2024年12月30日月曜日

099(2307) 暗黒調書:2024.12.307

安達瑶著「闇猫・冴子 暗黒調書」
を読んだ。
ある街の小学校のPTAで保護者同士が
いじめをしたことで自殺があった。
2つ目の自殺も起こった。
そこにシングルマザーの親子が転校してくる。
その親がこのシリーズの冴子が
遺族から仕事を受けて真相究明と
復讐も請け負っていた。

2024年12月27日金曜日

098(2306) 闇の争覇:2024.12.27

今野敏著「歌舞伎町特別診療所 闇の争覇」
を読んだ。
素手、相手を惨殺する人物が現れた。
中国人であることしかわからない。
事件後、犬養の診療所で治療を受けていた。
フルコンタクトの元選手で指導員が
その中国人と以前対戦していた。
警察、格闘家、医師が入り乱れていく。

2024年12月26日木曜日

097(2305) 熊野の残照:2024.12.26

高田崇史著「QED ~ventus~ 熊野の残照」
を読んだ。
熊野の三山を巡りながら、
同行した薬剤師の禮子の独白が並行する。
独白の記述に矛盾が生じる。
その謎は最後に明かされていく。
禮子の謎と熊野の謎がシンクロしていた。
なかなかおもしろい。

2024年12月19日木曜日

096(2304) アンダーワールド:2024.12.19

安達瑶著「闇猫・冴子 アンダーワールド」
を読んだ。
冴子は家出少女を通じて
貧困ビジネスと関わりができた。
貧困ビジネスの現場のドヤ街では
福祉のNPOや医療従事者がいた。
そこにも搾取するものや、
良心によるボランティアもいる。
貧困ビジネスを取材していた
ジャーナリストが殺される事件が起こる。
貧困ビジネスの背景に
さらに酷い貧困医療があった。
無用な医療、過剰の医療、
時には手術の失敗も有耶無耶にされている。
そんな病院に冴子が関わっていく。

2024年12月14日土曜日

095(2303) 迎撃 :2024.12.14

今野敏著「迎撃」
を読んだ。
フリーの記者である柴田は
バブル崩壊後、
仕事が減りだし食い詰めていく。
一念発起して紛争地に入ることにした。
そこでシンゲンという日本人傭兵のことを聞く。
シンゲンを求めて世界の紛争地に出向いていく。
出会ったが、すぐに戦闘訓練を受ける。
紛争地で取材するための基礎要素という。
実際の紛争に参加して、兵士の体験をしていく。
単なるフリーの記者が
ジャーナリストへと変化していく物語である。

2024年12月12日木曜日

094(2302) 赤い密約 :2024.12.12

今野敏著「赤い密約」
を読んだ。
空手家の仙堂がロシア支部に指導にいった。
そしてテレビ出演していた時、
大統領の反対派がテレビ局を占拠した。
その反対派の中にマフィアが混ざっており、
ビデオテープを探していた。
テープをとったジャーナリストが
マフィアに拉致される前、
仙堂にテープを預けていく。
仙堂は約束により、
日本のメディアでその映像を
放映してもらおうと画策する。
反社会的勢力に狙われはじめる。
日露を舞台にした物語である。

2024年12月10日火曜日

093(2301) 日米原子爆弾開発競争 :2024.12.10

 牧野武文著「日米原子爆弾開発競争:
仁科芳雄のニ号研究と米国のマンハッタン計画 レトロハッカーズ」
を読んだ。
原子爆弾の開発の日米の様子をまとめたものである。
日本でも理研と大阪大学で開発を進めてきた。
しかし、いくつもの難しい技術開発が必要になるが、
アメリカは膨大な経費と人材を注ぎ込んで
開発を進めていった。
日本は技術的に不可能という判断で開発を中止した。
その結果が、広島と長崎につながった。

2024年12月9日月曜日

092(2300) ボーダーライト:2024.12.09

今野敏著「ボーダーライト」
を読んだ。
神奈川県内で少年犯罪が増加している。
県警の二人組が所轄の薬物取引で
高校生を逮捕した。
その学生の捜査で、
役小角が降臨している高校生に出会う。
少年犯罪の若ものには、
人気バンドのスカGが共通しているようだ。
警察と伝奇が混在した小説となっている。

2024年12月6日金曜日

091(2299) 最後の封印:2024.12.06

今野敏著「最後の封印」
を読んだ。
「最後の戦慄」の前の作品である。
HIVの進化して、それに感染した人から
新しいの人類らしきもの(ミュウ)が生まれた。
額に瘤があるのが特徴だが、
国はミュウを守り、抹殺しようとするグループが
ミュウ・ハンターを雇っていく。
ミュウ・ハンターのアキヤマたちが
国の防疫部隊と対決していく。
だが終わりがあっけないので
少々残念だった。

2024年12月3日火曜日

090(2298) 最後の戦慄:2024.12.03

今野敏著「最後の戦慄」
を読んだ。
21世紀後半の未来を舞台にした小説である。
内容はかなり現在の延長線上にある。
二組のテロリストの戦いである。
前作があったのようだが、
本作だけでも面白かった。
だが前半の緻密さに比べると
後半があまりに端折り過ぎである。
後半だけでも、もう一冊になりそうなのに
非常に残念である。