地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
今野敏著「最後の戦慄」を読んだ。 21世紀後半の未来を舞台にした小説である。内容はかなり現在の延長線上にある。二組のテロリストの戦いである。前作があったのようだが、本作だけでも面白かった。だが前半の緻密さに比べると後半があまりに端折り過ぎである。後半だけでも、もう一冊になりそうなのに非常に残念である。