2002年1月16日水曜日

4 ランダムな世界を究める:2002.1.16

米沢富美子・立花隆著「ランダムな世界を究める」(ISBN44-582-76409-6 C0350)を少し前に読んだ。物性物理学者の米沢氏への立花隆のインタビューである。10年前に発行された書籍が、平凡社ライブラリーとして復刊されたものである。内容は最先端の部分では古くなっているかもしれないが、門外漢には新鮮に感じた。米沢氏には、10数年前にあっている。私はまだ、ポスドクの身で、あるコンファレンスのオーガナイザーに当時の指導教官がなっていたので私も手伝いとして借り出された。このコンファレンスの招待講演で米沢氏が話をした。それを舞台裏から聞いていた。講演内容は全く理解できなかったが、彼女のシャープさとあっけらかんとしたおおらかさが印象に残った。