2020年9月2日水曜日

069(1919) 京都寺町三条のホームズ 7:2020.09.02

望月麻衣著「京都寺町三条のホームズ : 7 贋作師と声なき依頼」
を読んだ。
高3の夏からいよいよホームズとのライバルの
円生との戦いが、最終局面を迎える。
そこには恋愛物語もあるが、本来は対決だが
似た者同士の対決は一応の決着は見るが、
新たな展開が起こることになる。

2020年9月1日火曜日

067(1917) 京都寺町三条のホームズ 6.5:2020.08.31

望月麻衣著「京都寺町三条のホームズ : 6.5 ホームズと歩く京都」
を読んだ。
これは、小説ではなく、読本というものだ。
小説で登場した観光スポットやカフェなどを
小説の一部を再現しながら紹介している。
ファンにはいい書物なのだろう。
私は、観光スポットに行きたいところがいくつかあった。
そのうちに行きたいものだが、
どうなるこだろうか。

2020年8月29日土曜日

066(1916) 警察庁α特務班 七人の天使:2020.08.29

六道慧著「警察庁α特務班 七人の天使」
を読んだ。
警察庁直属の特捜チーム「α特務班」とは、
女性のレイプ事件などを専門に扱う部署で、
被害者だけでなく加害者のカウンセリングも
臨床心理学的手法を駆使して犯人を追い詰めていく
7人のチームである。
シリーズ化されているが、
最初の話として14年前の未解決の
ペルソナによる連続強姦殺人事件との
関連が疑われたが、違っていた。
いろいろと回収されていないことがあるので、
今後の期待したいものだ。

2020年8月27日木曜日

065(1915) 京都寺町三条のホームズ 6:2020.08.27

望月麻衣著「京都寺町三条のホームズ : 6 新緑のサスペンス」
を読んだ。
京都で仏教関係の美術品が次々と盗まれていく。
他の高額の物があるのに、
一連の作品一点だけが盗まれる。
所有者には、調べるまで盗難き気づかない場合もあった。
一方、かつての事件で知り合いになった、
探偵から失踪した娘の行方を探してもらう依頼を受ける。
2つの関係のない出来事が調べていくうちに絡み合う。

2020年8月24日月曜日

064(1914) 転生:2020.08.24

鏑木蓮著「転生」
を読んだ。
京都の外れで染め物作家の女性が絞殺される。
調べる刑事大橋砂生は、キャリアがだ転々としており
岐阜県警から京都府警に移動してきたばかりである。
所轄の若い女性刑事と協力して事件を解決していく。
京都が舞台だが、各地に話は及ぶ。
京都の舞台の小説が最近面白く感じる。

2020年8月21日金曜日

063(1913) 京都寺町三条のホームズ 5:2020.08.21

望月麻衣著「京都寺町三条のホームズ : 5 シャーロキアンの宴と春の嵐」
を読んだ。
骨董店、蔵でアルバイトをはじめて1年が経つ。
女性記者が父の取材に来る。
その時、貴重な青磁の壺の取材もする。
その記者はライバルの円生の仲間であり、
夜に円生が忍び込んで盗もうとする。
しかし、ホームズが裏をかいて阻止するが、
家宝の志野の茶碗が盗まれる。
翌日、円生からの挑戦状が届く。

2020年8月19日水曜日

062(1912) 女神の骨格:2020.08.19

麻見和史著「女神の骨格」
を読んだ。
洋館の火災現場の焼け残ったところから隠し部屋と
白骨遺体が見つかった。
その部屋は「驚異の部屋」と呼ばれ
家主のコレクションが集められていた。
ひとつの遺体だと考えられていたが、
実は2体が組み合わせられていた。
いつものメンバーが事件を追う。

2020年8月15日土曜日

061(1911) 京都寺町三条のホームズ4:2020.08.15

望月麻衣著「京都寺町三条のホームズ : 4 ミステリアスなお茶会」
を読んだ。
新年からの骨董品店での出来事になる。
実在する京都のカフェや神社仏閣が紹介される。
そんなとろこにいってみたい気になる。
今回は吉田山荘と弟分の高校生の利休の
お祖父さんの依頼による相続人としての
ミステリーが紹介される。

061(1911) 京都寺町三条のホームズ4:2020.08.09

望月麻衣著「京都寺町三条のホームズ : 4 ミステリアスなお茶会」
を読んだ。
新年からの骨董品店での出来事になる。
実在する京都のカフェや神社仏閣が紹介される。
そんなとろこにいってみたい気になる。
今回は吉田山荘と弟分の高校生の利休の
お祖父さんの依頼による相続人としての
ミステリーが紹介される。

2020年8月9日日曜日

060(1910) メゾン・ド・ポリス:2020.08.09

加藤実秋著「メゾン・ド・ポリス 退職刑事のシェアハウス」
を読んだ。
新人刑事の牧野ひよりは、お茶くみばかりさせられている。
管内で事件が起こる。
しかし、上司から元刑事に話を聞くように命じられる。
そこは退職刑事ばかりがシェアハウスしているところだ。
しかし、癖はあるが有能な刑事ばかりである。
彼らが事件を解決するという謎解きが短編で進む。
しかし、そこには一連の事件が見え隠れしている。
それも大きな事件がある。
その一部は解決されるが、それは続編へと続く。

2020年8月8日土曜日

059(1909) 京都寺町三条のホームズ32:2020.08.08

望月麻衣著「京都寺町三条のホームズ : 3 浮世に秘めた想い」
を読んだ。
歌舞伎役者の喜助が「蔵」に来る。
南座で顔見世の直前に脅迫状が届く。
暮れの京都の風物とお寺などを舞台になる。
京都がなつかしい。

2020年8月5日水曜日

058(1908) 「ファインマン物理学」を読む:2020.08.05

竹内薫著「「ファインマン物理学」を読む 普及版 量子力学と相対性理論を中心として 」
を読んだ。
「ファインマン物理学」の全5巻を以前はもっていた。
読みだしたが挫折。今では手元にない。
ファイマンに関する書籍は何冊か読んでいて
そのユニークな逸話は知っていた。
そしてファイマンは、説明の旨さ、講義の旨さにも定評があった。
大学学部生向けの2年間の講義が
全5巻の教科書となった。
本書はその量子力学と相対性理論に関する巻を
わかりやすく解説したものである。
重要な数式がしっかりと導出とその説明はされている。
一部理解できないこともあったが、
シュレディンガーやディラックの方程式、
ファイマンの経路図と経路積分の概要も紹介されていた。
全3巻のシリーズになっているので、
間を置いて読んでいきたい。

