2025年6月13日金曜日

052(2359) カンナ 京都の霊前:2025.06.13

高田崇史著「カンナ 京都の霊前」
を読んだ。
いよいよ完結編である。
京都で2つの組織と
甲斐たちがみつもどえの戦いとなる。
甲斐の能力は第7の感覚であった。
謎解きはあったが、
いくつの伏線回収が
しっくりこないところいつかあった。

2025年6月10日火曜日

051(2358) KUDAN ジャパン・ガンズ :2025.06.10

神野オキナ著「警視庁施設特務警察隊KUDAN ジャパン・ガンズ」
を読んだ。
今回は、3Dプリンターで拳銃がつくられ
安価で大量に出回っている。
その組織を探るために橋本が単独潜入捜査に入る。
疑われながら、監視されながら作業を進めていく。
違法な捜査と解決をKUDANによって進めていく。

2025年6月7日土曜日

050(2357) カンナ 出雲の顕在:2025.06.07

高田崇史著「カンナ 出雲の顕在」
を読んだ。
社伝をもって逃走中の諒司から
竜之介が呼び出される。
そこで重要な秘密が明かされる。
竜之介を追って甲斐と聡美も出雲へいく。
そこでは出雲と素戔嗚尊の謎に取り組む。

2025年6月5日木曜日

049(2356) KUDAN ゴーストブロック :2025.06.05

神野オキナ著「警視庁施設特務警察隊KUDAN ゴーストブロック」
を読んだ。
普通の青年がもの議員を刺殺し自殺した。
その青年はあまりにも
生活の痕跡が残っていない。
KUDANのメンバーを入れ替えていたが、
その消耗が激しいので
原則を変えて、もとのメンバーが集められていく。
事件の背景には無戸籍の人々のからむ
大きな陰謀があった。

2025年6月3日火曜日

048(2355) カンナ 天満の葬列:2025.06.03

高田崇史著「カンナ 天満の葬列」
を読んだ。
菅原道真が、社伝の関係が話題になる。
太宰府天満宮の地元や関係者の間では
怨霊とな考えられていない。
それが大怨霊とされている。
なぜかを解き明かしていく。
甲斐の能力が開花しながら、
周辺の謎も少しずつ明らかになっていく。

2025年5月31日土曜日

047(2354) 警視庁施設特務警察隊KUDAN :2025.05.31

神野オキナ著「警視庁施設特務警察隊KUDAN」
を読んだ。
公安の高田は、最後の仕事で多くの殺人を犯した。
その責任をとって左遷された。
凶悪化されていく犯罪に対して、
私的な警察組織をつくる特命が下った。
超法規的措置なので
メンバーのあぶれ者からなる。
そんなメンバーは一度限りで集められ
仕事が終われば解散していく。
なかなかおもしろ設定である。

2025年5月30日金曜日

046(2353) カンナ 鎌倉の血陣:2025.05.30

高田崇史著「カンナ 鎌倉の血陣」
を読んだ。
甲斐は婚約者の聡美といっしょに鎌倉に二人で旅に出た。
茶会の主催者の宗朝が殺害され
続いて息子の範夫の殺される。
鎌倉幕府を開いた源氏がたった三代で滅びた理由が
親子の殺害の謎が関係していく。

2025年5月27日火曜日

045(2352) ブラック・コール:2025.05.27

佐藤青南著「ブラック・コール 行動心理捜査官・楯岡絵麻」
を読んだ。
シリーズの2作目である。
短編集であるが、
これまで背景にあった恩師の殺人事件は
時効を迎えるが、
犯人らしき存在が見えてくる。
最後には、犯人との対決が語られる。
予想外の犯人が登場してくる。
このシリーズは今後も続く。

2025年5月22日木曜日

044(2351) カンナ 戸隠の殺皆 :2025.05.22

高田崇史著「カンナ 戸隠の殺皆」
を読んだ。
今回は、戸隠が舞台となる。
「鬼女・紅葉」と「天岩戸」のふたつの伝説が
テーマになっている。
そこにも修験を中心とする忍者がいる。

