Library 地質学者の書庫
地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私が
つれづれなるままに読んだ本を記録しています。
2001年2月23日金曜日
20 ●僕らは星のかけら
マーカス・チュン「僕らは星のかけら 原子をつくった魔法の炉を探して」糸川洋訳(ISBN4-89585-934-7)
原子の起源を、研究史から解き明かした本。
ホイルが「人間原理」を持ち出した科学的根拠が紹介されている。これで、人間原理の必然性が理解できた。単に、人間本意に出された訳ではなかったのだ。そのてんでは、桜井氏の著書は物足りなかった。
欧米のサイエンスライターの書く、科学啓蒙書はレベルが高い。でもこれは、重要である。
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