2020年7月31日金曜日

057(1907) 京都寺町三条のホームズ2:2020.07.31

望月麻衣著「京都寺町三条のホームズ : 2 真贋事件簿 」
を読んだ。
シリーズ第2弾の短編集である。
贋作に関する短編がいくつ入っている。
そして、若い僧侶である円上が登場する。
円上は贋作師であったが、
以降ライバルとして登場する。
京都の各地の寺や名所が舞台になり、
そこの含蓄が紹介される。
それもなかなか面白い。

2020年7月29日水曜日

056(1906) 虚空の糸:2020.07.29

麻見和史著「虚空の糸 警視庁殺人分析班」
を読んだ。
東京都民全員が人質にして
2億円の身代金が請求された。
3日間、殺人がおこなわれていく。
警視庁捜査一課十一係のシリーズである。
新米刑事の如月のひらめきが
事件を解決に導く。

2020年7月23日木曜日

054(1904) 水晶の鼓動:2020.07.23

麻見和史著「水晶の鼓動 警視庁殺人分析班」
を読んだ。
殺人現場が真っ赤にペイントされていた。
その直後に爆破事件が起こる。
赤い殺人事件が続き、
爆破事件も続く。
その背景に関連がでてくる。
片岡真子のシリーズの第2弾である。

2020年7月19日日曜日

053(1903) 炎罪:2020.07.19

鏑木蓮著「炎罪 片岡真子」
を読んだ。
片岡真子シリーズの第2となる。
優秀はメンタルクリニックの山之内一蔵が焼死する。
その教え子の優秀な精神鑑定師が府警の指導をする。
また弟子が仙台で死亡していたが、自殺とされていた。
調べ直すのどうも自殺とは思えない。
複雑な伏線が入り乱れて、
意外な人物が犯人とわかってくる。
警察ミステリーで面白い。

2020年7月12日日曜日

052(1902) 地磁気逆転と「チバニアン」:2020.07.12

菅沼悠介著「地磁気逆転と「チバニアン」 
地球の磁場は、なぜ逆転するのか」
を読んだ。
地磁気や古地磁気の原理や研究史から、
わかりやすく説明してある。
また地磁気の逆転に関する
現状の研究成果までがわかりやすかった。
そしてチバニアンの下限が、
最後の地磁気逆転の松山ーブリュンヌ逆転の
位置にあるということを知った。
そして、千葉県市原市の「千葉セクション」が
GSSP認定と認定され
また、他の団体とのトラブルも紹介されていた。

2020年7月9日木曜日

051(1901) 分類思考の世界:2020.07.09

三中信宏著「分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか」
を読んだ。
前著の「系統樹思考の世界」に続く書である。
系統分類の方法論はアブダクションによる
時系列の推定であった。
分類に対する人類の本能があったが、
科学的な方法論はまだ決定的なものはないという。
分類というだれもができることなのに、
そこは一般的な手法がないというのは
どういうことなのだろう。
興味深い。

2020年7月4日土曜日

050(1900) 系統樹思考の世界:2020.07.04

三中信宏著「系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに」
を読んだ。
面白い。
ちょうど今改訂版を作成している本の参考にすべてき、
重要文献であった。
しかし、時期すでに遅し。
現行が仕上がっているので、
次回のチャンスに取り組もう。

2020年6月30日火曜日

049(1899) 時限:2020.06.30

鏑木蓮著「時限 片岡真子」
を読んだ。
京都府警五条署の若手の片岡真子が、
キャリア警察官と組んでの事件を解決していく。
自殺かと見えた死体に絞殺の痕跡があり、
もっと詳しく見ると縊死の痕跡がもあった。
複雑の様相を事件を説いていく。
京都を舞台にした、
京都弁の女警察官の活躍のシリーズである。

2020年6月26日金曜日

048(1898) 蟻の階段:2020.06.26

麻見和史著「蟻の階段 警視庁殺人分析班」
を読んだ。
死体をいくつかの品々で飾った現場がある。
2度も同じ形式の死体がみつかる。
犯人は、自分を尋問した退職警官に連絡した
犯行の情報を流している。
「警視庁殺人分析班」シリーズの2巻目である。

2020年6月22日月曜日

047(1897) 護られなかった者たちへ:2020.06.22

中山七里著「護られなかった者たちへ」
を読んだ。
宮城県を舞台にしたミステリである。
生活保護を受けられなかった老人が死んだ。
老人と関係の深い人が
保健福祉事務所の人に復讐していく。
しかし、その人物は誰にも恨まれない人格者であった。
だが、公務としておこなったことが、
国や法律に守られなかった人への恨みとなった。

2020年6月16日火曜日

046(1896) 継続捜査ゼミ:2020.06.16

今野敏著「継続捜査ゼミ」
を読んだ。
警察を退職したのち、女子大で教授になった小早川が
ゼミとして、未解決事件をテーマとする。
5名のゼミ生とともに、
小さな事件を解決しながら
事件を追いかける。
継続捜査の担当や、地元の警官などの助力を受けて、
ゼミ生が事件を解決する。
おもしろい設定である。

2020年6月15日月曜日

045(1895) 石の繭:2020.06.13

麻見和史著「石の繭 警視庁殺人分析班」
を読んだ。
「警視庁殺人分析班」シリーズの第一弾である。
モルタル詰めにされた死体から物語ははじまる。
犯人から新米の刑事如月塔子への電話で展開していく。
第2の事件が起こり、最後に警察官の多くが、大きな事件に誘導されていく。
犯人の指示に従いながら、事件の概要がわかっていく。
しかし、最後には思わぬ展開が起こる。
なかなかおもしろかった。

2020年6月9日火曜日

044(1894) 沈黙の詩:2020.06.09

鏑木蓮著「沈黙の詩 京都思い出探偵ファイル」
を読んだ。
思い出探偵社の第3弾である。
自宅で倒れた老婦人に急に認知症の症状がではじめた。
ご主人とともに会社を大きくしてきたが
これまで内縁であった。
継子も立派に育てて慕われている。
しかし、過去を全く語らない。
ノートに書かれた数編の詩やかすかの痕跡を手がかりに
老女の過去を探っていく。
そして彼女の過去を明らかにしていく。