2025年5月20日火曜日

043(2350) 環太平洋戦争3 :2025.05.20

大石英司著「太平洋戦争3 神々の島 」
を読んだ。
タイの軍事クーデターは、
皇子の帰国で一気に抑えられていく。
今後、急激な変化はなくなりそうだ。
一方、インドネシアの東チモールでの
独立運動と武力鎮圧で
人道的介入が国連の決議で決まる。
その任務を常任理事国入りした
日本に求められた。
そこにサイレントコアの部隊が
投入されることになる。

2025年5月17日土曜日

042(2349) サイレント・ヴォイス:2025.05.17

佐藤青南著「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻」
を読んだ。
短編集で、2つが書き下ろしである。
楯岡は、行動心理学の知識で、
犯人の尋問の嘘を見抜き、自白に導く。
しかし、なかなか読み取りが難しい犯人が
次々と登場してくるが、なんとか打開していく。
短編の背景に、高校時代の恩師の殺人事件が
少しずつ語られていく。
最後に犯人の情報がえられるが
その結末は述べられない。

2025年5月13日火曜日

041(2348) カンナ 奥州の覇者 :2025.05.13

 高田崇史著「カンナ 奥州の覇者」
を読んだ。
奥州の岩手の水沢で諒司がら連絡が来た。
甲斐と貴湖が向かい取られた社伝を奪いかえす。
地震が襲って甲斐と諒司が別れて
再度社伝が諒司の手に渡る。
諒司の動きが不可解である。
今回の謎は、蝦夷のアテルイと坂上田村麿である。

2025年5月11日日曜日

040(2347) カンナ 吉野の暗闘 :2025.05.11

高田崇史著「カンナ 吉野の暗闘」
を読んだ。
今回は吉野での探索になる。
民宿の光昭が山で何かを探査している。
神社の宮司の長男が殺害される。
金鉱脈に関する秘密があるようだ。
民宿の母親とおなさ馴染でアルバイトの娘が
宮司にさらわれる。
それは光昭に金鉱脈のありかを教えろという。
その殺人事件を解決しながら
吉野のいくつかの謎が解明されていく。

2025年5月7日水曜日

039(2346) 環太平洋戦争2 :2025.05.07

大石英司著「環太平洋戦争2 ルビーの泪 」
を読んだ。
常任理事国入りした日本が
PKOでカンボジアに基地を展開していた。
そこが各国のサポートを受けた反政府ゲリラが襲われる。
事前に展開していたサイレントコアが対抗する。
武装し大人数で攻めてくるゲリラ部隊へ
どう対処していくのか。
緊張の状況が続く。

2025年5月5日月曜日

038(2345) カンナ 天草の神兵 :2025.05.05

高田崇史著「カンナ 天草の神兵」
を読んだ。
貴湖と犬などの常連がおり
失踪人と盗まれた社伝を探す
という連続性を持っている。
今回の事件の舞台は、天草で
天草四郎の謎が解かれていく。
もちろん数名の殺人事件が起こる。

2025年5月3日土曜日

037(2344) 環太平洋戦争1 :2025.05.03

大石英司著「環太平洋戦争1 発火するアジア 」
を読んだ。
タイ海軍の潜水艦が
シンガポール海軍のミサイル艦と衝突した。
ミサイル艦は沈没し潜水艦も沈没したが
生存者がいて、その中に皇族の士官がいた。
潜水艦救難母船は、
日本の海上自衛隊が持っており向かった。
その海域は、両海軍が睨み合う海域である。
そん中、救助はしたが、砲撃を受ける。
緊張状態は続き、それは次巻へと続く。

