2019年10月22日火曜日

122(1825) 灰の轍:2019.10.22

麻見和史著「灰の轍 警視庁文書捜査官」
を読んだ。
老人が絞殺されていた。
そこに殺人計画らしきメモがあった。
また、脅迫状も見つかった。
IT専門の谷崎が文書解読班に桑ある。
そこにまた絞殺事件が発生する。
前回のゼロ巻で登場した、

121(1824) 緋色のシグナル:2019.10.19

麻見和史著「緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ」
を読んだ。

顔を潰された遺体のそばに、
「品」「蟲」の赤い文字が残されていた。
文書捜査班がこの捜査に加わる。
第2の殺人が起こる。
そこにも、晶と轟の文字が残される。
そして第3の殺人でも3つも組わせの文字が残された。
ITのプログラム制作会社に関わる事件が起こる。

2019年10月17日木曜日

120(1823) 永久囚人:2019.10.17

麻見和史著「永久囚人 警視庁文書捜査官」
を読んだ。
文書解読班に新人の体育会系の女性夏目が赴任した。
班長の鳴海は内勤が中心になり、
外回りは矢代と夏目がおこなう。
しかし、その事件には「永久囚人」という全99巻の
自主出版の書籍が関係していた。
それを鳴海を中心に解決していく。

2019年10月14日月曜日

119(1822) 警視庁文書捜査官:2019.10.14

麻見和史著「警視庁文書捜査官」
を読んだ。
警視庁捜査第一課文書解読班の活躍の物語である。
捜査で文章心理学を応用していく。
ただし、この班は、鳴海と新しく赴任した矢代の二人だけ。
しかし、文字を手がかりに、事件を解決していく。
なかなか面白い。
シリーズとして、4つの物語がある。
読み進めていきたい。

2019年10月12日土曜日

118(1821) 哀しみアプリ:2019.10.12

高山環著「哀しみアプリ」
を読んだ。
システムエンジニアの健一の妻、千尋が轢き逃げで死んだ。
残された娘との生活に追われながら、
不思議な仕事をこなしている。
ふと気づいた時、スマホの哀しみアプリで
適切な言葉が現れる救われる。
ネットで妻の事故を調べはじめる。
ネットの力で事故の背景には自分に関すること
妻に関することがわかってくる。
家庭と仕事、仲間を大切にする普通の男との生き方がいい。

2019年10月9日水曜日

117(1820) 箱の中の優しい世界:2019.10.09

高山環著「箱の中の優しい世界」
を読んだ。
事故で3年間寝ていた主人公の佐野。
優秀なプログラマーで、ブロックチェーンの仕組みを
「ボックスチェーン」として開発した人である。
しかし、そのアイディアは別の優秀はプログラマー、ワタナベがいた。
ワタナベは個人でのすべての情報、データのやり取りができる
システムを開発した人物でもあった。
ブロックチェーン、P2Pなどの技術をモチーフにしたサスペンスであった。
面白かった。

2019年10月5日土曜日

116(1819) 二億円のドーナツ:2019.10.05

高山環著「二億円のドーナツ」
を読んだ。
東京の職場で2時間かけて通勤する高橋。
駅前にあった無駄に広い自宅を2億円で買いたいという申し出を受ける。
その時から、明治時代の地域の偉人の分身が現れ、
地元商店街の会長、自然保護団体、不動産業者など
いろいろな思惑の人たちが集まってくる。
地方都市の発展と家族の幸せなど、
今まで考えたことのない問題が優柔不断の高橋を襲う。
地方に当たり前に起こっている問題がテーマだ。

2019年10月2日水曜日

115(1818) プロパガンダ・ゲーム:2019.10.02

根本聡一郎著「プロパガンダ・ゲーム」
を読んだ。
日本最大の広告代理店の就活で8名は、
最終選考での「プロパガンダ・ゲーム」で対戦することになった。
隣国と戦争したい政府と、それを阻止したいレジスタンスの
2つに分かれえ、宣伝で投票で
戦争への賛否を問う。
その背景には、大きな危険性が潜んでいた。
なかなか面白かった。

2019年9月29日日曜日

114(1817) サイレントサード:2019.09.29

八槻翔著「サイレントサード」
を読んだ。
詐欺師のレージのところに
たまたま詐欺しているところに
通りかかった凛々香に見破られた。
弱みを握られて、詐欺を教えろといわれる。
一方、猟奇的事件がおこり、
その犯人に凛々香が接触してしまう。
レージは凛々香がどうも怪しいと思い
調査を依頼するが、はっきりしない。
猟奇的犯人の尾形と凛々香を巻き込んで
事件は大きな展開を見せる。
ダークで、終わりもいやな、小説であった。
著者はそれを意識して書いたそうだ。

2019年9月28日土曜日

113(1816) 脱水少女:2019.09.28

根本聡一郎著「脱水少女」
を読んだ。
行き倒れている少女に水を飲ませた。
その子は、川で忽然と消えた。
そこから村を救うために、
高校生が奮闘する。
それは、同級生が未来から送り込んだ人工生物であった。
人形伝説に題材をとった面白い物語であった。

2019年9月27日金曜日

112(1815) 准教授・高槻彰良の推察2:2019.09.27

澤村御影著「准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る」
を読んだ。
嘘を見分ける能力が中耳炎でなくなる。
しかし、その症状はしばらくして治る。
そんなときの尚哉と高槻の関係が面白い。
小学校のコックリさん、
大学の卒業生の女優から幽霊相談
などた中編集であった。
面白い。

2019年9月24日火曜日

111(1814) 准教授・高槻彰良の推察:2019.09.24

澤村御影著「准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき」
を読んだ。
子どもの頃不思議な体験により、
他人の嘘が音声の歪みとして聞こえる大学1年生の深町。
写真記憶と非常識な「民俗学II」の授業担当者の
准教授の高槻の出会いから、
深町が高槻の常識担当の助手としてアルバイトをする。
そして怪奇現象を調査する。
そこれはすべて事件として処理されていく。

