2001年2月23日金曜日

30 ●私のエネルギー論

池内了「私のエネルギー論」(ISBN4-16-660141-5 C0295)
宇宙科学者が考えたエネルギー論である。しかし、池内氏は今や、科学全般のエッセイ評論から、自分の生活から発するさまざなま考えを述べている論客である。家の新築にあたっては、エネルギー問題や老後の問題など、身の丈にあった生き方と考え方をされている。
「現在知られている物体間に働く力は四つである。それを発見された歴史的な順で列挙すると、ニュートンが発見した「万有引力(重力)」、クーロンが発見した「電気力」(さらに、ファラデーが発見した「磁気力」も含めて「電磁力」と呼ぶ場合もある)、湯川秀樹の予言した「核の力」、フェルミが予言した元素を崩壊させる「弱い力」となる」
万有引力(重力):天体の世界:天体現象:天体力学、宇宙物理学、一般性相対性理論
電磁気力:原子、分子、高分子、結晶、生物、惑星:燃焼、電池、光:物性物理、化学、生物学、地球物理学
核の力:原子核、素粒子:原爆、水爆:核物理学、素粒子物理学、核エネルギー学
弱い力:原子核、素粒子:花春と治療:核物理学、素粒子物理学、放射線物理学