地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
松崎有理著「嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子」
を読んだ。
マイナーな生物種の分類学で博士号を取得したシーノは、
研究職を探すが、就職できない。
またコミュニケーション能力が低いでの
通常の職も見つからない。
そんな張り紙で見つけたのが、蛇足軒の秘書のアルバイトであった。
蛇足軒は、嘘つきの家元で、特命就職相談員でもあった。
しかし、よく読むと、この小説の世界は
われわれの世界とは違っているのがわかる。
短編連絡であったが、不思議で、
でもどこかほっこりするような小説であった。