地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
牧野武文著「そろばん、計算尺、機械式計算機: ネーピアの対数とパスカルの計算機 レトロハッカー」を読んだ。桁数の大きな掛算、割算をいかに簡単にするか。天文学者たちは苦労していた。そこで、ネーピアは、最初ネーピアの骨を発明しその後、対数を使うことで足し算引き算に還元できることを発見した。それが計算尺へとつながった。またパスカルも機械式計算機を発明した。原理は素晴らしいものであったが、商品化したがほとんど普及しなかった。