地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
笹本稜平著「駐在刑事」を読んだ。主人公の江波は警視庁捜査一課の刑事であった。参考人が疑われたことを苦に取りしべ中に自殺した。管理官から、その責任を取らされた。所轄の刑事に左遷とされたが奥多摩の水根駐在所に空きがあったので刑事をやめて駐在所勤務になった。そこで次々と起こる事件に取り組んでいく。田舎の人情や奥多摩の景色や山の描写も多い。短編集であるが、なかなかいい。