2002年9月16日月曜日

48 海馬: 2002.09.16

池谷祐二・糸井重里著「海馬」
(ISBN4-255-00154-5 C0095)
を読んだ。

これは、非常に勇気付けられる本であった。
それは、脳は一杯使っても大丈夫、
30歳過ぎても脳は成長するなどのと書かれているからである。

各章のまとめから
・新鮮な始点で世界をみることを意識すること
・脳の本質は、ものとものとをむすびつけること
・すっとパーをはずすと成長できる
・30歳過ぎてから頭はよくなる
・脳は疲れない
・脳は刺激がないことに耐えられない
・脳は見たいものしか見えない
・脳の成長は非常に早い
・海馬は増やせる
・旅は海馬を鍛える
・脳に逆らうことがクリエイティブ
・やり始めないと、やる気が出ない
・寝ることで記憶が整理される
・生命の危機が脳をはたらかせる
・センスは学べる
・予想以上に脳は伸びていく

「脳の能力とは、煎じ詰めれば情報の保存と情報の処理なんだ」

「脳が経験メモリーどうしの似た点を探すと、
「つながりの発見」が起こって、
急に爆発的に頭の働きがよくなっていく」

「脳の記憶の仕方にとって、
とっても大切な特色は「可塑性」のんです」 

「海馬にとっていちばんの刺激になるのが、
まさに「空間の情報」のです」

「認識を豊富にしてネットワークを密にしていく」ということが
クリエイティブな仕事というものに近づいてくヒント」

「人生においてやりかけのことだけが募ってくると、
当然、誇りは生まれないだろうと思います。
誇りを生むには、
ちょっとでも完成したものを残しておく」