2020年6月6日土曜日

043(1893) 竜の柩(6):2020.065.06

高橋克彦著「竜の柩(6) 交霊英国編」
を読んだ。
コナン・ドイルが信じている心霊のロンドンにいく。
そこで本当に霊に遭遇する。
霊媒師と鹿角の霊にあい、イシュタルに連絡が取れる。
そして、狂ったパラレルワールドから
脱出する方法を考えていく。

2020年6月1日月曜日

042(1892) 静おばあちゃんにおまかせ:2020.06.01

中山七里著「静おばあちゃんにおまかせ」
を読んだ。
刑事の葛城は平凡だが、
ガールフレンドの円とその祖母の静に助けられて
難事件を解決していくという短編連作である。
円の両親も交通事故でなくしているが
その事件も最後に解決する。
いろいろな伏線が解決される。
面白い。

2020年5月26日火曜日

041(1891) 竜の柩(5):2020.05.26

高橋克彦著「竜の柩(5) 心霊日本編」
を読んだ。
タイムマシーンで元の世界にもどるはずだたが、
ハレー彗星のサイクルの数え間違いで
1919年の日本の十和田に戻ってしまった。
大正時代の日本にもどって、
若き著名人に出会いながら、
イシュタルへの接触の可能性を考えていく。
霊魂の存在が帰還のヒントがあるのではないと考える。
イギリスへと向かための努力をしていく。

2020年5月20日水曜日

040(1890) 悪徳の輪舞曲:2020.05.20

中山七里著「悪徳の輪舞曲 御子柴礼司」
を読んだ。
悪徳弁護士の御子柴の妹が母の弁護を頼みに来る。
母の再婚相手が死んだ。
それを母の殺人として起訴された。
御子柴は、どう弁護していくのか。
いつものようにどんでん返しがある。
中山氏のこのシリーズは面白い。

2020年5月16日土曜日

039(1889) 竜の柩(4):2020.05.15

高橋克彦著「竜の柩(4) 約束の地編」
を読んだ。
紀元前2500年のシュメール時代に
タイムトラベルした虹人らは、
その時代の日本の津軽にいく。
そこには縄文時代のムラがありで、
シュメール語を話す縄文人、
そして龍の一族が残した装置が埋もれていた。
それを利用してものと時代にもどっていく。

2020年5月9日土曜日

038(1888) ねじれた過去:2020.05.09

鏑木蓮著「ねじれた過去 京都思い出探偵ファイル」
を読んだ。
新メンバーで医師免許をもった人物が加わる。
20年以上の前の忘れ物のレンズ付きカメラ
以前のメンバーだった役者の失踪した先輩、
記憶喪失の人間
の3つの中編が入っているものである。
話は少しずつ関連している。
なかなかおもしろかった。

2020年5月1日金曜日

037(1887) 竜の柩(3):2020.05.01

高橋克彦著「竜の柩(3) 神の星編」
を読んだ。
宇宙船にのって別の惑星に連れこられた。
そこは龍と牛の神として支配する
シュメール文明とそっくりな世界であった。
軍に囚われた虹人らは主導権を握り、
敵対する民族に接する。
そこの神に対面した。
自分たちが未来から呼んでこられたことを知らされる。
奇想天外な展開が面白い。

2020年4月27日月曜日

036(1886) 神酒クリニックで乾杯を:2020.04.27

知念実希人著「神酒クリニックで乾杯を」
を読んだ。
医療事故で居場所がなくなった外界の勝己は
知人経由で神酒クリニックで働くことになった。
ユニークだが腕のいいクリニックである。
しかし、それは表向きで裏ではいろいろなことがしている。
そして勝己の医療事故も実は仕組まれていた。

2020年4月23日木曜日

035(1885) 思い出探偵:2020.04.23

鏑木蓮著「思い出探偵」
を読んだ。
北森鴻のような面白さがある。
連作なのだが、事件や登場人物が関連していてる。
なかなか思い出を探る探偵
というアイディアも面白い。
シリーズになっているので、
続きも読んでいきたい。

2020年4月17日金曜日

034(1884) 竜の柩(2):2020.04.17

高橋克彦著「竜の柩(2) ノアの方舟編」
を読んだ。
神話にSFを絡めたシリーズである。
前巻に続いて龍を海外に追う。
モヘンジョ・ダロインド、アララト山へ古代文明を追う。
最後には龍が登場する。
まだこのシリーズは続く。

2020年4月12日日曜日

033(1883) 占い処・陽仙堂の統計科学:2020.04.12

二宮敦人著「占い処・陽仙堂の統計科学」
を読んだ。
占いで人探しをしていると、
その背景にいろいろな事件がこるというというものである。
ストーリーに少々、あれこれの波があり、
日常ミステリーとしてはもうひとつであった。
四柱推命を統計学として、
中国の古い時代の膨大な戸籍データから
生年月日との関連を示したものと説明している。
まあそれもいいのだが、説得力はあまり感じなかった。

2020年4月9日木曜日

032(1882) 竜の柩(1):2020.04.09

高橋克彦著「竜の柩(1) 聖邪の顔編」
を読んだ。
龍神の伝説を追いかけるテレビクルーには
不思議な背景があり、それに対抗する勢力もある。
龍とはロケットで神がエイリアンとして
古事記、日本書紀を捉えていく解釈が面白い。
そして日本と海外の勢力の争いもある。
エンターテイメントとして面白い。

2020年4月3日金曜日

031(1881) 宇宙軍士官学校-前哨-6:2020.04.03

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校-前哨-6」
を読んだ。
どこかで読んだ記憶があたのだが、
はっきりと覚えて着なかった。
合本で読んでいたのがやっとわかった。
費用を無駄にした。

2020年3月25日水曜日

029(1879) 総理にされた男:2020.03.25

中山七里著「総理にされた男」
を読んだ。
総理のモノマネが受けていてた売れない役者がいた。
ある日突然、拉致されてた。
連れて行かれたところが官房長官のところであった。
病気の総理の替え玉をさせられた。
役者なのでその能力で議場を圧倒して魅了する。
その演説には政治家が忘れていた初心、義憤などがあった。
総理が病気で死に、代役が本業でなくなった。
そして大きな政治の問題を、ニセ総理として解決していく。
中山の作品だからはずれはない。

