2007年1月8日月曜日

4(290) クマムシ?!: 2007.01.08

鈴木忠著「クマムシ?!」
(ISBN4-00-007462-8 C0345)
を読んだ。
驚異的な生命力を持つクマムシの話だ。
しかし、私たちが聞いているクマムシの不死身説は、
一部は本当であるが、多くは尾ひれのついた
噂話が多いようだ。
面白いことにクマムシの研究者は少なく、
研究史もあまりなかったようだ、
現在では研究者もでてきたようだ。
クマムシは樽状になって休眠するが、
生きているが代謝をしない状態になって、
悪い環境を生き延びる。
その状態のことをクリプトビオシスと呼ぶ。
「潜伏生命」や「隠蔽生活」などと訳されているらしいが、
正式訳はないようだ。
鈴木氏も私より少し若いが、
今までの研究テーマを変更して、
40歳のときにクマムシの研究に入ったようだ。
それまでいくつ研究テーマを変えてきたようだ。
なかなか共感を覚える姿勢である。