地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
牧野武文著「日米原子爆弾開発競争: 仁科芳雄のニ号研究と米国のマンハッタン計画 レトロハッカーズ」を読んだ。原子爆弾の開発の日米の様子をまとめたものである。日本でも理研と大阪大学で開発を進めてきた。しかし、いくつもの難しい技術開発が必要になるが、アメリカは膨大な経費と人材を注ぎ込んで開発を進めていった。日本は技術的に不可能という判断で開発を中止した。その結果が、広島と長崎につながった。