地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
安達瑶著「闇猫・冴子 アンダーワールド」を読んだ。冴子は家出少女を通じて貧困ビジネスと関わりができた。貧困ビジネスの現場のドヤ街では福祉のNPOや医療従事者がいた。そこにも搾取するものや、良心によるボランティアもいる。貧困ビジネスを取材していたジャーナリストが殺される事件が起こる。貧困ビジネスの背景にさらに酷い貧困医療があった。無用な医療、過剰の医療、時には手術の失敗も有耶無耶にされている。そんな病院に冴子が関わっていく。