2020年3月21日土曜日

028(1878) ダークシティ:2020.03.21

永瀬隼介著「ダークシティ」
を読んだ。
警備会社にあった金の強奪を企て、成功した翔太。
そこには想定外の6億円があった。
終了後、共犯者の友人が殺され、
金ももっていかれる。
だが、怪我させた警備員のことも
強奪のこともニュースにならず警察も動かない。
小学校時代の同級生3名が
それぞれの立場で協力しながら、
町の巨悪を暴いていく。
この著者は予想外の展開あり、面白い。

2020年3月19日木曜日

027(1877) 基礎からわかる はじめての俳句:2020.03.19

上野貴子著「基礎からわかる はじめての俳句
上達のポイント コツがわかる本」
を読んだ。
俳句の基礎を学ぶための本である。
名句を例として、句例とその修正が示されている。
その中でテーマや季語などもを示されている。
基礎知識としては知っていることだが、
事例があるとわかりやすい。
ただし、実践が必要なのだが
なかなかする気にはならないのだ。

2020年3月16日月曜日

026(1876) 人生にお金はいくら必要か:2020.03.16

山崎元 岩城みずほ著「人生にお金はいくら必要か
―超シンプルな人生設計の基本公式」
を読んだ。
山崎元のいつもの考えを示したものである。
考え方は同じである。
確認のために目を通した。

2020年3月15日日曜日

025(1875) 北斎殺人事件:2020.03.15

高橋克彦著「北斎殺人事件」
を読んだ。
浮世絵シリーズの第2弾である。
津田に北斎が隠密であったという説の検証し
その調査を経て執筆を依頼する有名画廊があった。
その出版と合わせて、北斎の新しい肉筆画を見つけ
その発見とともに出版するという、計画であった。
そんな時、運良く、北斎の肉筆画が発見される。
だが、その背景にはいろいろな策略があった。
著者は、北斎が隠密であったという証拠を
研究しながら見つけていく。
それもこの小説の面白いところである。

2020年3月9日月曜日

024(1874) 超巨大密室殺人事件:2020.03.09

二宮敦人著「超巨大密室殺人事件」
を読んだ。
オンラインゲーム「サンド・ランド」の中で
起こるアカウント消しのマーダーと、
現実の人社会で起こる殺人事件。
オンラインゲームに参加する人物を
中心に物語が進む。
やがて現実の事件がリンクしていく。

2020年3月6日金曜日

023(1873) 総理に告ぐ:2020.03.06

永瀬隼介著「総理に告ぐ 新橋署刑事課特別治安室〈NEO〉」
を読んだ。
もと幹事長の佐竹のを引き受けた小林はその取材で
現首相のスキャンダルが語られた。
その直後、公安に秘書が殺害され、佐竹も発作で死ぬ。
一方、警察内でも、NEOという組織をつくって動き出していた。
現首相の悪事をダメライターの小林がどう対応するのか。
現在の政府を彷彿とさせる設定であった。
この作品は面白かった。

2020年3月3日火曜日

022(1872) RDG4 世界遺産の少女:2020.03.03

荻原規子著「RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女」
を読んだ。
夏休みが終わり、学園祭の準備がたけなわになる。
急遽、衣装のモデルにされる。
その時、三編みをおろした。
その後、姫神が入れ替わる。
姫神の口から自身の実態が語られる。
いよいよクライマックスへと突入する。

2020年2月28日金曜日

021(1871) お金の増やし方を教えてください:2020.02.28

山崎元・大橋弘祐著「図解・最新 難しいことはわかりませんが、
お金の増やし方を教えてください!」
を読んだ。
私が考えてきたことを
専門家の支持をえたことになる。
・保険は不要
・株や投資は不要
・銀行に1000万円以上預けない。
・銀行、保険会社、証券会社は潰れるリスクがある
しかし、年金を基礎的ライフラインとして足りない分を
貯蓄という考えが参考になった。
また、資産を増やす方法として
個人国債、インデックス投資、個人拠出年金などは
自分に不要であった。
今まで通りの原則に則った方法でいいことが確認できた。

020(1870) 優しき共犯者:2020.02.28

大門剛明著「優しき共犯者」
を読んだ。
父の残した鎖製造工場を継いだ翔子は、
連帯保証債務で破産の危機に陥った。
負債したものは、すでに自己破産して
優雅な暮らしをしている、
債権者が殺され、死体が遺棄された。
心優しき共犯者が主人公で話が進む。
もしろん大門の作品だから
どんでん返しがいくつか仕組まれている。

2020年2月25日火曜日

019(1869) RDG3 夏休みの過ごしかた:2020.02.25

荻原規子著「RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた」
を読んだ。
学園祭の執行部は、長野県戸隠で合宿をすることにした。
そこは、宗田兄弟の出身地である。
真夏の馬が危篤になり死ぬ。
そのため大きな異変が起こる。
少しずつ、物語の世界が展開されていく。
しかし、その歩みは遅いが、
学園生活が描かれなが進んでいくので、
読んでいける。

2020年2月21日金曜日

018(1868) 確信犯:2020.02.21

大門剛明著「確信犯」
を読んだ。
広島で起こった殺人事件で無罪判決が下った。
目撃者の少年がその判決に起こった。
それから13年後、事態が進み出す。
当時の事件の関係者が、殺されていく。
犯人は当時の少年に見えるが、
なかなか決め手がなかったが逮捕直前で逃亡される。
一方、関係者には真犯人が見えてくる。
最後には何度もどんでん返しが起こる。
面白い。

2020年2月17日月曜日

017(1867) RDG2 はじめてのお化粧:2020.02.16

荻原規子著「RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧」
を読んだ。
シリーズの第2弾である。
奈良の山奥から東京の高尾山裏の鳳城学園に入学した。
そこは中高一貫校だが、
何割から高校に上がれない学生もいる。
一方、無試験で高校に入ってくるものもいる。
生徒はどうもひとくせありそうなものが集まっている。
仲間になれそうな同室の宗田真響と
弟の真夏とともに生活を始める。
しかし、不思議な同級生の存在を
発見したことでドラマがはじまる。