2019年9月20日金曜日

110(1813) 雪冤:2019.09.20

大門剛明著「雪冤」
を読んだ。
京都を舞台にした、長年に渡る物語である。
息子の冤罪をもと弁護士の父がはらそうとする。
息子は冤罪のため死刑になる。
しかし、息子は手記で冤罪であることと、
死刑を認める発言をする。
真犯人を名乗る人物が現れるが、
大金を要求されるが、実は大金を与えられる。
二転三転するミステリーであった。
面白かった。

2019年9月14日土曜日

109(1812) 無頼漢・真道明彦(5):2019.09.14

広山義慶著「無頼漢・真道明彦(5) 闇のフィクサー」
を読んだ。
ストーカー被害の訴えの調査をした。
しかし、その女性は大きな秘密を抱えていた。
その背景には大物フィクサーがいることがわかってきた。
最後までそのフィクサーは謎のままではあるが。

2019年9月13日金曜日

108(1811) 無頼漢・真道明彦(4):2019.09.13

広山義慶著「無頼漢・真道明彦(4) 闇の慟哭」
を読んだ。
亡き妻の墓前で、女性に会う。
妻に世話になったという。
一方、もとの職場の社長令嬢が誘拐され、
会長の指示で秘密にその捜索にはいる。
誘拐の事件を追っているうちに、
米中首脳会談の一枚の写真に映る男が浮上する。
女性と誘拐、出版社の大型企画などが
輻輳しながらストーリーが展開する。

2019年9月12日木曜日

107(1810) #電書ハック:2019.09.12

柳井政和著「#電書ハック」
を読んだ。
出版社の新入社員は紙の本を出版したかった。
しかし、配属は電子書籍の編集部であった。
紙の本の出版部から切られた作家、
紙の本のデジタル版の権利、
絶版本のデジタルの出版権など業務とする。
しかし、一部の作家やIT系の配給会社は
デジタルの重要性を別の捉えからをしていた。
電子書籍の意義が問われる作品であった。
なかなか面白いものであった。

2019年9月11日水曜日

106(1809) フルカミの里:2019.09.11

水谷悠歩著「フルカミの里」
を読んだ。
春日の知り合いの研究者が水死した。
その死体から狂犬病に似たウイルスが検出された。
その感染源を探すために、衛生省の萱野は春日に接触する。
そして二人は警察などの協力を得て
友人の自宅やPCを調べると、散逸していた「風土記」の
存在が明らかになってきた。
二人は足跡をたどっていくと、狂犬病の原因が近づいていく。
そこには大きな陰謀があった。
なかなか面白い小説であった。

2019年9月9日月曜日

105(1808) ヴィーヴルの眼:2019.09.09

水谷悠歩著「ヴィーヴルの眼」
を読んだ。
事件にあった同級生の見舞いを担任から頼まれる。
しかし、面会を断られる。
友人から生徒会長との面談をお願いされる。
そして事件は複雑な様相になっていく。
犯人逮捕されるが、事件はまだまだ複雑なもので、
そして背景の謎ももっと複雑なものであった。
なかなか面白かった。

2019年9月7日土曜日

104(1807) 無頼漢・真道明彦(3):2019.09.07

広山義慶著「無頼漢・真道明彦(3)
闇の回廊」
を読んだ。
母子が放火されて焼死する。
ホームレスが放火したとされたが、
もとエリートに頼まれたという。
証拠が消えて捕まっている。
人権団体からホームレスの弁護を頼まれ、
その調査に真道が駆り出されて、いろいろな疑問にぶつかる。
そこから国ぐるみの巨悪が存在が明らかになってくる。

2019年9月5日木曜日

103(1806) すばる望遠鏡ソフトウェアとの熱き闘い:2019.09.05

水本好彦、佐々木敏由紀、小杉城治著
「いま明かされる!すばる望遠鏡ソフトウェアとの熱き闘い
開発に秘められた情熱と現実」
を読んだ。
最高峰の地上望遠鏡を操作するためのソフトァェアの開発の話である。
現在の先端装置は、すべてコンピュータ制御され、
データもコンピュータが解析し、管理している。
その結果、熟練者ではなくでもはじめての装置でも
一定の精度のデータが得られる。
その背景には複雑な装置のコントールし、
だれもが使いやすく、そしてデータを世界に公開するために
共通の規格するような工夫されている。
研究者の苦労、工夫が面白かった。

2019年9月3日火曜日

102(1805) 聞かせてくれ、命の調べを:2019.09.03

如月恭介著「聞かせてくれ、命の調べを」
を読んだ。
世をはかなんだ青年が道路に飛び込んだ。
しかし目が覚めるの神の遺伝子を持って蘇った。
神と呼ばれる限られた存在と、そこから反逆を起こした存在。
人類の誕生を促し、神との混血が誕生した。
増えすぎた人類を調整するために、
吸血族を人類の中に送り込んだ。
そんな複雑だが、面白い。

2019年8月30日金曜日

101(1804) 無頼漢・真道明彦(2):2019.08.30

広山義慶著「無頼漢・真道明彦(2)
闇の挽歌」
を読んだ。
前作の続きだが、いろいろ設定が異なっているところがある。
著者の思い違いか、それとも何らかの意図か、不明である。
続けて読んでいくと少々違和感がある。
今回は偽ブランドに関する事件である。
今回も大きな闇は残るが、解決はされない。
前巻の謎はそのままである。
シリーズとしたら謎を追いかける設定にしほしいものだ。
少々疑問を感じる。
しかし、面白い。

100(1803) 無頼漢・真道明彦(1):2019.08.30

広山義慶著「無頼漢・真道明彦(1)
闇の連環(リング)」
を読んだ。
「闇の血」から読み始めた作家であったが、
これは全く違った雰囲気の作品であった。
もとは大手出版社の雑誌の編集部にいたが、
無能のため窓際社員となった。
しかし、妻の事故死で多額の保険金がはいり、
ギャンブルに溺れている。
そんな真道明彦に、保険金の対応に世話になった
女弁護士・粟津景子の依頼を受けて、
事件の捜査を依頼される。
その過程でヤクザ上がりの雑誌の調査員と意気投合する。
調査を進めると、政財界、警察も巻き込んだ大きな陰謀が伺える。
そして一見、落着したようにみえる欲求不満な終わり方をする。
次巻が楽しみなものあった。

