2001年2月23日金曜日

31 ●天文学者の虫眼鏡

池内了「天文学者の虫眼鏡 文学と科学の間」(ISBN4-16-660060-5 C0295)
池内氏が大学生のころ、3冊の小説を自主出版していたが、文学の道は諦めたことがかかれている。そのように池内氏は天文学者でありながら、文学を解する。さまざなま文学に触れながら、科学的解釈を述べるという、寺田寅彦を髣髴とさせる。最近、池内氏の本をよく読むが、非常に彼は、科学者でありながら、わかりやすい文章を書ける人である。