2001年2月23日金曜日

17 ●悪人正機

吉本隆明著(聞き手糸井重里)「悪人正機」(ISBN4-255-00091-3 C0095)
吉本隆明といえば、私より少し上の世代では、学生運動の思想的巨人の一人だったのです。その人が、糸井重里との対話で、いろいろなテーマについて語っています。ユニークな考えです。でも、今や、吉本ばななの父親というほうが通りがいいかもしれません。
「頭と本と抽象的思考で長くやっていれば、学者になれるんです」
「手を使わなければなにおできないんですよ。頭だけ使って、手で考えないようなのはだめなんだってことはわかってるんです。」