2019年8月29日木曜日

099(1802) 明日に乾杯!:2019.08.29

如月恭介著「明日に乾杯!: 路傍に咲く一輪の野花」
を読んだ。
便利屋の矢吹健一は、ミスがあると
そして常に貧乏である。
探偵とはいっても、ペットを預かることで生計を立てている。
そこにある会社の横領事件の真相を解明する仕事が舞い込む。
それはもっと大きな横領事件へとつながらる。
矢吹の周りには彼を思う多くの女性が現れる。
ほのぼのとした語り口である。

2019年8月28日水曜日

098(1801) 闇の血脈:2019.08.28

広山義慶著「闇の血脈」
を読んだ。
源氏物語の研究者であった西島は、
師や学会の常識に反する論文を発表したため、
学会を追いやられる。
それから10年、短大の非常勤講師として研究から遠ざかっている。
しかし、雑誌の「源氏物語」特集に参加することから
事件がはじまる。

2019年8月26日月曜日

097(1800) 活断層地震はどこまで予測できるか:2019.08.26

遠田晋次著「活断層地震はどこまで予測できる
日本列島で今起きていること」
を読んだ。
活断層はどこまでわかっているのか。
その評価はどのようにしているか。
その研究者の話をまとめたものである。
研究と評価の必要性はわかる。
予測の不確かさもわかる。
それをどのように市民に知らせていくことが重要である。
研究者は数々のただし書きをつけて数値を公開する。
しかし、市民はそのそのただし書き理解せず
数値だけが独り歩きする。
そのギャップを埋める必要がある。
情報の公開の方法、サイエンス・コミュニケーション
サイエンス・エデュケーションが必要で、
科学をわかりやすく伝える努力も必要だ。
科学者にも行政側にも必要だ。

096(1799) ジミー・ザ・アンドロイド:2019.08.26

如月恭介著「ジミー・ザ・アンドロイド」
を読んだ。
コンピュータのプログラム自体が、
周りの状況に応じて変化していく
ような仕組みを組み込んだ。
また膨大な記憶量をもったチップもそこに加わった。
そのプログラムはネットにつながっているため、
ネットの知識を吸収し変化していく。
最初は研究対象であった。
しかし、研究者と対話をしながら、
そのプログラムは個性を持ち、
自身の考えをもつようになった。
それは意思であり魂とよべるものであった。
一方、他の場所でそのプログラムを製品化するために、
多数の試行なさなれ、捨てられたプログラムから
同様の能力を持つようになった。
しかし、虐げられた条件で育ったプロムラムは
邪悪は魂をもつようになった。
そんな未来の話である。

2019年8月24日土曜日

095(1798) 老探偵の事件簿 其の一:2019.08.24

如月恭介著「老探偵の事件簿 其の一」
を読んだ。
「名探偵の事件簿」の探偵、小田切慎二の20年後。
当時の登場人物も出てくる。
よぼよぼの老人になっているが、
やはり探偵である。
そしてささやかな事件を解決していく。

094(1797) 名探偵の事件簿:2019.08.24

如月恭介著「名探偵の事件簿」
を読んだ。
会社をクビになって探偵をほそぼそとはじめた。
小さな依頼、金にならない依頼。
そんな依頼を少しずつ解決していく。
ささやかな事件と人間ドラマの短編であった。

2019年8月23日金曜日

093(1796) 優しい悪魔:2019.08.23

如月恭介著「優しい悪魔」
を読んだ。
大学のたった一人の友人が悪魔であった。
その悪魔は、古い神話で語られていた神であった。
神の世界で悪行を働き、人間世界に隠れすんでいた。
悪魔にはもうひとりの女の仲間もいた。
神が人間を滅ぼうとしはじめた。
神話にでてくる大きな災害の再現である。
その神々の目論見を、悪魔と人間が阻止しようとする。

2019年8月20日火曜日

092(1795) ミッドナイト・ブルー 後編:2019.08.20

如月恭介著「ミッドナイト・ブルー 後編: Independent」
を読んだ。
未来のブルーの過去の記憶が徐々に蘇る。
過去の主人公たちが現状の問題に気づく。
現状の矛盾した国、社会、政治の実態も暴かれ、
未来と過去の関係も明らかになる。
過去と未来が同時進行し、変化が関連していく。
なかなか面白かった。

2019年8月17日土曜日

091(1794) ミッドナイト・ブルー 前編:2019.08.17

如月恭介著「ミッドナイト・ブルー 前編: Cross talk」
を読んだ。
過去と未来を繰り返される形式で話が進む。
過去では、変哲もない日々を過ごしている
サラリーマンが不思議な未来の夢をみる。
そこから退屈な日常が少しずつ変化する。
未来では、1年以上前の記憶をなくした
ヒーロー、ブルーが活躍する。
ブルーは、現在の政府に反旗を翻している。
反逆のグループはいるが、
ブルーはひとりのハッカーだけ組んでいる。
ブルーも不思議な過去の夢をみていく。
そして日常に変化が起こる。
やがて過去と未来の夢が混じり合いはじめる。

2019年8月16日金曜日

090(1793) ハンター:2019.08.16

如月恭介著「ハンター」
を読んだ。
ナチスが不老不死の方法を発見した。
それを用いて7名だけが極秘で利用し、
世界を牛耳っていた。
現在、不老不死関する不思議な記事が週刊誌に掲載される。
金のためにだれでも殺しを請け負う男。
そんな不思議な関係の人が
現在の資本主義の影の存在との
サスペンスである。
面白かった。

2019年8月13日火曜日

089(1792) 南方熊楠:2019.08.13

飯倉照平著「南方熊楠 森羅万象を見つめた少年」
を読んだ。
熊楠の生涯を描いたものである。
今まで読んできた内容であった。
岩波ジュニア新書なので、
熊楠の個性はあまり強くでていないが、
それでも特異性は感じられる。

2019年8月10日土曜日

088(1791) エターナル 後編:2019.08.10

如月恭介著「エターナル 後編 永遠なるもの」
を読んだ。
いよいよ惑星ニビルとの戦いがはじまる。
ニビルの兵器は強力な破壊力を持ち、
地球側は数で対抗する。
このまま戦いが進むと、お互い壊滅的な影響を持つ。
地球にも、現状を受け入れない者たち、
ニビルにもそれに共感する人もいる。
戦いを回避する人たちの行動もはじまった。