2025年4月30日水曜日

036(2343) カンナ 飛鳥の光臨 :2025.04.30

高田崇史著「カンナ 飛鳥の光臨」
を読んだ。
出賀茂(いずかも)神社の鴨志田甲斐が
現役東大生のアルバイト巫女・貴湖と謎を追っていく。
鴨志田は伊賀忍者の末裔、貴湖も末裔である。
社伝「蘇我大臣馬子傳暦」 が盗難にあう。
それ連続的な盗難があり、
殺人事件も絡んでいく。
おもしろいシリーズになっていきそうだ。

2025年4月27日日曜日

035(2342) 核物質護衛艦隊出撃す(下) :2025.04.27

大石英司著「核物質護衛艦隊出撃す(下) 」
を読んだ。
いよいよ自衛隊のサイレントコアとの
直接決戦になる。
連続的に作戦が進行していくので、
攻防が連続しいてストーリに変動が少ない。
もっと激しい攻防があるかと思ったが、
最後は少々あっけなく終わった。
しかし、なかなかおもしろかった。
サイレントコアシリーズも今後読んでいきたい。

2025年4月24日木曜日

034(2341) 核物質護衛艦隊出撃す(上) :2025.04.24

大石英司著「核物質護衛艦隊出撃す(上) 」
を読んだ。
日本国が、再処理核燃料をフランスから輸送することになった。
プルトニウムは原爆の原料にもなる。
テロリストの標的のなりそうである。
アメリカ海軍が、途中まで護衛し、
日本領海内は日本の解除保安庁が護衛することになっていた。
ただし、訓練として海上保安庁の巡視船も同行していた。
日本の新造の特別仕様の核燃料専用の
コンテナ船が襲われ、傭兵部隊に乗っ取られる。
イスラエルの特殊部隊が奪還にいったが
逆襲され、撤退してしまった。
陸海空自衛隊が出撃してきた。
攻防が続く。

2025年4月17日木曜日

033(2340) ルビィ:2025.04.17

吉川英梨著「ルビィ 女性秘匿捜査官・原麻希」
を読んだ。
リクルータを警察上層部や政治家の
思惑で海外逃亡させられたと思っていたら、
実は日本で特別な部屋で監禁されていた。
それなのに
リクルータに関連した事件が起こ出した。
夫がその対応の中心となっていた。
そこに殺人事件と大量誘拐事件が同時に起こる。
これまでの関係者も次々と出てくる。
このシリーズの最終巻となる。

2025年4月13日日曜日

032(2339) エリカ:2025.04.13

吉川英梨著「エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希」
を読んだ。
リクルーターの自殺体が見つかった。
DNA鑑定によって確認された。
しかし、麻希の調査により
終盤には思わぬ展開が続く。
どんでん返しが次々と起こり、
想定外の明らかになってくる。

2025年4月10日木曜日

031(2338) マリア:2025.04.10

吉川英梨著「マリア 女性秘匿捜査官・原麻希
を読んだ。
奈良の事件で自覚謹慎中の原麻希は
熱血刑事の原田とともにある女性の不審死を調べていくと
女子校のチアリーダーたちに行き着く。
そこでも殺人事件が起こり、
調べていくとの保険金殺人が起こっている事がわかってきた。
シリーズで進んでいくが、
なかなかおもしろい。

2025年4月9日水曜日

030(2337) QED 伊勢の曙光:2025.04.09

高田崇史著「QED 伊勢の曙光」
を読んだ。
QEDの完結編になる。
これまでの伊勢神社や日本の記紀、邪馬台国
卑弥呼など大きな謎を解き明かすような内容となっている。
殺人事件や自殺などが連続する。
その背景が日本の過去の歴史に関係してい区。
また祟と奈々の関係も進展する。
まだまだ続編となる作品もある。

