2024年6月30日日曜日

049(2256) ジェフとケンとリボルバー:2024.06.30

牧野武文著「ジェフとケンとリボルバー:
ビートルズのサウンドを変えた二人 レトロハッカーズ」
を読んだ。
ビートルズの録音を担った
エンジニアのジェフ・エメリックと
メカニックのケン・タウンゼントの二人
の物語である。
メンバーの希望に答えるべく
ある機材を駆使して、あたらしい音楽を生み出していった。
それが現在はデジタルで実現されていくが、
当時の創意工夫が面白い。

2024年6月29日土曜日

048(2255) QED 百人一首の呪:2024.06.29

高田崇史著「QED 百人一首の呪」
を読んだ。
百人一首のコレクターでワンマン社長が自宅で殺害された。
目撃証言から不可能犯罪となっていた。
薬剤師の桑原祟が、博識を活かして
百人一首の謎を解いていく。
その謎が犯人に繋がっていく。
教養とミステリーの融合が面白い。

2024年6月28日金曜日

047(2254) 危険領域 所轄魂:2024.06.28

 笹本稜平著「危険領域 所轄魂」
を読んだ。
相次ぐ政治家と贈収賄に関わる変死が起こった。
大物政治家の逮捕を考える警視庁二課が
葛木の行動を止めている。
しかし、本庁の一課が出張ることなく
所轄だけで捜査できるメリットがあるが、
所轄の範囲を超えての調査は
なかなかむつかしい。
難しさの中での調査が続くが、
やがて大物逮捕へと捜査が進む。

2024年6月19日水曜日

046(2253) 船大工がつくった西洋帆船:2024.06.19

牧野武文著「船大工がつくった西洋帆船:
江川太郎左衛門とヘダ号の奇跡 レトロハッカーズ」
を読んだ。
江戸時代、東海、南海、四国、江戸直下、三陸と
巨大地震の連鎖が起こった。
その時ロシアの施設を乗せた
ディアナ号が津波で難破した。
そこでロシア人と日本船大工の合同で
西洋帆船ヘダ号をつくることになった。
このときの技術が日本の造船の基礎になっていた。
はじめて聞く話であった。

2024年6月18日火曜日

045(2252) 彷徨える艦隊11:2024.06.18

ジャック キャンベル著「彷徨える艦隊 11
巡航戦艦レビヤタン」
を読んだ。
AIによる黒い艦隊の基地である裏ユニティ星系を突き止め
そこで殲滅するためにアライアンスの主力艦隊を率いて
死闘を繰り広げることになる。
死を覚悟した決戦が繰り返されるが、
最後に重要人物の犠牲者により
殲滅に成功する。
これで第2部が完結した。
今後は、外伝が数巻あるので
そのシリーズを読むことになるだろう。

2024年6月10日月曜日

044(2251) 復讐のジングル・ベル:2024.06.10

佐藤青南著「お電話かわりました名探偵です 復讐のジングル・ベル」
を読んだ。
シリーズ最後となる巻である。
無言電話がなんどもある。
それが今回の短編の共通点となる。
無言電話の主は「万里眼」に恨みをもっていた。
そこから、先代の「万里眼」がいることがわかった。
そして今までのびのびになっていた
恋愛も決着を見ることになる。

2024年6月8日土曜日

043(2250) マイケル・ベントリスと線文字Bの解読:2024.06.08

牧野武文著「アマチュア考古学者の勝利:
マイケル・ベントリスと線文字Bの解読 レトロハッカーズ」
を読んだ。
古代の未解読文字に、「線文字B」がある。
その文字を解読したのは、アマチュアの考古学者であった。
その発想は、暗号解読をするように
統計的手法を用いていた。
そしてアマチュアでありながら、
考古学者に自身の解読状況をすべて公開していった。
その熱意と誠意が称賛をより大きくしていった。
しかし、彼の晩年には、不明で不可解なことが多い。
最後の自動車事故も不思議である。

2024年6月7日金曜日

042(2249) 強襲 所轄魂:2024.06.07

笹本稜平著「強襲 所轄魂」
を読んだ。
立て籠もり事件が起こった。
犯人は、もとSITに所属していた退職景観である。
警察組織に恨みをもっている。
警察庁との交渉は進まず葛木との交渉になっていく。
犯人の要求は、警察の不正の解明である。
それを自爆にて要求しようとしている。
正義が犯人にあると感じた葛

2024年5月31日金曜日

041(2248) 伊能忠敬の測量術:2024.05.31

 牧野武文著「星を見て、歩いてつくった日本地図:
伊能忠敬の測量術 レトロハッカーズ」
を読んだ。
有名な伊能忠敬の業績についての話題である。
彼のつくった地図は100年間、
昭和4年まで使われてきた。
また九州と北東北、北海道がずれている。
その原因な経度測定のための
日食月食、自覚合わせのチャンスが少なく、
位置ズレがおこったようだ。

2024年5月30日木曜日

040(2247) 失踪都市 所轄魂:2024.05.30

笹本稜平著「失踪都市 所轄魂」
を読んだ。
空き家で老夫婦の白骨死体が見つかった。
調べていくと不審なところがある。
しかし、上層部が動かない。
所轄と本庁の息子の部署だけが
捜査を進めていく。
その背後にカルトと
それにつながった幹部が見え隠れしてくる。
所轄の親子が、出処進退をかけて
巨悪を追求していく。