2020年2月13日木曜日

016(1866) 影の斜塔:2020.02.13

麻見和史著「影の斜塔 警視庁文書捜査官」
を読んだ。
文章捜査官シリーズである。
文書解読班に、管理官から機密の使命が下された。
限られた文章から、探っていく。
そこには事件や死体が現れてくる。
そして組織の不正や組織の権力争いが見えてくる

2020年2月11日火曜日

015(1865) はじめてのお使い:2020.02.11

荻原規子著「RDG レッドデータガール はじめてのお使い」
を読んだ。
熊野古道にある神社の泉水子が主人公である。
引っ込み思案のどんくさい中学生である。
中学校と神社を車の送り迎えで往復するだけの日々である。
そこにおなさ馴染みの秀才が転向してくる。
ファンタジーなのだが、不思議な物語である。
この物語はシリーズ化されている。

2020年2月8日土曜日

014(1864) ワルツを踊ろう:2020.02.08

中山七里著「ワルツを踊ろう」
を読んだ。
リストラと父の死により帰郷して住む。
限界集落の村になっていたが、
なかなか村人の輪に入れない。
大好きなクラシックを聞いてもらいたが、拒否される。
なんとか村人に取り入ろうとするが、
ことごとく失敗する。
そして嫌がらせが激しくなる。
そしてとうとう限界を越える。
最後に次々とどんでん返しが起こる。

2020年2月5日水曜日

013(1863) 特務戦隊フュリアス:2020.02.05

ジャック・キャンベル著「彷徨える艦隊 2 特務戦隊フュリアス」
を読んだ。
敵の裏をかいて、故郷を目指しているが、
ある星にたどり着いたとき捕虜収容所を発見した。
捕虜の中に英雄とされるファルコ大佐がいた。
彼は艦隊から離脱して一部の艦隊を率いて、
他の星系へと戦いに向かっていった。
本隊は、敵の本拠地に進出していく。
そこで戦って勝ち、当初の補給を終える。
次の星系で反乱の艦隊が戻ってくる。

2020年1月31日金曜日

012(1862) 罪火:2020.01.31

大門剛明著「罪火」
を読んだ。
修復的司法という方法をすすめる校長とその家族。
その対象者となっている加害者との家族の関わり。
加害者の再犯と隠匿、関係者との深い付き合い。
複雑な心理的葛藤が描きながら、
最後には驚きと多難を予想させるが希望もある。

2020年1月27日月曜日

011(1861) 倭の水霊:2020.01.27

高田崇史著「神の時空 倭の水霊」
を読んだ。
涙川紗也がストーカーの男の死体を発見した。
しかし、その犯人にされそうな状況になる。
その背景には日本武尊(やまとたけるのみこと)と
弟橘媛(おとたちばなひめ)の怨念に関する
影の大きな陰謀があった。
走水神社、熱田神社がその舞台となる。
走水神社は懐かしいところだ。

2020年1月23日木曜日

010(1860) われら雑草家族:2020.01.23

重松博昭著「われら雑草家族 続・元祖田舎生活物語」
を読んだ。
最低限の収入だけで、あとは自給自足の農業生活をする一家。
多くは望まず、現状を精一杯生きる。
そんな暮らしの中でも
3人の子どもたちはそれぞれの個性を示しながら
問題も抱えながら自立していく。
家事、組織、ゴルフ場問題、付き合いとのトラブル。
自分にではない生活を送っている家族。
そんな家族の生活を知ることが興味深かった。

2020年1月21日火曜日

009(1859) 鎌倉の地龍:2020.01.21

高田崇史著「神の時空 鎌倉の地龍」
を読んだ。
辻曲の兄弟の次女が重体に陥る。
その直後鶴岡八幡宮で地震が起こる。
その異変は修善寺でも、再度八幡宮でも。
鎌倉時代の殺戮の怨念に起因するらしい。
歴史の題材にして妖怪などがうごめく。

2020年1月18日土曜日

008(1857) 山羊と暮らした:2020.01.18

重松博昭著「山羊と暮らした: 元祖田舎生活物語」
を読んだ。
筑豊の山奥で農業をすることになった夫婦の実話。
九大(中退)と教員(退職)を捨てて
自給自足を目指して農業をしていくことにした。
友は雌山羊ジン。
つぎつぎといろいろな家畜をかったり、作物に挑戦する。
うまくいくもの、失敗するものいる。
家族が増えていくが、そこにも大きな危機もある。
懸命に生きている田舎暮らしの家族の実話であった。
続編もあるので、読んでいきたい。

2020年1月15日水曜日

007(1857) ハリケーン:2020.01.15

高嶋哲夫著「ハリケーン」
を読んだ。
気象庁に勤務の田久保、広告代理店勤務の妻、
中学校受験に失敗し公立にいき不良仲間に入っている息子。
妻の母の認知症が進み、実家に引っ越す。
自衛隊の隊員と彼にたかる叔父、彼に土砂崩れから助けられた少年。
少年と息子が隣に引っ越す。
群像劇として、複雑な関係だが少しずつ交わる。
なかなか話しが進展せずに終わる。
著者の大きなサスペンスのような展開はない。

2020年1月10日金曜日

005(1855) アフナスの貴石:2020.01.10

野尻抱介著「アフナスの貴石 クレギオン6」
を読んだ。
ロイドが、突然、置き手紙で乗組員二人を解雇し、
退職金と荷物を送りつけて去った。
宇宙船も売りに出されてしまった。
一攫千金の宝石を手に入れるためであった。
その宝石はこれまで4つしか見つかっていない。
だが、その宝石には大きな秘密が隠されていた。

2020年1月7日火曜日

004(1854) タリファの子守歌:2020.01.07

野尻抱介著「タリファの子守歌 クレギオン5」
を読んだ。
クレギオン・シリーズの第5弾である。
砂嵐が吹き続ける惑星での物語である。
住むことすら大変な惑星だが、
希少なオパールが採れるため、
鉱夫たちが一攫千金を狙って暮らしている。
そこでの活劇である。

2020年1月6日月曜日

003(1853) サリバン家のお引越し:2020.01.06

野尻抱介著「サリバン家のお引越し クレギオン4」
を読んだ。
クレギオンシリーズの第4弾である。
惑星から軌道上のコロニーに
3人家族の引っ越しを請け負った。
なんど家財道具以外に、
よく聞くと花壇の花も土ごと
持っていってほしいいという。
それを終えようとしたら、
軌道上のコロニーで大きなトラブルがあった。
しかし、それが解決すると、
家族は引っ越し荷物より
もっと重要なものを手に入れることになった。

