地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
高田崇史著「QED ~ventus~ 熊野の残照」を読んだ。熊野の三山を巡りながら、同行した薬剤師の禮子の独白が並行する。独白の記述に矛盾が生じる。その謎は最後に明かされていく。禮子の謎と熊野の謎がシンクロしていた。なかなかおもしろい。