2025年4月2日水曜日

029(2336) 特殊作戦群、追跡す!(下):2025.04.02

大石英司著「特殊作戦群、追跡す!(下)」
を読んだ。
サイレント・コアのメンバーが、
ピノキオと呼ばれている遺伝子操作された
クローンの兵士を倒していく。
その前に高校生との会話で
心らしきものを持ち出した。
サイレント・コアに全滅させられたときも
心が現れたような最後が見える。
今後の継続も気になるが
続きはないようだ。

2025年3月31日月曜日

028(2335) 特殊作戦群、追跡す!(上):2025.03.31

大石英司著「特殊作戦群、追跡す!(上)」
を読んだ。
元記者の鉄道事故がある。
その記者は失踪した科学者を追っていたようだ。
自衛隊基地の小規模な襲撃があった。
そして佐渡の基地では襲撃事件で多数の死人が出た。
どうも異常に高い戦闘の力をもった兵たちのようだ。
陸自特殊部隊「サイレント・コア」という
シリーズのようだ。
面白いストーリで引き込まれていく。

2025年3月23日日曜日

026(2333) QED 出雲大遷宮:2025.03.23

高田崇史著「QED flumen 出雲大遷宮」
を読んだ。
単行本では、「出雲神伝説」の巻末に
9年後の話が書かれている。
短編だったが、
合本の中だったので区分がわからなった。
小松崎が結婚していて
連れ子の5歳の息子がいる。

2025年3月22日土曜日

025(2332) アゲハ:2025.03.22

吉川英梨著「アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希」
を読んだ。
警視庁の捜査一課に勤務していたが原麻希だが
いろいろなトラブルで鑑識課で働いている。
キャリアの上司だが同い年の戸倉可奈子と気があった。
8年前のレイプ事件があり戸倉は左遷、
同僚たちも離れていった。
そして現在、戸倉が戻ってきて
家探しをしている時
事件が起こる。
そこに8年前から現在に続く因縁があった。

2025年3月19日水曜日

024(2331) QED 出雲神伝説:2025.03.19

高田崇史著「QED 出雲神伝説」
を読んだ。
京都や奈良など日本各地に出雲の地名や神社がある。
奈良には、特にゆかりがありそうだ。
奈良で連続殺人事件が起こる。
そこには出雲神流という
忍者集団と関係がありそうな
メッセージが残されていた。
今回は崇が事件の謎解きを
警察のいる場で進めていく。
高校時代の教師など
昔の巻ででてきた人物も登場する。

2025年3月15日土曜日

023(2330) 警視庁情報官:2025.03.15

濱嘉之著「警視庁情報官 シークレット・オフィサー」
を読んだ。
警視庁の叩き上げの黒田を主人公とした物語だが、
話しが転々と転がる。
公安や情報に関する警視庁、警察庁などの
内容が多くなっている。
最後の警視庁情報室の役割で
政官財の大きな犯罪が摘発される。
最後には、情報室が解体されていく。
もう少しストーリーのしっかりしたものが望ましい。

2025年3月8日土曜日

022(2329) 遺伝子の秘密を解明した二人:2025.03.08

牧野武文著「遺伝子の秘密を解明した二人:
ジェームズ・ワトソンとフランシス・クリック レトロハッカーズ」
を読んだ。
秀才のワトソンと多彩なクリックが専門家の
専門家同士の競争や
競争に参加してきた大御所などの
隙間を縫うよにしてDNAの
二重らせんの構造を明らかにしてしまう。
それがわかった瞬間に大御所も内容を認めた。
たった2ページの論文でノーベル賞を取ってしまう。
そんな劇的な物語であった。

2025年3月7日金曜日

021(2328) QED 諏訪の神霊:2025.03.07

高田崇史著「QED 諏訪の神霊」
を読んだ。
今回は諏訪の御柱の祭りについての謎解きである。
また、諏訪神社には、
御頭祭(おんとうさい)という奇妙な祭りもある。
その地元で連続殺人事件が起こる。
桑原崇と棚旗奈々が諏訪を訪れ
崇の中学校の同級生が案内をしていく。
祭りと殺人拳がリンクしていく。