2019年8月9日金曜日

086(1790) エターナル 前編:2019.08.09

如月恭介著「エターナル 前編 神々の降臨」
を読んだ。
「エンジェル」の続編である。
時代は300年後の世界である。
滅亡する人類は、生き延びられる準備した
特性をもった市民だけをした
日本のひとつの都市の20万人の住民だけが生き延びた。
残された科学技術を利用して遺伝子操作をして
永遠の寿命を得ることになった。
労働者、兵士として、寿命をもって従順なヒトを作り出した。
人間をつくった創造主の惑星ニビルの知的生命に対抗していく。

2019年8月8日木曜日

085(1789) 一、二、三―死:2019.08.08

高木彬光著「一、二、三―死~墨野隴人シリーズ2」
を読んだ。
ドイツ語で書かれた「一、二、三――死」
という脅迫の手紙が老婆に届く。
同じマンションに住む和子に相談する。
老婆の遺産を狙った連続殺人が起こる。
犯人は、最後に法律を立てに罪を逃れようとするが、
それにもどんでん返しがある。
墨野が探偵役をするのだが、存在感はあるが、
登場が少なく、最後に解決する。

2019年8月6日火曜日

084(1788) サハラ:2019.08.06

如月恭介著「サハラ」
を読んだ。
エジプトの考古学者がヒエログラフを解読していて
カイロで殺される。
友人で情報を得ていた日本の考古学者が
エジプトに飛ぶ。
するとそこにエジプト神話の神に関する内容と
その復活に関する情報があった。
その墓を掘り出して神の復活を謀る組織に殺された。
その組織に敵対する神を、古代から守ってきた民族と共に
古生物学者が戦いをはじめる。

2019年8月4日日曜日

083(1787) エンジェル:2019.08.04

如月恭介著「エンジェル―人類存亡を賭けた壮絶な戦い―」
を読んだ。
奇病が突然はじまる。
世界中で発生する。
しかし、大国アメリカが何も情報発信をしない。
主人公の遺伝子学者の五十嵐が
友人のアメリカの遺伝子学者に連絡すると
どうも国を上げて秘密に研究を続けているようだ。
五十嵐な解析をしていくと
遺伝子に書き込まれた死亡の罠がかけられている。
人類と遺伝子に書き込みをした存在との戦いである。

2019年8月3日土曜日

082(1786) 世界一変な火山:2019.08.03

山本睦徳著「世界一変な火山 知床硫黄山ひとり探査記」
を読んだ。
北海道知床の硫黄火山がある。
この火山は名前の通り、
大量に溶けた硫黄を噴出した火山がある。
それに興味を持った関西在住で
地質や火山の専門家でもない市民が
仕事の合間をぬって知床まで何年も通った。
研究者の手助けを借りながら、地質学的調査を続ける。
データを収集し、解析しながら、
学会発表から論文作成まで行った。
丹念な調査から見つかることもいろいろあった。
そんな探査記で面白かった。

2019年8月2日金曜日

081(1785) 日はまた昇る、君の心に:2019.08.02

如月恭介著「日はまた昇る、君の心に」
を読んだ。
週刊誌記者の沢井祥子が、タックスヘイブンの情報を調べる。
そこの情報から、記事を書いて不祥事を暴く。
その後、不思議な情報を流す人物、買収をかける人物、
沢井が頼る探偵、その事務所の無気力な女性従業員が入り乱れる。
それぞれの過去が錯綜していく。
各種の事件が起こる。
そこには粉飾決算、脱税、横領、談合、
暴行、殺人なども含まれていた。
あっさりとしたストーリーで語られる。
もっと重厚に進めてもいいストーリーだと思える。
面白いことは違いない。

2019年8月1日木曜日

080(1784) ライフ 後編:2019.08.01

如月恭介著「ライフ 後編:新たなる伝説の始まり」
を読んだ。
仮想通貨ライフの強奪する組織、そこから取り返し被害者に戻す。
街に戻った主人公が、どうもそこも住むところでなくなっていた。
仲間が仕事を続けていて、組織に殺された。
それを聞いてい再び、もどり遺志をついで仕事をしていく。
そこが自分たちの住処であることを悟る。
なかなか面白かった。

2019年7月31日水曜日

079(1783) ライフ 前編:2019.07.31

如月恭介著「ライフ 前編: 終末の後のユートピア」
を読んだ。
前後に分かれているが、短編だ。
設定やシナリオがおもしろい。
一気に読んでしまった。

2019年7月29日月曜日

078(1782) 渋谷署強行犯係 義闘:2019.07.29

今野敏著「渋谷署強行犯係 義闘」
を読んだ。
暴走族を刈る一人の男が現れる。
整体師の竜門のもとを格闘技のチャンピオンの赤間が治療に来る。
その時刑事の辰巳が訪れ、竜門から情報を引き出そうとする。
竜門が赤間を治療しながら、怪しんでいく。
やがて赤間の暴走族刈りの背景が明らかになる。
それを阻害するため、竜門と赤間が戦う。

2019年7月26日金曜日

077(1782) 除妖師II:2019.07.26

如月恭介著「除妖師II」
を読んだ。
新たな妖術師として宗教団体がでてくる。
この宗教団体は、脱法ドラッグを利用している。
その背景にあったこは、庶民の気を取り込むことであった。
ボスはスサノウであった。
要領の悪い主人公の背景にいるオロチの謎も明かされる。

2019年7月24日水曜日

076(1781) 除妖師:2019.07.24

如月恭介著「除妖師」
を読んだ。
東大卒のうだつの上がらない、フリーターが就職した。
そこは古物商とはいいながら、
除妖師が世間を監視する仕事をしている。
不思議な世界観の物語である。
なかなかおもしろい。

2019年7月23日火曜日

075(1780) できたての地球:2019.07.23

廣瀬敬著「できたての地球-生命誕生の条件」
を読んだ。
東工大の地球生命研究所の所長が書いた本だ。
研究所が目指している方向と
作業仮説、新しくわかってきたことをわかりやすく紹介している。
途中まで読んでいたものを
残ったものを読み切った。

