竹村牧男著「空海の哲学」
を読んだ。
空海の哲学を「即身成仏」について
概要をまとめたものである。
仏教の歴史、密教の概要、
そして後半が空海の「即身成仏義」を解釈したものである。
空海が以下に天才的な頭脳と
教義に関する理解を持っていたかがよく分かる。
また、仏教がもっている哲学的世界の深さ、
そして文字に込められた深い思索がわかる。
仏教哲学について今後も考えていく必要がありそうだ。
近代の西洋哲学より納得できるような気がする。
竹村牧男著「空海の哲学」
を読んだ。
空海の哲学を「即身成仏」について
概要をまとめたものである。
仏教の歴史、密教の概要、
そして後半が空海の「即身成仏義」を解釈したものである。
空海が以下に天才的な頭脳と
教義に関する理解を持っていたかがよく分かる。
また、仏教がもっている哲学的世界の深さ、
そして文字に込められた深い思索がわかる。
仏教哲学について今後も考えていく必要がありそうだ。
近代の西洋哲学より納得できるような気がする。
成田憲保著「地球は特別な惑星か?
地球外生命に迫る系外惑星の科学」
を読んだ。
系外惑星に関する研究の現状をまとめた本である。
ちょうど書いている本の参考になるものであった。
今後の探査の計画も示されているため
詳細への期待もある。
戸田山和久著「哲学入門」
を読んだ。
二度目の挑戦であった。
語り口調が読みやすく、文体も好みである。
「序 これがホントの哲学だ」は面白く、
読んでいこうと期待できる。
以下、章として意味、機能、情報、表象、目的、自由、道徳
と続く。
扱っているものが「ありそでなさそでやっぱりあるもの」という
少々不思議なテーマまである。
しかし、最新の哲学的議論が紹介されている。
まさに哲学入門である。
なのに、第1章は読み切るのだが、
第2章になると興味が続かない。
どうしてだろう。
前回は紙の書籍でも第1章まで、デジタルでも同じであった。
だが、「人生の意味─むすびにかえて」と
「参考文献と読書案内」は読んだ。
戸田山氏は科学哲学者でもあるが他の書も書いているので、
別の書でチャレンジしてみたい。
中川毅著「人類と気候の10万年史
過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか」
を読んだ。
水月湖の年縞の研究者のまとめた
気候変動の研究成果である。
専門は花粉化石による環境解読だ。
14万年分の1年毎の記録が
日本の福井県に存在している。
その地の14万年分の
その時代の物質が手に入る。
非常に貴重である。
現在の分析技術をもってすれば
年単位の情報が読み取れる。
氷期と間氷期の変化、
最終氷期から間氷期への変化が
詳細に読み取れる。
そこから何を考え、どう行動するのかは
現在の人類に与えられた使命だ。
鏑木蓮著「救命拒否」
を読んだ。
救命医が講演中に爆発に巻き込まれた。
駆けつけた救急救命士に、
まだ息があった救命医は自分のブラックダグをつけろといった。
捜査で救命医は尊敬されこそはするが、
恨まれるようなことはない人格者であった。
犯人はだれか。
捜査を昔の事故における救命医のブラックダグによって
死んでしまった人物の周辺に何かあることがわかってきた。
赤井五郎著「静かな月夜の不確かなこと 」
を読んだ。
シリーズ第三作である。
前作の後日の話である。
第1作で出てきたリーラという娘が出てくる。
前作で死んだ双一郎がその後どうなったのか、
ティティアと双一郎との新しい関係ができている。
そして第2作で死んだはずの京子も最後に登場する。
不思議な世界観でミステリーが展開されていく。
大門剛明著「正義の天秤」
を読んだ。
名門で巨大な法律事務所の創設者が
亡くなったことで、
その部所の存続が危ぶまれている。
そこでもと医師だったが
海外で弁護士として活躍している
鷹野和也を招聘し、
部の全権委任した。
すると多くの所属弁護士を解雇した。
残ったのは、有能な事務員と
癖のある弁護士ばかりだった。
短編集だが、それぞれ面白い。
赤井五郎著「月なき夜の幸せなこと」
を読んだ。
前作の数年後の話である。
設定が架空の世界、時代のファンタジーで
内容はミステリーでもサスペンスでもある。