2025年2月28日金曜日

020(2327) コロリョフとスプートニク:2025.02.28

牧野武文著「人類を宇宙に送りだした男:
コロリョフとスプートニク レトロハッカーズ」
を読んだ。
ソビエトの宇宙開発の中心人物であった
コロリョフについての話である。
コロリョフは人類を月に送り込みたかった。
米ソの冷戦中だったので
軍事目的でのロケット製作を強いられた。
だが、うまく駆け引きをしながら
宇宙への進出の技術も開発していった。
そして、常にソビエトはアメリカに先行していた。
だが、彼が力尽きた直後に、
ソビエトはアメリカに栄光を攫われる。

2025年2月27日木曜日

019(2326) QED 九段坂の春:2025.02.27

高田崇史著「QED ~flumen~ 九段坂の春」
を読んだ。
短編集である。
桑原崇、奈々、小松崎、御名形の
それぞれの中学生、 高校生、
大学生、大学院生の時代の話が展開する。
主人公は異なっているが
脇役で登場してくる。
また本編に登場する脇役もいろいろと登場する。
連作で事件の首謀者が
それぞれに現れている。
最後に、事件が御名形によって解決される。

2025年2月21日金曜日

018(2325) マウナケア・プロジェクト:2025.02.21

幸村百理男著「マウナケア・プロジェクト」
を読んだ。
ハワイ島のウィリス家にノボルは行き、
しばらく滞在する。
天才ソフィアの不思議な振る舞い
そしてこのシリーズで続く
不思議な世界観が続く。

2025年2月17日月曜日

017(2324) QED 河童伝説:2025.02.17

高田崇史著「QED 河童伝説」
を読んだ。
福島県相馬市の野馬追祭りを
見に行くことにした一行は、
崇が突然、遠野に出かけて
その夜に合流した。
成田では連続殺人事件が起こり、
相馬市でも殺人が起こる。
いずれも河童伝説に関連しているようだ。

2025年2月12日水曜日

016(2323) 滴水古書堂の名状しがたき事件簿 1:2025.02.12

 黒崎江治著「滴水古書堂の名状しがたき事件簿 1」
を読んだ。
大学を卒業したが就職先がなく、
ついつい古書店にアルバイトとして働く。
店主の古戸は、
「名状しがたい」怪奇に関するものも扱う。
自身も怪奇の人物である。
短編集担っている。
それぞれ長編にすると面白そうだが
短編にしている。

2025年2月8日土曜日

015(2322) 対中工作:2025.02.08

濱嘉之著「オメガ 対中工作」
を読んだ。
アフリカを舞台に、中国製の
武器の違法コピーが
不正に輸出されている。
そこに中国の共産党幹部が絡んでいる。
日本の諜報課のエージェントたちが暗躍していく。

2025年2月4日火曜日

014(2321) 自働そろばんと空中飛船:2025.02.04

牧野武文著「自働そろばんと空中飛船:
日本最初の機械式計算機 レトロハッカーズ」
を読んだ。
日本ではタイガー計算器が一斉を風靡し、
それが最初の機械式計算機と考えられていた。
しかし、矢頭良一が日本で最初の
計算機を独自に開発していた。
その事実が森鴎外の「小倉日記」の
発見とその中の記載で明らかになってきた。
発掘していくといくつかの資料が見つかり
本当に開発されていたことがわかってきた。
しかし、矢頭の目標は空中飛船であったが
そのj引っ帯はよくわかっていない。

2025年2月3日月曜日

013(2320) 御霊将門:2025.02.03

高田崇史著「QED ~ventus~ 御霊将門」
を読んだ。
今回は、花見にいくつもりが
平将門のゆかりの地として、1日目は都内で、
2日目は水戸から成田山に出かけていく。
そこに最近登場している神山禮子のい
物語がサイドストーリとして語られる。

