2021年8月28日土曜日

064(2017) ノイマン・ゲーデル・チューリング:2021.08.28

高橋昌一郎著「ノイマン・ゲーデル・チューリング」

を読んだ。

ノイマンとゲーデルの内容は、

以前読んだ新書と同じような気がした。

最後にその旨、書いてあったが

商品として出版するのはいかがものだろうか。

しかし、内容にしては、重要論文の邦訳があった。

ゲーデルの論文は不明だったが、

他の二人は言いたいこと、

重要性がなんとなくわかった。

2021年8月24日火曜日

063(2016) 警察庁広域機動隊:2021.08.24

六道慧著「警察庁広域機動隊」

を読んだ。

以前の警察庁α特務班が

警察庁広域機動隊と改組され、

内容もシーズン2に入った。

組織の人員の2名が入れ替わった。

問題のある3名が加わった。

東電OL殺人事件をモデルにしたようだ。

渋谷のスクランブル交差点での死亡から

ミステリーがはじまる。

なかなか面白い。

2021年8月21日土曜日

062(2015) カラス屋、カラスを食べる:2021.08.21

松原始著「カラス屋、カラスを食べる 動物行動学者の愛と大ぼうけん」

を読んだ。

カラス、あるいは鳥類の研究者の野外調査を中心とした話題だ。

野外調査に派生した、共同研究、アルバイトなど

私の若い時の経験とシンクロするようで楽しめた。

061(2014) 小鳥を愛した容疑者:2021.08.21

 大倉崇裕著「小鳥を愛した容疑者」

を読んだ。

警視庁捜査一課の刑事、須藤は

銃撃を受けて負傷した。

そのリハビリをかねて、警視庁総務部総務課

“動植物管理係”に配属される。

そこには新米だが動物に関わる不思議な経歴をもった

動物に詳しい薄刑事がいた。

二人が動物に関する事件を解決していく。

いろいろな動物の習性に関連した短編集である。 

2021年8月18日水曜日

060(2013) フォン・ノイマンの哲学:2021.08.18

 高橋昌一郎著「フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔」

を読んだ。

ノイマンの生涯を追いながら、

天才的、超人的な膨大な業績の概略が

紹介されている。

読むと驚異的であるころがわかる。

著者は哲学といっているが、

その時代における考え方、思考過程であろう。

しかし、それが面白い。

2021年8月13日金曜日

059(2012) オチケン!:2021.08.13

大倉崇裕著「オチケン!」

を読んだ。

大学入学早々、廃部直前のオチケンに入部させられた越智健一。

2名しかいない先輩のうち

ひとりはうまい落語をする。

もうひとりの先輩は正体不明。

オチケンには次々とトラブルが持ち込まれ

それを先輩ともども解決していく。

短編連作だが面白い。

2021年8月10日火曜日

058(2011) ちいさなくふうとノート術:2021.08.10

Marie著「ちいさなくふうとノート術: 