最後には、京子が双一郎のために自己犠牲になる。
その後が気になる終わりである。
麻見和史著「蝶の力学 警視庁殺人分析班」
を読んだ。
首の傷には青い花が刺されていた。
資産家の惨殺死体が見つかる。
妻は行方不明で、怪我をおっているようだ。
いつもの殺人分析班が調査に当たるが、
鷹野が塔子の目の前の暴漢に襲われ負傷する。
今回は筋読み鷹野を欠いて犯人逮捕を目指すことになる。
乙武洋匡著「五体不満足 完全版」
を読んだ。
以前にも読んだ本だが、
内容は一部は覚えているが
なかりわすれていたため、新鮮に読めた。
校務に使う予定のなので、
急遽購入して読んだ。
赤井五郎著「青い月夜の特別なこと」
を読んだ。
ミステリー仕立てであるが、
不思議な世界観もったファンタジーである。
ミステリー自体は簡単に処理される。
それより世界観が興味深い。
3部作のシリーズとなっている。
矢野徹著「カムイの剣 5」
を読んだ。
アメリカ、ロシア、フランス、イギリス、ロシア、プロシアなど
極東の利権と日本を利用しようとする各国の動きが激しい。
そんな国際状況を説明しながら、
催眠術師ラスプーチン一族の状況も進む。
今後が気になっているところだ、
ここで本書は終わっている。
残念なことになっている。
伊与原新著「ブルーネス」
を読んだ。
東日本大震災で矢面に立たされ、
地震研をやめた研究者が主人公である。
津波を手軽で、リアルタイムで観測し
実際のデータで計算して津波予測をする、
そんなシステムを開発していく、
はみだしものの研究者の物語である。
解説に巽好幸さんが
著者の研究についても紹介されている。
万城目学著「べらぼうくん」
を読んだ。
大学生から小説家になりまでのエッセイである。
筆が遅いこと、それは2つの仕事ができないという
自身の性格のためである。
小説を書くための苦労?も紹介されている。
寡作な作家だが、
次なる小説を期待しているのだが、
気長に待つしかなそさうだ。
矢野徹著「カムイの剣 4」
を読んだ。
カムイを殺害しようとする組織がでてきた。
日本からアメリカへ向かう日本の
幹部と留学生の乗る巨大船で起こそうとした。
それをカムイみずから阻止した。
日本、アメリカだけでなく、
明治維新直後の正解情勢が書かれている。
麻見和史著「聖者の凶数 警視庁殺人分析班」
を読んだ。
警察小説のシリーズの第5作である。
4つの連続殺人事件が起こった。
犯人像が性格異常者、怨恨、
消防関係者など変化していく。
4つの殺人の中には
別の目的の事件が混在していた。
その目的は、過去のあった犯罪と
止むに止まれぬ事情が関係していた。
矢野徹著「カムイの剣 3」
を読んだ。
明治維新以降の次郎と政府との
関わりがストーリーとなっている。
明治の史実を可能な限り再現しながら、
進められている。
小説の体をとっているが、
史実を追っているのが中心のような小説である。
司馬遼太郎の小説、
特に「空海の景色」に似ている。
七瀬晶著「SE神谷翔のサイバー事件簿3」
を読んだ。
3つの短編と電子版の特別編が掲載されている。
いつものよう事件を軟弱なSE神谷が解決していくが。
しかし、「光の道」とそこに関係している
黒川とその妹の美咲の関係や経緯が全く不明であった。
最後の特別編で紹介される。
しかしもう少しじっくりと丁寧に
説明して解決したほうがいいのだが。
矢野徹著「カムイの剣 2」
を読んだ。
1に続いて、2も一気読みとなる。
次郎は蝦夷でアイヌを救う男になっている。
次郎は親を殺された恨みで天海に復讐に燃える。
知床からカムチャツカ、北米大陸、そして秘宝をみつける。
そして身分を貴族の富豪に変え、日本に戻る。
そして天海と背後にある謎を追う。
矢野徹著「カムイの剣 1」
を読んだ。
以前、読んだはずだが、全く忘れている。
その時面白いと思っていたので、再読し始めた。
面白くて一気に読みする。
久しぶりのことである。
江戸時代末期の下北からつれてこられた肉親殺しの
汚名をかぶせされた次郎が函館で忍者に仕込まれる。
北海道を舞台にした、アイヌと和人との混血の青年の物語である。
キャプテン・キッドの財宝の謎がその青年がにぎっている。