2025年2月1日土曜日

012(2319)シモーネとの再開 :2025.02.01

幸村百里男著「東大病院の天使 シモーネとの再開」
を読んだ。
前作の続編である。
5年前の出会い、
その後の情報漏洩によって
処分が執行されるときに再開、
そして研修医となって5年後の再開の様子が
それぞれの時空が入り乱れて語ら

2025年1月31日金曜日

011(2318) オメガ:2025.01.31

濱嘉之著「オメガ 警察庁諜報課」
を読んだ。
警察庁内に目立たぬように設けられた諜報課は
通称「オメガ」と呼ばれている。
そこには、警視庁や警察庁から
有能な捜査官が引き抜かれている。
他にも退職して隠れた企業へ転職している人材もいる。
北朝鮮からの高品質のアヘンが
中国に移送され純度の高い麻薬に
加工されていることがわかってきた。
それの3つの施設を
それぞれ一人で破壊していく。

2025年1月28日火曜日

010(2317) 電柱鳥類学:2025.01.28

三上修著「電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?」
を読んだ。
鳥類の研究者が
電柱や電線に止まる鳥類を研究したものである。
電柱、電線が新しい環境で
鳥類の生活圏に登場している。
今後、地下への埋設が進むと
この環境は来ていくだろう。
また著者の研究も
一般化ができないので難しいものがありそうだ。
しかし、マニアックで面白いものであった。

2025年1月26日日曜日

009(2316) まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書:2025.01.26

阿部幸大著「まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書」
を読んだ。
評判の本だが、多数書いている人間
査読をしている側からすると
そこまで考えていない。
初学者のテクニックとしていいのかもしれない。
著書の後半、なぜ研究をするのか
それを各自が見出すことこそが重要であろう。
それを見つけ出すことが重要である。
自然科学の研究、少なくとも私は、
まずテーマありきである。
テーマに基づいてデータ収集に入る。
それをまとめているうちに
好奇心で次々とテーマが連鎖していく。
そんな研究スタイルになっている。
あまり参考にはならなかった。

2025年1月25日土曜日

008(2315) 東大理三の悪魔:2025.01.25

幸村百理男著「東大理三の悪魔」
を読んだ。
東大理三の人物たちが登場しているが、
だれもが一時代の
ぐうたらな当たり前の大学生の
生活をしている者たちである。
そんな中、東大理三の人たちが驚く
とんでもない天才がいることを知る。
主人公がその天才と接点を持ち、
そこから不思議な世界へと入っていく。
なかなかおもしろい内容であった。
三部作なので次も読んでいこう。

2025年1月23日木曜日

007(2314) 小さな大量破壊兵器:2025.01.23

牧野武文著「小さな大量破壊兵器:
ミハイル・カラシニコフとAK47 レトロハッカーズ」
を読んだ。
AKアサルトライフルの歴史である。
カラシニコフが開発したものである。
大量に作られ大量に使用された。
そのライフルはもっとも人を
殺した武器だと考えられる。
そんな開発の歴史がまとめられている。

2025年1月22日水曜日

006(2313) 変幻:2025.01.22

今野敏著「変幻 同期」
を読んだ。
同期シリーズの三作目で完結編となる。
大石が皆と会食していると
「しばらく会えなくなる」という。
そして音信不通となる。
宇田川は殺人事件の調査をはじめると
監視カメラに大石らしき人物が写っていた。
潜入捜査らしい。
そしてその先入先が殺人事件と関連しているようだ。
もと公安の同期の蘇我も絡み、
複雑だた予期せぬ展開となっていく。

2025年1月18日土曜日

005(2312) 毛沢東三国演義:2025.01.17

牧野武文著「毛沢東三国演義:
中国をつくり、中国を破壊した英雄 レトロハッカー」
を読んだ。
中国の偉大な指導者毛沢東の生涯と
政治的な活動を概観したものである。
現在も尊敬されている毛沢東だが、
植民地化した中国をひとつの国にするために
苦労しながら、各種の交渉をしながら
共産主義社会をつくりあげた。
列強の植民地化から脱し
ひとつの国にするためは
このような方法もやむないのかもしれなかった。
しかし、破壊したもの、粛清した人も多かった。
そんなプラスマナイスを考えるための、
振り返りも重要なのかもしれない。

