地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
麻野涼著「死の刻」を読んだ。有名進学校の私立高校に爆破の脅迫電話があった。実際に爆破が起こり、1、2年生と教職員が人質になる。要求は20年ほど前に起こった、中国での修学旅行の列車事故の真相の告白である。その事故については、被害者との裁判で最高裁で決着を見て無罪となっている事件であった。犯人が絞られ、事故の真相を明らかになっていく。