074(1779) 渋谷署強行犯係 密闘:2019.07.23

今野敏著「渋谷署強行犯係 密闘」
を読んだ。
渋谷で不良たちが一撃で次々と倒す。
その犯人は、中年の男であった。
整体師の竜門が渋谷署強行犯係の刑事の辰巳が
暴行受けた不良の入院する病院につれいてく。
その犯人の技がすごいのが一目で悟る。
その男の犯行は続く。
最後にはその男との戦いが繰り広げられる。

2019年7月19日金曜日

073(1778) 古生物学者、妖怪を掘る:2019.07.19

荻野慎諧著「古生物学者、妖怪を掘る 鵺の正体、鬼の真実」
を読んだ。
古文書に書かれた妖怪を、古生物学者が古生物の目で見ていく。
古文書で記述されている鵺(ぬえ)、河童、鬼などの妖怪を
生物学的、古生物学的など科学的に見ていく。
科学で切って捨てるのではなく、
そのような生物がいた、古文書の記載を信じる
という立場で取り組んでいる。
面白い視点である。

2019年7月17日水曜日

072(1777) 黄金の鍵:2019.07.17

高木彬光著「黄金の鍵~墨野隴人シリーズ1~」
を読んだ。
天才、墨野隴人のシリーズの第1巻である。
年代昭和40年代なので少々背景が違いがある。
それと、語り口が現代風ではない。
昭和40年代とはこんなミステリーだったのか。
そんな思いが湧いてきた。
ストーリー自体は小栗上野介が
幕府の膨大な金を赤城山に隠したという話がある。
それに対する推理を示している。
その推理か面白いものであった。

2019年7月11日木曜日

071(1776) アンドロイドは人間になれるか:2019.07.11

石黒浩著「アンドロイドは人間になれるか」
を読んだ。
ロボット学者の石黒がロボットから、
人間について考えていく本である。
「心」や「人間らしさ」とはなにかを、
ロボットから探っていく。
AIロボットが人間の職を奪うといわれる。
AIのプログラムが、プロのチェスや囲碁、将棋の棋士に勝った。
では、将棋などのプロがいなくなるのか、
ゲームがつまらなくなるのか。
そうはなっていない。
残るものもある。
落語家の技がロボットに移植されている。
文化、芸術とよばれるものもロボットでも可能になるかもしれない。
しかし、人間しかできないことは必ず残る。
いろいろ考えさせられた。

2019年7月9日火曜日

070(1775) アクティブメジャーズ:2019.07.09

今野敏著「アクティブメジャーズ」
を読んだ。
公安のエースとして研修を受けた倉島が
最初のオペレーションを命令される。
その仕事は先輩エーズ葉山の素行調査であった。
同時に全国紙幹部が自殺事件が起こる。
しらべていくと、2つがつながりがあり、
陰謀が明らかになっていく。
シリーズの四弾である。

2019年7月6日土曜日

069(1774) 凍土の密約:2019.07.06

今野敏著「凍土の密約」
を読んだ。
今度は、ヴィクトルは出てこない。
しかし、プロの暗殺者がでてくる。
その暗殺者がロシア人と日本人を4人を殺した。
その暗殺者はどことつながっているのか。
公安部の倉島が追いかける。
シリーズ第3弾である。

2019年7月2日火曜日

068(1773) 白夜街道:2019.07.02

今野敏著「白夜街道」
を読んだ。
ロシアの貿易商のボディーガードとして同行して来日ヴィクトルは
帰国直前に断れない依頼によって
暴力団の対抗相手の刺客2名を始末した。
一方貿易商と会った外交官僚が怪死する。
捜査が進むと、貿易商とヴィクトル、日本の公安の倉島
その他にも多くの人が複雑に関わりながら物語が進んでいく。
なかなか面白い。
4部作の2作目である。

2019年6月29日土曜日

067(1772) 曙光の街:2019.06.29

今野敏著「曙光の街」
を読んだ。
元KGBで生活に困っていたヴィクトルが元上司から
暴力団組長の暗殺を依頼されてた。
日本人との混血で日本でもスパイ活動もしていた。
今回は偽名で潜入してきた。
警視庁公安部でやる気のない倉島が対応を命じられる。
しかし、その裏にはいろいろな思惑が錯綜していた。
4作のシリーズの1巻目である。
今野の作品大抵面白い。
これも期待どおり面白かった。今野敏著「曙光の街」
を読んだ。
元KGBで生活に困っていたヴィクトルが元上司から
暴力団組長の暗殺を依頼されてた。
日本人との混血で日本でもスパイ活動もしていた。
今回は偽名で潜入してきた。
警視庁公安部でやる気のない倉島が対応を命じられる。
しかし、その裏にはいろいろな思惑が錯綜していた。
4作のシリーズの1巻目である。
今野の作品大抵面白い。
これも期待どおり面白かった。

2019年6月25日火曜日

066(1771) 魔女は月曜日に嘘をつく(2):2019.06.25

太田紫織著「魔女は月曜日に嘘をつく(2)」
を読んだ。
江別を舞台にした日常ミステリーである。
3つの短中編小説から構成されている。
少しずつミステリー感が減っている。
二人の主人公の関係が少しずつ変化していく。
第3弾も出版されている。

2019年6月23日日曜日

065(1770) クラッシュマン:2019.06.23

柴田哲孝著「クラッシュマン」
を読んだ。
警察庁警備局公安課特別捜査室“サクラ”の田臥と
テロリストのクラッシュマンとの戦いを描いたもの。
ISのテロリストが伊勢志摩サミットの首脳を狙うサスペンスものである。
だが、少々楽しみきれなかった。
柴田氏の作品はもっと自然の生き物のもの、
戦中の物語、あるいはユニークな主人公が面白いのだが。

2019年6月19日水曜日

064(1769) ヴィズ・ゼロ:2019.06.19

福田和代著「ヴィズ・ゼロ」
を読んだ。
大学時代の親友が目の前で殺された。
それ以降、残された二名の男は警察に進みながら
コンタクトなく別の道を進む。
関西空港を台風が直撃しとき、
ハイジャック機が着陸し、管制塔も占拠される。
テロリスト、警察、クラッカーが不思議な接点をもっていた。
なかなか面白いサスペンスである。

