2007年1月14日日曜日

6(292) 天の瞳 あすなろ編II: 2007.01.14

灰谷健次郎著「天の瞳 あすなろ編II」
(ISBN4-040873512-8)
を読んだ。
とうとう最後の巻となった。
著者が昨年暮れに亡くなったので、
この続きをもう読むことはできない。
この巻の終わり方からすると、
著者はもっと続きを書くつもりであったはずだ。
主人公はまだ中学生で、
ここ数巻で大きなテーマとなったいものだ、
まったく解決していいない。
そして、この巻で生じた問題も解決していた。
読者としては、非常に欲求不満となる。
もしかすると、著者は続きを書いていたかもしれないが、
その存在は発行されない限り読者は知りようがない。
この本はいたるところ中途半端な状態なので、
完結の形で評価したかった。