2021年6月6日日曜日

043(1996) 嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子:2021.06.03

松崎有理著「嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子」

を読んだ。

マイナーな生物種の分類学で博士号を取得したシーノは、

研究職を探すが、就職できない。

またコミュニケーション能力が低いでの

通常の職も見つからない。

そんな張り紙で見つけたのが、蛇足軒の秘書のアルバイトであった。

蛇足軒は、嘘つきの家元で、特命就職相談員でもあった。

しかし、よく読むと、この小説の世界は

われわれの世界とは違っているのがわかる。

短編連絡であったが、不思議で、

でもどこかほっこりするような小説であった。