地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
香月日輪著「妖怪アパートの幽雅な日常1」を読んだ。両親をなくし、親戚のうちで中学校生活を送っていた。高校に入る時、寮のある学校を選んで独立を目指した。ところが、入学前に寮が火事になる。しかたな寮が建て替えられる半年のくアパートに入る。格安のアパートは妖怪アパートだった。半年の妖怪アパートの生活とその後の寮生活は大きく異なってきた。寮や高校の学生たちとの対話に物足りなさを感じた。アパートには濃厚な、親身のコミュニケーションがあった。