地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
久住四季著「異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき」を読んだ。「羊たちの沈黙」を思わせる。しかし主人公は新米刑事の氷膳莉花である。知り合いの管理官から内密に犯罪者への接触を依頼される。犯罪者は大学の准教授で気鋭の犯罪心理学で自身のデータ収集のために犯罪も辞さず、死刑判決を受け、医療刑務所の特別室「研究室」に隔離さている。その知識のプロファイル力は優れている。そのプロファイルに基づいて犯人にたどり着くが、犯人が殺された。謎が深まっていく・・・。