2019年3月2日土曜日

022(1728) 恩讐の鎮魂曲:2019.03.02

中山七里著「恩讐の鎮魂曲」
を読んだ。
前作で、自身が凶悪犯であったことを公開したので
今後の作品の展開が非常に難しいと思われた。
しかし、中山氏は新たな作品が出てきた。
御子柴礼司がかつての恩師ともいうべき
少年院時代の教官を救うために弁護をする。
しかし教官は、殺人を犯したことを自身で認め、
正当な罰で裁かれることを望んでいる。
御子柴は弁護で無罪を主張するが、
その方法は緊急避難を用いている。
何度もの大小のどんでん返しが仕組まれている。
さすがに、中山氏は面白い。