2019年6月13日木曜日

063(1768) 特殊防諜班 最終特命:2019.06.13

今野敏著「特殊防諜班 最終特命」
を読んだ。
シリーズの完結編である。
再度ファントムが攻撃をしかける。
芳賀一族が市民への被害を考え、
急遽三瓶山に集合する。
真田も任が解かれ一個人になる。
最後の戦いだが、
どうも終わりの盛り上がりが足りない気がした。

2019年6月11日火曜日

062(1767) 特殊防諜班 聖域炎上:2019.06.11

今野敏著「特殊防諜班 聖域炎上」
を読んだ。
都内のビルへの破壊テロがあった。
実は新人類委員会の陽動作戦であった。
今回はハリアーで攻めてくる。
自衛隊も総力を上げて探知をする。
そしてF15が対抗する。

061(1766) 宇宙軍士官学校―前哨―12:2019.05.08

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―12」
を読んだ。
いよいよ第1部の終わりである。
粛清者が大量に攻撃してくる。
恒星反応弾が太陽に衝突した。
太陽は激しく反応が進む。
そしてレーザー光線が大量に発射される。
地球は可能な限り防戦する。
仲介者という不思議な存在が現れる。
問題は残しながらも次なる展開へ期待できる。

2019年6月7日金曜日

060(1765) 特殊防諜班 諜報潜入:2019.06.07

今野敏著「特殊防諜班 諜報潜入」
を読んだ。
夢明斎と名乗る教祖がでてきた。
以前の雷光教団の後を継いだものだ。
無明斎は山の民であった。
それも非常に優れた能力もったものだった。
芳賀一族を狙う新たな陰謀がはじまった。

2019年6月4日火曜日

059(1764) ヤルダバオートの聖域:2019.06.04

ヤマダ マコト著「ヤルダバオートの聖域」
を読んだ。
やはり新潟を舞台にした物語である。
親をヒグマに越されたマタギの女性、
親が自殺をした生態系の学者、
地元で売春斡旋者を追いかける警察官。
あまり接点がない人達が、
最後にひとつに件関連が示される。
なかなかおもしろい物語であった。

2019年5月29日水曜日

058(1763) 宇宙軍士官学校―前哨―11:2019.05.29

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―11」
を読んだ。
粛清者が恒星反応弾を転移させた。
銀河の他の星系でも攻撃がはじまる。
援軍の予定がかわって、少しか援軍が来ない。
そこに粛清者は、大艦隊を転移させてきた。
最後の本格的な戦いがはじまる。

2019年5月27日月曜日

057(1762) 特殊防諜班 凶星降臨:2019.05.27

今野敏著「特殊防諜班 凶星降臨」
を読んだ。
ヨーロッパでザミルが拉致される。
新人類委員会の首領と対面する。
一方日本でも、芳賀一族と首相を狙う。
ザミルは恵理のおかげで場所が特定されれ、
モサドが救出した。
芳賀一族を真田とザミルが守る。

2019年5月26日日曜日

056(1762) 宇宙軍士官学校―前哨―10:2019.05.26

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―10」
を読んだ。
粛清者の侵攻が強烈になる。
倍数での攻撃だが、変化して、
新兵器の投入される。
どうも地球が新たな攻撃パターンの場となっているようだ。
銀河全体でも攻撃がはじまる。
だんだん地球の攻撃も本格的になってくる。

2019年5月25日土曜日

055(1761) 特殊防諜班 標的反撃:2019.05.25

今野敏著「特殊防諜班 標的反撃」
を読んだ。
経済のプロコワルスキーが新人類委員会と協力をして日本に潜入した。
公安の捜査員を射殺し、企業の買収を進める。
しかしプロコワルスキーが恵理と会って共感する。
そこから新人類委員会との戦いがはじまるが
思わぬ展開が起こる。

2019年5月22日水曜日

054(1760) 宇宙軍士官学校―前哨―9:2019.05.22

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―9」
を読んだ。
太陽から地球を守るための準備が進む。
まだ未完のまま、とうとうの粛清者の太陽系攻撃がはじまる。
その戦いは、従来のもとは変わっている。
その変化にどう対応するのか。
一応の対応はできているが、
その変化は順次、対応がむつかしくなってくるかもしれない。
また今後、攻撃がどう変化するのかも不明である。
そんな緊張感がでてきた。

2019年5月20日月曜日

053(1759) 団塊老人:2019.05.20

三田誠広著「団塊老人」
を読んだ。
15年前に書かれた本である。
著者自身が団塊の世代で、
団塊世代が老後になるとどうなるかを考えた本である。
現在の本の基本となるような考え方が
いろいろ示されている。

2019年5月16日木曜日

052(1758) 人生の整理術:2019.05.16

保坂隆著「人生の整理術 老いをスッキリ愉しむ秘訣」
を読んだ。
老後に向けてどのように生活をするのか。
年齢に応じたスモールサイズング、
シンプルに生活する。
できることをだけを少しだけで満足するように。
そんな心構えをまとめたものであった

2019年5月15日水曜日

051(1757) 宇宙軍士官学校―前哨―8:2019.05.15

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―8」
を読んだ。
防衛軍の通信システム感応端末へ粛清者から攻撃を受ける。
ただし旧式の通信システムが利用できることに気づいた
ケイイチが指令を発し、対抗する。
虚しく敗戦へとなりそうだ。
粛清者はさらに新兵器を持ち出したので
退却すための防衛戦をしていく。
なかなか面白い。
この巻にはめずらしく著者のあとがきがあった。
兄が死んだ経緯や、関連する著者のシリーズの経緯
などが述べられている。

2019年5月14日火曜日

050(1756) 特殊防諜班 標的反撃:2019.05.14

今野敏著「特殊防諜班 標的反撃」
を読んだ。
成田空港でランチャーでテロが発生した。
過激派の犯行と思われたが、新人類委員会の攻撃であった。
チベット仏教の高僧が舎念に会いに来た。
高僧を盾に舎念、真田、モサドのザミルへの仕返しもあった。
新人類委員会との戦いが繰り返される。
アクションものでなかなか面白い。