2020年1月5日日曜日

002(1852) アンクスの海賊:2020.01.05

野尻抱介著「アンクスの海賊 クレギオン」
を読んだ。
シリーズの第3弾である。
原始太陽系で惑星ができはじめている恒星系のはじまりが
舞台となっている。
そこには彗星の運行を熟知した海賊がいる。
ミリガン運送がその中で貨物を運ぶ。
海賊を撃退したが、マフィアが追跡もはじめる。
そんなところ、いつもの3名が解決していく。
海賊の正体も明らかになる。

2020年1月3日金曜日

001(1851) 彷徨える艦隊:2020.01.03

ジャック・キャンベル著「彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス」
を読んだ。
スペースオペラとして読んだ。
その前に読んでいたのは、
読みやすい作品だったので、
これは手応えのある作品だった。
これはこれでいい。
ただし、詳細がいろいろあって、
理解するのに時間が必要だ。
100年間冷凍睡眠装置で漂っていたギアリー大佐は
死んだものとされ、英雄になっていた。
しかし本人にはそんなつもりはなかった。
だが、艦隊司令官となり、指揮することになった。
敵への昔ながら対処法で凌いでいく。
長い物語のはじまりだ。

2019年12月31日火曜日

147 デジタル読書:2019.12.31

今年は、紙の本をほとんど読まなかった。
しかし、読みたい紙の本もあるのだが、
それはひとえに、持って読むが重くて大変だからだ。
読む時間が朝夕のひと時なので
大して時間が取れないのと、
読む速度が遅いので、読める冊数は少ない。
それでも楽しみのために読んでいるので
時間は気にしない。
それより面白い本で読みたいのだが
読めないものがたまっていく。
目の前や本立に貯まることがないので いいとしよう。
いつでもとりだせて読めるのだから。
そしてなんといっても死んでからの
処分に悩ませなくいいのだから。
でも部屋一杯の紙の本もあるのだが。

2019年12月30日月曜日

146(1850) フェイダーリンクの鯨 クレギオン:2019.12.30

野尻抱介著「フェイダーリンクの鯨 クレギオン」
を読んだ。
スペースオペラ、クレギオンの第2弾である。
わかりやすいの展開、限られた登場人物なので
読みやすく、一気に読める。
まとめ買いをしたので、
次々と読めてしまうが、
少し一段落にする。

2019年12月28日土曜日

145(1849) ヴェイスの盲点 クレギオン:2019.12.28

野尻抱介著「ヴェイスの盲点 クレギオン」
を読んだ。
クレギオンは、野尻抱介の最初の作品である。
零細企業のミリガン運送は、
社長ロイドと女性パイロットのマージだけの会社である。
唯一しかないアルフェッカ号の故障ために、
惑星ヴェイスへの機雷原を通る。
しかし、その機雷原のナビゲーターが問題があった。
しかしもっと問題がその背景にはあった。

2019年12月26日木曜日

144(1848) 大絵画展:2019.12.26

望月諒子著「大絵画展」
を読んだ。
ゴッホの「医師ガシェの肖像」がオークションで
日本人が競り落とした。
その価格は180億であった。
その絵は銀行がバブルのときに担保で押さえた。
しかしそれは今、倉庫で眠る。
それを盗んでコンゲームである。

2019年12月23日月曜日

143(1847) ロスト:2019.12.22

呉勝浩著「ロスト」
を読んだ。
誘拐犯がコールセンターに電話をしてきた。
誘拐された女性はアイドルをしていることを隠して勤めていた。
警察に連絡し、身代金は1億円、100人の刑事に運ばせ、
遅れがあったので耳が切り取られた。
やがてバラバラにされた死体が見つかる。
嵌められたタレント事務所とタレント、
犯人と事務所社長との関係、副社長のタレントの関係
真相は複雑な様相を呈してくる。
なかなか緊迫したミステリーである。

2019年12月14日土曜日

142(1846) 臥龍:2019.12.14

今野敏著「臥龍 横浜みなとみらい署暴力犯係」
を読んだ。
みなとみらい署暴対係係長に諸橋と城島は、
ダークドラゴンの半グレたちを逮捕する。
その直後、関西系ヤクザの組長が射殺される。
暴対法、排除条例などで暴力団は締め付けられているが、
半グレはそこから外れている。
中盤、長い中だるみがあるので少々開きてきたが、
続きでこのシリーズを読んだせいかも

2019年12月11日水曜日

141(1845) ライジング・ロード:2019.12.11

高嶋哲夫著「ライジング・ロード」
を読んだ。
大手電機メーカーをやめた陽子は
三流大学の非常勤講師としてやとわれる。
ソーラーカーレースにでて優勝し、大学の名を上げることであった。
やる気のない学生、資金もない、技術もない。
そこから昔の仲間、地域の協力や工夫で
ソーラーカーを作り上げていく。
地区大会を勝ち抜き、全国大会に繰り上げで出場がきまった。
その時震災がくる。
学生たちはボランティアをしながら、
再び大会に向けて挑戦をはじめる。
高嶋氏の作品は面白い。

2019年12月9日月曜日

140(1844) 逆風の街:2019.12.09

今野敏著「逆風の街 横浜みなとみらい署暴力犯係」
を読んだ。
神奈川県のみなとみらい署の暴力犯係が舞台である。
係長の諸橋は暴力団以上に暴力的である。
しかし、暴力団を嫌っている。
諸橋と城島のコンビがいい。
地元の暴力団に潜入捜査をしている警官が殺された。
地元の印刷屋で取り立てをしてる暴力団と
抗争しているうち、
上部からの捜査中止命令がくる。
それでも捜査を続けていると、

2019年12月6日金曜日

139(1843) 殺人は、甘く切ない薔薇の香り:2019.12.06

如月恭介著「殺人は、甘く切ない薔薇の香り」
を読んだ。
悪党を闇で制裁していく男と女。
それをサポートする権力者。
不思議な設定の小説ある。
制裁が悪であるので爽快感がある。
以前読んでいたものである。
既読になっていたが、内容を覚えていなかった。
しばらく読んでいってやっと読んでいたのを思い出した。
ここしばらく昔読んだ本を
読み返しているので、混乱してきただろう。

