2020年12月9日水曜日

099(1949) 人類と気候の10万年史:2020.12.09

中川毅著「人類と気候の10万年史 

過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか」

を読んだ。

水月湖の年縞の研究者のまとめた

気候変動の研究成果である。

専門は花粉化石による環境解読だ。

14万年分の1年毎の記録が

日本の福井県に存在している。

その地の14万年分の

その時代の物質が手に入る。

非常に貴重である。

現在の分析技術をもってすれば

年単位の情報が読み取れる。

氷期と間氷期の変化、

最終氷期から間氷期への変化が

詳細に読み取れる。

そこから何を考え、どう行動するのかは

現在の人類に与えられた使命だ。