2019年5月11日土曜日

049(1755) 宇宙軍士官学校―前哨―7:2019.05.11

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―7」
を読んだ。
いよいよ本当の戦闘に入る。
侵攻を受けているモルダー星系を守るために戦う。
今まで以上の艦隊になり、地球軍独立艦隊として参戦。
ただし補給先の護衛をしていく。
守るのだが、新たな戦略を展開する。
その結果、大きな指揮権を与えられる。

2019年5月9日木曜日

048(1754) 特殊防諜班 連続誘拐:2019.05.09

今野敏著「特殊防諜班 連続誘拐」
を読んだ。
新人類戦線とよばれる組織が、
日本の宗教教祖を次々と誘拐する。
すぐに解放されて、教祖は何も覚えていない。
だが、雷光教団の夢妙斎だけは殺害された。
「首相の代理人」の真田と
イスラエル大使館員でモサドのザミルが共闘する。
シリーズの第一巻であった。

2019年5月5日日曜日

047(1753) 宇宙軍士官学校―前哨―6:2019.05.05

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―6」
を読んだ。
ケイローンの首都惑星シュリシュクで試練を受ける。
試練を突破すれば、地球防衛のための援助を得られる。
回の対戦のうち2回の対戦で優秀な成績を収める。
援助だけでなく、そこで一ランク上の階級にまで引き上げられる。
戦いの準備は整った。
いよいよ戦いへと突入する予感がする。

2019年5月3日金曜日

046(1752) 藝人春秋:2019.05.03

水道橋博士著「藝人春秋」
を読んだ。
単に藝人の話題を語るだけでなく、
水道橋博士なりの視点で、
それぞれの藝人を語っている。
なかなか含蓄のある本となっている。
いい本であった。

2019年4月30日火曜日

045(1751) 戒名は、自分で決める:2019.04.30

島田裕巳著「戒名は、自分で決める」
を再読した。
以前読んだときは、軽く考えていたが、
現在も葬式仏教として、
戒名に日本の仏教固有の
課題あることがよくわかった。
仏教、あるいは宗教の存在意義はどこにあるのか。
田舎の母を見ていても感じることである。

2019年4月26日金曜日

044(1750) 宇宙軍士官学校―前哨―5:2019.04.26

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―5」
を読んだ。
粛清者が太陽系に攻めてきた。
連邦宇宙軍は迎撃部隊を派遣するが撃破される。
これまでの偵察とは違っていた。
粛清者の攻撃パターンが変わってきた。
士官学校の士官と訓練生が対処に向かい撃破する。
粛清者との本格的な戦いに始まる。

2019年4月23日火曜日

043(1749) 消滅 下:2019.04.23

恩田陸著「消滅 VANISHING POINT(下)」
を読んだ。
どうも話が長く、舞台も限られている。
どんでん返しも今ひとつである。
少々残念だった。

2019年4月20日土曜日

042(1748) 消滅 上:2019.04.20

恩田陸著「消滅 VANISHING POINT(上)」
を読んだ。
空港の別室での話である。
その中に人にしか見えないアンドロイドがいて、
集められた人の中にテロリストがいるので、
限定された時間にそのテロリストを
10名で見つけていほしいという設定である。
登場人物を捕まえるのが苦手なので、
なかなか状況を把握できない。
しかし、今後どうなっていくの興味が湧いてくる。

2019年4月15日月曜日

041(1747) 宇宙軍士官学校―前哨―4:2019.04.15

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―4」
を読んだ。
久しぶりにシリーズを読んだ。
4巻目となる。
少々前巻の内容を忘れていたが、
今回は主人公たちが士官として
15歳ほどの若者を指導していく。
しかし、背景には敵の脅威が迫っている。

2019年4月12日金曜日

040(1746) スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち:2019.04.12

山根一眞著「スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち」
を読んだ。
三カ国の研究者がそれぞれの立場でALMAを作り上げた。
その中で日本の貢献をメタルカラーの要領で
取材して作り上げられたルポルタージュである。
面白い内容である。

2019年4月9日火曜日

039(1745) 火神録:2019.04.09

化野燐著「火神録 考古探偵一法師全の記憶」
を読んだ。
シリーズの4作目である。
登場人物が大学にいるころの話である。
京都を火の海にしようとする企みがある。
主人公は東京から京都の大学に入学してきた佳織で
1年海外にいて同級生になった荻原
大学院生一法師、先生の教授などと事件を追いかける。
なかなか面白かった。

2019年4月7日日曜日

038(1744) 偽神譜:2019.04.07

化野燐著「偽神譜 考古探偵一法師全の追跡 」
を読んだ。
北九州の人面銅鐸の鋳型の発掘現場の見学で崩落に会い、
考古探偵たちがが閉じ込められる。
救出されると、感性症の可能性があり隔離される。
しかし、そこには大きな陰謀があった。
前作の内容をほとんど忘れているので
なかなかわかりにくいストーリーであった。
しかし、面白いものであった。
連作で前作の内容を引いている作品は
あまり間をあけずに読むのがいいようだ。

2019年4月2日火曜日

037(1743) 日本人の神はどこにいるか:2019.04.02

島田裕巳著「日本人の神はどこにいるか」
を読んだ。
走り読みである。
一神教とされる、キリスト教は多神教的に要素をもっている。
また宗教を広域に渡って研究していた
エリアーデの偉大さが示されていた。
彼の「世界宗教史」は3巻の大部であるが、
未完であった。
それは、彼が日本のきた時
興味を持っていた日本の宗教が
どうまとめられるが見れずに残念だ。

2019年4月1日月曜日

036(1742) 定年後不安:2019.04.01

大杉潤著「定年後不安 人生100年時代の生き方」
を読んだ。
参考になることがあった。
実践したいこともいろいろあった。
今後はこのような考えを参考にしたい。

2019年3月31日日曜日

035(1741) 定年後の知的生産術:2019.03.31

谷岡一郎著「定年後の知的生産術」
を読んだ。
個々の話題は面白いのだが、
現状の興味には合わなかった。
団塊の世代の成功を参考にして
以降の世代もクリエイティブに生きる方法を示している。
また、その方法として本の書き方を示している。
私には参考にあまり参考にならなかった。

