んだ。
短いエッセイのようなもので
確率を簡単に紹介する内容であった。
少々物足りなかった。
できれば、しっかりとした確率の歴史や意義を
紹介する本を書いて欲しいものだ。

25(1241) アンモの地球生命誌: 2015.04.04

小川隆章著「アンモの地球生命誌」
(ISBN978-4-575-30548-7 C0079)
を読んだ。
アンモナイトを主人公にした
生命誌を綴ったものだ。
古代の生物を精密に描いている。
古生物への慈しみを感じる。
全体として生命の連鎖、進化を
考える内容になっている。
ただし、個々の話しは短く深みがなく
もう少しストーリーに仕掛けが欲しかった。

2015年4月2日木曜日

24(1240) 葬式は、要らない: 2015.04.02

島田裕巳著「葬式は、要らない」
(ISBN978-4-344-98158-4 C0295)
を読んだ。
葬式仏教がなぜ生じたのが。
簡素な葬式をするにはどうすればいいのか。
戒名はどうつけるか。
そんな知っているようで知らないことが
わかり幼スク紹介されている。
日本の仏教を中心とした
宗教土壌について考察されている。
軽く読めて面白かった。

2015年4月1日水曜日

23(1239) ウラニウム戦争: 2015.04.01

アミール・D・アクゼル著「ウラニウム戦争
核開発を競った科学者たち」
(ISBN978-4-7917-6526-3 C0040)
を読んだ。
ウランと核、放射能に関する研究者の苦闘。
ウランがエネルギー源や兵器として
使えることを気付き
それを実用化する過程。
核分裂のエネルギーを兵器として利用する過程。
非常にドラマチックに述べられた
ノンフィクションである。
さすがアクゼルと思えるものだ。
しかし、少々訳が気になるとこがあったが。