地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
麻野涼著「叫ぶ臓器」を読んだ。上海の日系の会社の食品管理部門の責任者が帰国直後に不審な死を遂げた。雑誌の記者が政治家を密着していた。その取材直後に事故に遭う。重症であったが、無事であった。以前から取材していた臓器移植を紹介するNPOの取材をしていた。すると事故の関係者とNPO、暴力団、移植医、上海の病院、政治家などの関係がだんだん明らかになってきた。移植に関する医療サスペンスである。