034(1740) 100万円で家を買い、週3日働く:2019.03.31

三浦展著「100万円で家を買い、週3日働く」
を読んだ。
生活実験の事例紹介集である。
事例はおもしろのだが、
現状の興味とはそぐわない。
しかし面白い生活があることがわかった。
気になった点
・藤村靖之氏の非電化工房のスモールビジネス
(月3万円ビジネスをいくつかすることで最低収入をえる)
・Found MUJI
・「第四の消費」著者提唱
物質の豊かさから人間関係の豊かさへ
私有からシェアへ
シンプル・ナチュラル・手作り志向
日本・地方志向

2019年3月30日土曜日

033(1739) 人は、老いない:2019.03.30

島田裕巳著「人は、老いない 」
を読んだ。
年齢を重ねていくと衰えることも多々ある。
しかし、老いずに進歩する人もいる。
そんな人になるために、好奇心が必要である。
好奇心は、積み重ねによって心が新陳代謝できる。
若さよりも経験がある老年期ほど有利だ。
年取れば、老後でなく、老成がある。

2019年3月28日木曜日

032(1738) 定年準備:2019.03.28

楠木新著「定年準備 人生後半戦の助走と実践 」
を読んだ。
事例が豊富であるが、参考になるももあった。
老後は、個人、家族、地域で自身の生きていく場をつくっていくことが重要のようだ。
そのために準備が必要になる。
定年準備のための行動六か条が載っていた。
・焦らずに急ぐ
・趣味の範囲にとどめない
・身銭を切る
・個人事業主と接触する
・相手のニーズに合わせる
・自分を持っていく場所を探す

2019年3月24日日曜日

031(1737) 下流老人と幸福老人:2019.03.24

三浦展著「下流老人と幸福老人 資産がなくても幸福な人 資産があっても不幸な人」
を読んだ。
流し読みである。
統計データをつかった老人の調査結果の解釈である。
だいたい2016年頃の状況がわかった。
生き方への考え方、金銭以外の生きがいの発見、
老後の人間関係など、
心の問題をどう捉えたいさくるかだろう。

030(1736) 年収崩壊:2019.03.24

森永卓郎著「年収崩壊―格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」」
を読んだ。
12年前の本である。
データは2007年当時のものである。
しかし、主張は「ビンボーでも楽しい定年後」などと同じである。
状況は変わっているが、考え方は同じである。
多分それが最適解なのだろう。
自身の老後の状況と対策の一般論はわかった。
あとはどう考え、どのような対策を考えるかだろう。

029(1735) 定年後:2019.03.24

楠木新著「定年後-50歳からの生き方、終わり方」
を読んだ。
定年後の生き方をいろいろ考えた本である。
身近な人の退職でいろいろ考えるために読んだ。
いくつか参考になることがあった。
以前から考えていることとは違う点、同じ点もあった。

2019年3月20日水曜日

028(1734) 団地のナナコさん:2019.03.20

ヤマダ マコト著「団地のナナコさん」
を読んだ。
スリラーなのだろうか。
国鉄団地の不思議な物語である。
子どもの頃遊んでいた友達が、
実は存在していなかった。
その存在は父も知っっていたが、
それは大きな事件を引き起こしていたが、
その事件も消えていた。
父もその事件で関わっていた。
それが20年後に解明される。
ヤマダ氏の作品は面白い。

2019年3月18日月曜日

027(1733) ビンボーでも楽しい定年後:2019.03.18

森永卓郎著「ビンボーでも楽しい定年後」
を読んだ。
なかなか参考に内容もあった。
くら寿司、すき家、松屋、リンガーハットなどが
低糖質の食品を販売しているを知った。
また写真集の印刷製本が
TOLTOやしまうまプリントなで安くできることも知った。
他にもいろいろ学べることもあった。

2019年3月17日日曜日

026(1732) テーブルの上のスカイラーク:2019.03.17

ヤマダ マコト著「テーブルの上のスカイラーク」
を読んだ。
卓球を題材にした物語だが、面白い。
この著者いつもの新潟を舞台にした小説だが、
それがなかなかいい。
卓球の話題だけで展開されるが、
そこにいろいろな人物が交わっていく。
単純なハッピーエンドではないが、
期待を満たしながらも裏切りもある。
そんな興味をそそる展開であった。

2019年3月13日水曜日

025(1731) シャーロック・ホームズの不均衡:2019.03.13

似鳥鶏著「シャーロック・ホームズの不均衡」
を読んだ。
不思議な設定のミステリーである。
設定がおもしろく、そのストーリーは面白いのだが、
トリックが少々・・・

2019年3月9日土曜日

024(1730) 太陽の塔:2019.03.09

森見登美彦著「太陽の塔」
を読んだ。
京大の学生の悶々とした不思議な物語だ。
精神状態が違えば、面白く読めたかしれないが、
どうも現状では面白く感じなかった。
軽妙な言い回しが売りなのだろうが、
純文学的な隠喩が隠されているようで
なかなか心に入ってこない。

2019年3月7日木曜日

023(1729) ヒートアップ:2019.03.07

中山七里著「ヒートアップ」
を読んだ。
麻薬取締官の七尾は
麻薬に対する抵抗力がある特異体質である。
兵士用に開発された薬物ヒートが闇市場に流出した。
「魔女は甦る」の後日をもとにしたストーリーで
登場人物がすべて変わる。
しかし、前作の主人公や、
中山の他の作品の人物もちらほらでてくる。
なかなかおもしろい。

2019年3月2日土曜日

022(1728) 恩讐の鎮魂曲:2019.03.02

中山七里著「恩讐の鎮魂曲」
を読んだ。
前作で、自身が凶悪犯であったことを公開したので
今後の作品の展開が非常に難しいと思われた。
しかし、中山氏は新たな作品が出てきた。
御子柴礼司がかつての恩師ともいうべき
少年院時代の教官を救うために弁護をする。
しかし教官は、殺人を犯したことを自身で認め、
正当な罰で裁かれることを望んでいる。
御子柴は弁護で無罪を主張するが、
その方法は緊急避難を用いている。
何度もの大小のどんでん返しが仕組まれている。
さすがに、中山氏は面白い。