2025年1月16日木曜日

004(2311) QED 神器封殺:2025.01.15

高田崇史著「QED 神器封殺」
を読んだ。
前巻の続きの物語です。
時系列は継続しながら
新しい殺人事件が2つも起こる。
歴史は熊野から和歌山に移動するが、
そのスケールは日本全土に広がっていく。
毒草師を名乗る御名形史紋が登場するが
祟の同じかそれ以上に切れ者のようである。

2025年1月11日土曜日

003(2310) 欠落:2025.01.11

今野敏著「欠落 同期」
を読んだ。
同期の大石陽子がSITに移動し、
前回の事件で一緒になった土居も
警視庁の本部に移動してきた。
大石が立てこもり事件の人質の身代わりなり連れされた。
一方、宇田川が殺人事件に対応しているとき
同期の蘇我から連絡があった。
宇田川の事件が実は別の場所の起こっていた
2つの殺人事件と関係がありそうに見えてきた。
すると公安が介入してきた。
身代わり人質事件にも公安が介入してきた。
2つの事件が関連していく。

2025年1月8日水曜日

002(2309) ヒトイチ:2025.01.08

濱嘉之著「ヒトイチ 警視庁人事一課監察係」
を読んだ。
監察官の係長榎本を中心とする
警察内部の不正を追求していく物語である。
疑われた警官は個人情報が
丸裸にされていく。
著者が警察庁にいたときの
経験をもとに執筆している。
中編が3つはいっている。

2025年1月3日金曜日

001(2308) 同期:2025.01.03

今野敏著「同期」
を読んだ。
警視庁捜査一課の宇田川は刑事としてだま新米である。
警察学校で同期の蘇我は公安にいた。
所轄の事件で応援で駆り出され、
逃げた組員の追跡中に撃たれそうになったところ
同期の蘇我に助けられた。
その直後に、蘇我は懲戒免職になる。
理由がわからず、調べていくと
上司から中止を命じられる。
そんな不思議なことからストーリが展開していく。

2024年12月30日月曜日

099(2307) 暗黒調書:2024.12.307

安達瑶著「闇猫・冴子 暗黒調書」
を読んだ。
ある街の小学校のPTAで保護者同士が
いじめをしたことで自殺があった。
2つ目の自殺も起こった。
そこにシングルマザーの親子が転校してくる。
その親がこのシリーズの冴子が
遺族から仕事を受けて真相究明と
復讐も請け負っていた。

2024年12月27日金曜日

098(2306) 闇の争覇:2024.12.27

今野敏著「歌舞伎町特別診療所 闇の争覇」
を読んだ。
素手、相手を惨殺する人物が現れた。
中国人であることしかわからない。
事件後、犬養の診療所で治療を受けていた。
フルコンタクトの元選手で指導員が
その中国人と以前対戦していた。
警察、格闘家、医師が入り乱れていく。

2024年12月26日木曜日

097(2305) 熊野の残照:2024.12.26

高田崇史著「QED ~ventus~ 熊野の残照」
を読んだ。
熊野の三山を巡りながら、
同行した薬剤師の禮子の独白が並行する。
独白の記述に矛盾が生じる。
その謎は最後に明かされていく。
禮子の謎と熊野の謎がシンクロしていた。
なかなかおもしろい。

