地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
今村翔吾著「じんかん」を読んだ。人間と書いて「じんかん」と読むと意味が変わってくる。極悪人とされた松永弾正の生涯を全く別の視点で捉えた作品である。多聞丸と日夏たち親をなくした子どもたちが生きるすべを求めて追い剥ぎになる。そんなとき、二人の兄弟の少年を救った。その一人が後の弾正になる。少年の気持ちをそのままもっていたというモチーフである。後半の歴史描写は積まれたが全体的に興味が尽きない物語となっていた。