2024年5月25日土曜日

039(2246) 彷徨える艦隊10:2024.05.25

ジャック キャンベル著「彷徨える艦隊10 巡航戦艦ステッドファスト」
を読んだ。
地球から期間途中に
乗務員2名が拉致された。
細菌戦で汚染されたエウロパに
連れされたことがわかり、救出に向かう。
次々と話題が転換する。
ダンサー族が帰還するので
付き添いで送っていくが
次々とトラブルや事件が起こる。
中編の集合のような物語だが、
面白い。
シリーズはまだ続くがこれで一段落となる。

2024年5月16日木曜日

038(2245) 所轄魂:2024.05.16

笹本稜平著「所轄魂」
を読んだ。
絞殺死体が発見された。
元本庁捜査一課の葛木がその所轄にいた。
特別捜査本部が設置されたが、
そこに管理官として派遣されてきた息子と
一課のベテランだが
問題がある13係のグループが担当となった。
捜査をしながらも、
トラブル、確執、親子関係など、
複雑な背景を持ちながら、
ストーリは展開していく。

2024年5月15日水曜日

037(2244) 死にゆく者の祈り:2024.05.11

中山七里著「死にゆく者の祈り」
を読んだ。
教誨師と死刑囚の物語である。
大学時代の友人で、
命を救ってくれた恩人が死刑囚となっている。
自供もしており、疑いようのない殺人事件である。
しかし、友人はそんなことをするはずがないと
調べていくと少しじつ違和感がでていく。
どんでん返しが続く。

2024年5月9日木曜日

036(2243) 堀越二郎と零式艦上戦闘機:2024.05.09

牧野武文著「堀越二郎と零式艦上戦闘機:
ゼロ戦の栄光と悲劇 レトロハッカーズ」
を読んだ。
第一次大戦後軍縮が進められたが、
艦載航空機には制限がかからなかった。
第二次大戦では航空機が重要な役割を果たした。
日本は航空機にかんしては自国開発が遅れていた。
新人の堀越が設計主任に任命された。
それは既存の技術ではなく
独自の発想で開発しろという意図を汲み取り
次々と新たな工夫が生まれ、やがて零戦へとなる。
そんな堀越の工夫と零戦の性能、

2024年5月8日水曜日

035(2242) セイレーンの懺悔:2024.05.08

中山七里著「セイレーンの懺悔」
を読んだ。
テレビの報道番組の新人取材クルーの多香美が
女子高生の誘拐事件、そして殺人事件へとなる
話題を追いかける。
スクープをしたが 実は誤報となった。
何度も誤報を出したため、
テレビ会社から厳しい処分がとられ、
大きな配置転換が起こる。
新人であったとの上司がかばってくれたため
身分も立場も残された。
ひとりで独自に取材をすすめていくうちに、
やがて真犯人に迫る。
何度もどんでん返しがある。

2024年5月3日金曜日

033(2240) ハリー・フーディーニの大脱出マジック :2024.05.03

牧野武文著「ペテン師をだませるのは、ペテン師だけ:
ハリー・フーディーニの大脱出マジック レトロハッカーズ」
を読んだ。
脱出マジックで有名になったフーディーニだが
実は不器用で、
なかなか成功にたどり着けなかった。
ニセ霊媒師を暴くこともしていた。
最後は腹にパンチを食っても
大丈夫という芸を売りにしていたが、
それが原因で死んでしまった。
悲しいマジシャンの一生であった。

2024年5月2日木曜日

032(2239) 逃亡刑事:2024.05.02

中山七里著「逃亡刑事」
を読んだ。
警官殺しがあり、捜査担当の高藤警部は
殺された景観が属していた組織犯罪から
情報を引き出そうとするが、
逆に情報がとられる。
目撃者の少年と逃亡する羽目になる。
最後の何重ものどんでん返しがあった。
面白かった。

2024年4月28日日曜日

031(2238) 地下鉄の父、早川徳次の戦い:2024.04.28

牧野武文著「東京に地下鉄を!メトロ銀座線をつくった男:
地下鉄の父、早川徳次の戦い レトロハッカーズ」
を読んだ。
首都圏で地下鉄をはじめてつくりはじめてつくった
早川徳次の話である。
掘り方、資金調達の方法、
関連商業施設の考え方、
他の交通手段との競争
などを生き抜いてきた。
五島慶太との競争と敗北、
そんな人生について書かれたものである。

2024年4月27日土曜日

030(2237) 彷徨える艦隊9:2024.04.27

ジャック キャンベル著「彷徨える艦隊9 戦艦ガーディアン」
を読んだ。
艦隊はミッドウェイでのトラブルを解消して、
アライアンス星域へともどってきた。
3つの異先人を見つけて、
ひとつの知的生命の生きた異星人と宇宙船を持ち帰った。
もうひとつの異星人とは友好関係を結び
使節団として星域に連れてきた。
その異星人が望んだ地は
旧地球のアメリカのある地域だった。

2024年4月17日水曜日

029(2236) 875:2024.04.17

ヤマダ マコト著「875」
を読んだ。
短編集である。
その1作目「875」はトイレの花子のことである。
次が都市伝説を題材にした
子どもが壊れて殺人者になっていくもの。
最後がケサランパサラン「ソラ虫」の物語。
祖母が見つけて幸せになってきたものが
自分にも与えられた。
どう使っていくかを考えていく物語。