ごちゃごちゃの頭を整理して楽しく暮らす私のノートの使い方」

を読んだ。

主婦でブロガーの著者が、自分の語学学習や子育てなどで

アナログの手帳を中心としてスケジュール管理で成功したという内容。

デジタルのスケジュラーも併用している。

短いので一気に読めた。

自身の方法と似ているところもある。

057(2010) 東京ダモイ:2021.08.10

鏑木蓮著「東京ダモイ」

を読んだ。

現在とシベリアの捕虜収容所の出来事がシンクロする。

舞鶴でロシア人女性が絞殺される。

同行していた男性が行方不明になる。

まだ自主出版を申し込んだ男性も行方不明になる。

自主出版の編集者と警察が謎解きをする。

江戸川乱歩賞受賞作なのでなかなか読み応えがある。 

2021年8月4日水曜日

056(2009) 宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 5:2021.08.04

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 5」

を読んだ。

粛清者との全面対決にそなえて、

途上種族への試験が実施された。

地球士官学校生は優秀な成績であった。

また恵一らの活躍により、

地球軍はケイローン軍に組み込まれ、

地球人の階層のいちランク上がる。

ストーリは途中で終わっている。

今後を想像してほしいということなのだろうか。

それとも続編は今後書かれていくということなのだろうか。

一応全17巻を読破した。

2021年7月31日土曜日

055(2008) 警察庁α特務班 ラプラスの鬼:2021.07.31

六道慧著「警察庁α特務班 ラプラスの鬼」

を読んだ。

今回は江戸川署での事件である。

女児のスカートと体液のついた毛布が

ダンボールから見つかった。

以前に時をあけて起こった

誘拐された二人の女児のものであることが

確かめられた。

数年を隔て起こった事件である。

ところが20年以上昔に、

女児の誘拐の類似事件があることがわかった。

関連あるのだろうか。

いくつもの事件が重なりながら

謎が解決されていく。

2021年7月28日水曜日

054(2007) 宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 4:2021.07.28

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 4」

を読んだ。

第5惑星に残された救命パレットが海底から見つかった。

そこには恵一を訴追した少将が含まれていた。

しかしそのパレットを自身が残り救助することにした。

無事救助されるまでのストーリになる。

2021年7月23日金曜日

053(2006) キメラの刻印:2021.07.23

六道慧著「警察庁α特務班 キメラの刻印」

を読んだ。

今回は赤羽署が舞台となる。

小動物の虐殺、高齢者の売買春事件、

高齢者のストーカー事件

いろいろな事件が重なっていく。

紅白梅のキメラから事件は

不思議な展開を見せる。

今回も社会問題を指摘した内容となっている。

2021年7月19日月曜日

052(2005) 宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 3:2021.07.19

 鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 3」

を読んだ。

抗命行為により訴追を受けたため

地球に戻され自粛していた。

その時、士官養成学校での実践練習の相手をする。

別の軍に、第二次長距離偵察作戦が行われたが、

失敗に終わり、かなりの数の敗残兵が

アンドロメダ銀河に残された。

訴追をが免れた圭一は

救援部隊の司令官に抜擢される。

次々とストーリが展開する。

2021年7月14日水曜日

051(2004) 反撃のマリオネット発:2021.07.14

六道慧著「警察庁α特務班 反撃のマリオネット」

を読んだ。

荒川署に移動して活動をする。

児童の殴打事件が起こる。

またスクールハラスメントの相談が以上に多くなったが

誰から偽のホームページを作成していた。

実際に中学校でハラスメントが起こっていたようだ。

婚姻ロッカーに嬰児のミイラが発見される。

今回のαチームのテーマは、

スクールハラスメントという重いものであった。

2021年7月3日土曜日

049(2002) ペルソナの告発:2021.07.03

六道慧著「警察庁α特務班 ペルソナの告発」

を読んだ。

前作からの続きである。

パーフェクトサイコパスと呼ばれるような犯人。

目星はついているが

なかなか決めていがない。

しかし、対立していた隣人の死から

一気にエンディングに向かう。

多数の伏線が回収されながら

思わぬ展開で終わってくる。

おもしろい。

このシリーズは続くので期待できる。

2021年6月26日土曜日

048(2001) 宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 1:2021.06.26

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 1」

を読んだ。

前シリーズから新しい展開となる。

粛清者への偵察部隊を辺境星域の途上種族で組織する。

粛清者の艦に偽装して、潜入するために訓練をする。

また滅亡を免れた地球では

地球の乱れた環境の改造と

次世代の士官の育成も行われている。

新たなシリーズの展開の序章となる巻である。

2021年6月22日火曜日

047(2000) 三人目の幽霊:2021.06.22

大倉崇裕著「三人目の幽霊 落語シリーズ」

を読んだ。

出版社に就職した間宮緑が、

配属は「季刊落語」で自分もふくめて

たった2名の編集部である。

落語家、落語のネタなどをテーマにした

短編集である。

なかなか面白い。

2021年6月18日金曜日

046(1999) でたまか 終劇追幕篇:2021.06.18

鷹見一幸著「アウトニア王国拾遺録3 でたまか 終劇追幕篇」

を読んだ。

いよいよ全16巻の最後である。

短編集だが、多くはザナックスの戦いの

終わったあとを舞台にした物語である。

すべて話すのがライトノベルの書き方だそうだ。

著者はすべてを物語にしてしまうのではなく、

読者の想像に任せるという終わり方である。

この考え方もありだろう。 

2021年6月15日火曜日

045(1998) 迎撃せよ:2021.06.15

福田和代著「迎撃せよ」

を読んだ。

順番が前後したが、

シリーズ最初の物語を読んだ。

安濃が主人公のようだが、

どうもここでもあまりパットしない。

主人公らしくない存在である。

しかし、自衛隊の抱えている問題、

緊急事態に対応可能なのか。

それを問うストーリになっている。

面白かった。

2021年6月10日木曜日

044(1997) でたまか 天壌無窮篇:2021.06.10

鷹見一幸著「アウトニア王国拾遺録2 でたまか 天壌無窮篇」

を読んだ。

拾遺ともいうべき短編集である。

主人公ではなく、周辺の人たち、

本編で語られなかった物語が

集められている。

本編を読んだものでないと

わからない物語でもある。