2019年12月5日木曜日

138(1842) ダビデの星の暗号:2019.12.05

井沢元彦著「ダビデの星の暗号」
を読んだ。
芥川龍之介が25歳の設定でのミステリーである。
以前にも読んだことがあるのだが、
内容を全く覚えていない。
だから、新鮮な思いで読んだ。
なかなかおもしろい。
歴史の隙間のよくわかっていないことを題材にしている。
このような題材を見つけるのは、
歴史をよく理解している作家ならではなのだろう。

2019年12月2日月曜日

137(1841) 写楽殺人事件:2019.12.02

高橋克彦著「写楽殺人事件」
を読んだ。
昔読んだものだが、再度読み直した。
内容を全く覚えていない。
謎の絵師、1年ほどで大量の浮世絵を送り出し
こつ然と消えた絵師だ。
その謎を題材にしたミステリーだ。
浮世絵に造形の深い著者の傑

2019年11月27日水曜日

136(1840) 渋谷署強行犯係 虎の尾:2019.11.27

今野敏著「渋谷署強行犯係 虎の尾」
を読んだ。
公園で若者が襲撃された。
それは拳法の達人に襲われたようだ。
そんな時、沖縄から拳法の師匠が来た。
その事件に興味をもっていた。
襲撃が繰り返されていく。
最後は達人同士の戦いとなる。

2019年11月24日日曜日

135(1839) 青春SPOOKY!:2019.11.24

ヤマダマコト著「青春SPOOKY!」
を読んだ。
3つの短編からなっている本である。
「青春スプーキー」は高校時代の友人が幽霊として帰ってくる。
高校時代の気持ちになって、バカをしたり、
友人たちのために行動する。
「天使の休日」は、新聞記者として新潟に転勤したが、
そこで離婚した。
退職をして新しい人生を踏み出すために温泉にいく。
そこで異国の少女とその少女を助けた女性にまつわる話である。
「鳥葬(その2)」
死体から作られる傀儡(くぐつ)の少年の目から見た
非日常的な宗教本部でのできごとである。
そこから仲間と逃げようとしたが、失敗する。
教団に戻されてやがて、重要な真実がわかる。

2019年11月21日木曜日

134(1838) 窓ぎわのトットちゃん:2019.11.21

黒柳徹子著「窓ぎわのトットちゃん」
を読んだ。
かなり前に読んだ本だったが、
必要があって再読した。。
以前は紙の本であったが、
今回はデジタイルでの読書となった。
内容はほとんと覚えていなかったが、
トモエ学園の不思議な教育だけは記憶にあった。
そしてその教育手法に、現在の日本が
やっと追いついてきたようだ。

2019年11月17日日曜日

133(1837 月の女神に、希望の歌を:2019.11.17

ヤマダマコト著「月の女神に、希望の歌を」
を読んだ。
記憶は写真より残るのだと、真由はいう。
私の中学生時代の恋人が殺され、自身も怪我をした。
それから14年、故郷に戻ったとき、
真由にそっくりな小学4年生にあう。
話をしているうちに、真由の記憶が少女に生まれる。
二人は年の離れた恋人にもどる。
しかし、当時の犯人の影が二人の周りに現れる。
ミステリとホラーが混じった悲しい恋の物語であった。

2019年11月15日金曜日

132(1836) ドクター・デスの遺産:2019.11.15

中山七里著「ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人」
を読んだ。
刑事犬養隼人のシリーズ4弾である。
安楽死をおこなう「ドクター・デス」を追求する。
積極的な安楽死は果たして罪なのか。
そのような医療と警察の関係をテーマにしたものであった。
なかなか面白い。

2019年11月12日火曜日

131(1835) 宿闘:2019.11.12

今野敏著「渋谷署強行犯係 宿闘」
を読んだ。
辰巳刑事と、整体師の竜門が事件にせまる。
対馬で犯した罪をだっていた3名が順次、殺されていく。
それをおこなったのは、浮浪者のような男で
素手で犯行を行っていた。
竜門が拳法で犯人に迫る。

2019年11月10日日曜日

130(1834) ワンダーランド:2019.11.10

如月恭介著「ワンダーランド」
を読んだ。
平凡で生真面目だけが取り柄の若者。
彼は別の世界に紛れ込む。
これは、青年に与えられた使命であった。
別の世界の危機を救う。
この世に戻るとこの世も少し良くなっていた。
そして、この世が少し悪くなってきた。
すると別の世界で危機がおこっている。
そちらを救い出すのに多くの仲間の共に戦う。
そしてこの世に戻ってくる。
そんな不思議な物語であった。

2019年11月8日金曜日

129(1833) しろいくまとくろいくま:2019.11.08

高山環著「しろいくまとくろいくま」
を読んだ。
はじまりは、新婚の夫婦の家庭で少し変な事が起こる。
そして、その変なことを起こした原因がわかる。
街でも、鳥の大群が高層ビルの周り回っている。
夫のケイスケが突然行方不明になる。
夫の実家にいった。
今は亡き義父も20年間行方不明になっていたことがわかる。
寝室に現れた白熊に連れ出されて不思議な体験がはじまる。
奇妙な物語であった。

2019年11月5日火曜日

128(1832) 出来損ないの天使:2019.11.05

如月恭介著「出来損ないの天使」
を読んだ。
きまぐれな神ミカエルがつくった鳥人が主人公である。
神と鳥人いう荒唐無稽の存在にリアリティをもたしている。
SFでありながら、それらのリアリティを追求していく。
なかなか面白い展開であった。
人や生きてく価値などについても
考えさせらる物語であった。

2019年11月4日月曜日

127(1831) アルバイト・アイ 命で払え:2019.11.04

大沢在昌著「アルバイト・アイ 命で払え」
を読んだ。
高校生が父親の私立探偵をアルバイトとして手伝う。
ずぼらで、女好きな父親とちょいワル不良高校生が親子で
高校生が主人公として話が進む。
父親はすぐに息子に事件の調査を振ってくる。
短編集で、事件の関連が弱くある。
話が進むうちに、父の過去、自身が養子であることなどが
少しずつ明らかになってくる。

2019年11月1日金曜日

126(1830) 幸せサプリ:2019.11.01

高山環著「幸せサプリ」
を読んだ。
妻が亡くなり、4歳の娘と暮らしはじめる。
しばらく休んでいた会社を娘のために辞めた。
娘を育てながらの仕事を探したがなかなかない。
そんなとき探偵の業務が見つかる。
日報をつけているうちに、
少しずつ過去を思い出していく。
最後につぎつぎとどんでん返しが起こる。
なかなか面白い話であった。

