地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
尾上哲治著「大量絶滅はなぜ起きるのか 生命を脅かす地球の異変」を読んだ。三畳紀末2億0150万年前に起こった大絶滅の研究である。この時期に80%の種の絶滅が起こった。いくつかのキーにるような事件が見つかっているがその因果関係がはっきりしない。そこに自身の仮説をもちこみ説明していく。地質学者が書いた一般向けの解説書である。仮説も確定的なく答えが出ていないので少々欲求不満になる。