地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
今野敏著「呪護」を読んだ。警察小説と伝奇小説を合体したものである。特別な宗教での争いを背景にした傷害事件が起こる。加害の男子高校生と、被害少女高校生、被害者であり加害者である高校教師がいる。それぞれの証言が噛み合わず、事情があり、それが宗教を背景になっている。今野敏の小説は面白い。