中川毅著「人類と気候の10万年史
過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか」
を読んだ。
水月湖の年縞の研究者のまとめた
気候変動の研究成果である。
専門は花粉化石による環境解読だ。
14万年分の1年毎の記録が
日本の福井県に存在している。
その地の14万年分の
その時代の物質が手に入る。
非常に貴重である。
現在の分析技術をもってすれば
年単位の情報が読み取れる。
氷期と間氷期の変化、
最終氷期から間氷期への変化が
詳細に読み取れる。
そこから何を考え、どう行動するのかは
現在の人類に与えられた使命だ。