2019年10月30日水曜日

125(1829) 宇宙に命はあるのか:2019.10.30

小野雅裕著「宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八」
を読んだ。
さまざまな切り口で、宇宙の生命について述べられている。
後半は、イマジネーションを用いて
宇宙の生命の可能性を示している。
地球外生命や地球外文明の探査は、
「もし」が多すぎるのでフラストレーションとなる。

2019年10月28日月曜日

124(1828) レアケース:2019.10.28

大門剛明著「レアケース」
を読んだ。
大津市役所で生活保護担当のケースワーカーの新人が主人公である。
貧困ビジネスや違法な生活保護者、生活保護制度などの問題をテーマにした
ミステリーである。
そんなか生活保護者への殺人事件が起こる。
違法に金儲けをしている者から盗み、
貧困者に金を配る現代のねずみ小僧が話題になっている。
2つの事件が主人公を中心に動き出す。
生活保護制度の問題も浮き彫りにされる。

2019年10月26日土曜日

123(1827) ユイカ:2019.10.26

ヤマダ マコト著「ユイカ」
を読んだ。

読み始めから途中まで、
以前読んだような既視感がずっとあった。
しかし、読進めていくと、
初めて読んでいるものであることわかった。
いじめを受けている小学生が主人公である。
少々変わった母と、仲良く好ましい同居人。
親しくしているおなさ馴染み、新しくできた親友。
そんな狭い人間関係の中で、
自分の身の回りの人が少しずついなくなる。
子どもを主人公にした
不思議なホラー小説であった。

2019年10月24日木曜日

122(1826) ブックカース:2019.10.24

高山環著「ブックカース」
を読んだ。
大学の講義である講師が
「あなたたちに呪いをかけます」といった。
20年後、恵梨香は警察からの身元引受人に
指定され3名が合う。
表向きは幸せそうにしている3人は、
じつはそれぞれ問題のある生活をしていた。
大学時代授業を受けていた知り合いが死んだ。
3人にも脅迫が起こる。
20年前の呪いが現在に起こる。
不思議なミステリーである。

2019年10月22日火曜日

122(1825) 灰の轍:2019.10.22

麻見和史著「灰の轍 警視庁文書捜査官」
を読んだ。
老人が絞殺されていた。
そこに殺人計画らしきメモがあった。
また、脅迫状も見つかった。
IT専門の谷崎が文書解読班に桑ある。
そこにまた絞殺事件が発生する。
前回のゼロ巻で登場した、

121(1824) 緋色のシグナル:2019.10.19

麻見和史著「緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ」
を読んだ。

顔を潰された遺体のそばに、
「品」「蟲」の赤い文字が残されていた。
文書捜査班がこの捜査に加わる。
第2の殺人が起こる。
そこにも、晶と轟の文字が残される。
そして第3の殺人でも3つも組わせの文字が残された。
ITのプログラム制作会社に関わる事件が起こる。

2019年10月17日木曜日

120(1823) 永久囚人:2019.10.17

麻見和史著「永久囚人 警視庁文書捜査官」
を読んだ。
文書解読班に新人の体育会系の女性夏目が赴任した。
班長の鳴海は内勤が中心になり、
外回りは矢代と夏目がおこなう。
しかし、その事件には「永久囚人」という全99巻の
自主出版の書籍が関係していた。
それを鳴海を中心に解決していく。

2019年10月14日月曜日

119(1822) 警視庁文書捜査官:2019.10.14

麻見和史著「警視庁文書捜査官」
を読んだ。
警視庁捜査第一課文書解読班の活躍の物語である。
捜査で文章心理学を応用していく。
ただし、この班は、鳴海と新しく赴任した矢代の二人だけ。
しかし、文字を手がかりに、事件を解決していく。
なかなか面白い。
シリーズとして、4つの物語がある。
読み進めていきたい。

2019年10月12日土曜日

118(1821) 哀しみアプリ:2019.10.12

高山環著「哀しみアプリ」
を読んだ。
システムエンジニアの健一の妻、千尋が轢き逃げで死んだ。
残された娘との生活に追われながら、
不思議な仕事をこなしている。
ふと気づいた時、スマホの哀しみアプリで
適切な言葉が現れる救われる。
ネットで妻の事故を調べはじめる。
ネットの力で事故の背景には自分に関すること
妻に関することがわかってくる。
家庭と仕事、仲間を大切にする普通の男との生き方がいい。

2019年10月9日水曜日

117(1820) 箱の中の優しい世界:2019.10.09

高山環著「箱の中の優しい世界」
を読んだ。
事故で3年間寝ていた主人公の佐野。
優秀なプログラマーで、ブロックチェーンの仕組みを
「ボックスチェーン」として開発した人である。
しかし、そのアイディアは別の優秀はプログラマー、ワタナベがいた。
ワタナベは個人でのすべての情報、データのやり取りができる
システムを開発した人物でもあった。
ブロックチェーン、P2Pなどの技術をモチーフにしたサスペンスであった。
面白かった。

2019年10月5日土曜日

116(1819) 二億円のドーナツ:2019.10.05

高山環著「二億円のドーナツ」
を読んだ。
東京の職場で2時間かけて通勤する高橋。
駅前にあった無駄に広い自宅を2億円で買いたいという申し出を受ける。
その時から、明治時代の地域の偉人の分身が現れ、
地元商店街の会長、自然保護団体、不動産業者など
いろいろな思惑の人たちが集まってくる。
地方都市の発展と家族の幸せなど、
今まで考えたことのない問題が優柔不断の高橋を襲う。
地方に当たり前に起こっている問題がテーマだ。

2019年10月2日水曜日

115(1818) プロパガンダ・ゲーム:2019.10.02

根本聡一郎著「プロパガンダ・ゲーム」
を読んだ。
日本最大の広告代理店の就活で8名は、
最終選考での「プロパガンダ・ゲーム」で対戦することになった。
隣国と戦争したい政府と、それを阻止したいレジスタンスの
2つに分かれえ、宣伝で投票で
戦争への賛否を問う。
その背景には、大きな危険性が潜んでいた。
なかなか面白かった。