2024年12月19日木曜日

096(2304) アンダーワールド:2024.12.19

安達瑶著「闇猫・冴子 アンダーワールド」
を読んだ。
冴子は家出少女を通じて
貧困ビジネスと関わりができた。
貧困ビジネスの現場のドヤ街では
福祉のNPOや医療従事者がいた。
そこにも搾取するものや、
良心によるボランティアもいる。
貧困ビジネスを取材していた
ジャーナリストが殺される事件が起こる。
貧困ビジネスの背景に
さらに酷い貧困医療があった。
無用な医療、過剰の医療、
時には手術の失敗も有耶無耶にされている。
そんな病院に冴子が関わっていく。

2024年12月14日土曜日

095(2303) 迎撃 :2024.12.14

今野敏著「迎撃」
を読んだ。
フリーの記者である柴田は
バブル崩壊後、
仕事が減りだし食い詰めていく。
一念発起して紛争地に入ることにした。
そこでシンゲンという日本人傭兵のことを聞く。
シンゲンを求めて世界の紛争地に出向いていく。
出会ったが、すぐに戦闘訓練を受ける。
紛争地で取材するための基礎要素という。
実際の紛争に参加して、兵士の体験をしていく。
単なるフリーの記者が
ジャーナリストへと変化していく物語である。

2024年12月12日木曜日

094(2302) 赤い密約 :2024.12.12

今野敏著「赤い密約」
を読んだ。
空手家の仙堂がロシア支部に指導にいった。
そしてテレビ出演していた時、
大統領の反対派がテレビ局を占拠した。
その反対派の中にマフィアが混ざっており、
ビデオテープを探していた。
テープをとったジャーナリストが
マフィアに拉致される前、
仙堂にテープを預けていく。
仙堂は約束により、
日本のメディアでその映像を
放映してもらおうと画策する。
反社会的勢力に狙われはじめる。
日露を舞台にした物語である。

2024年12月10日火曜日

093(2301) 日米原子爆弾開発競争 :2024.12.10

 牧野武文著「日米原子爆弾開発競争:
仁科芳雄のニ号研究と米国のマンハッタン計画 レトロハッカーズ」
を読んだ。
原子爆弾の開発の日米の様子をまとめたものである。
日本でも理研と大阪大学で開発を進めてきた。
しかし、いくつもの難しい技術開発が必要になるが、
アメリカは膨大な経費と人材を注ぎ込んで
開発を進めていった。
日本は技術的に不可能という判断で開発を中止した。
その結果が、広島と長崎につながった。

2024年12月9日月曜日

092(2300) ボーダーライト:2024.12.09

今野敏著「ボーダーライト」
を読んだ。
神奈川県内で少年犯罪が増加している。
県警の二人組が所轄の薬物取引で
高校生を逮捕した。
その学生の捜査で、
役小角が降臨している高校生に出会う。
少年犯罪の若ものには、
人気バンドのスカGが共通しているようだ。
警察と伝奇が混在した小説となっている。

2024年12月6日金曜日

091(2299) 最後の封印:2024.12.06

今野敏著「最後の封印」
を読んだ。
「最後の戦慄」の前の作品である。
HIVの進化して、それに感染した人から
新しいの人類らしきもの(ミュウ)が生まれた。
額に瘤があるのが特徴だが、
国はミュウを守り、抹殺しようとするグループが
ミュウ・ハンターを雇っていく。
ミュウ・ハンターのアキヤマたちが
国の防疫部隊と対決していく。
だが終わりがあっけないので
少々残念だった。

2024年12月3日火曜日

090(2298) 最後の戦慄:2024.12.03

今野敏著「最後の戦慄」
を読んだ。
21世紀後半の未来を舞台にした小説である。
内容はかなり現在の延長線上にある。
二組のテロリストの戦いである。
前作があったのようだが、
本作だけでも面白かった。
だが前半の緻密さに比べると
後半があまりに端折り過ぎである。
後半だけでも、もう一冊になりそうなのに
非常に残念である。

2024年11月30日土曜日

089(2297) 人狼:2024.11.30

今野敏著「人狼」
を読んだ。
整体師の美崎を主人公とした物語である。
格闘家がもと弟子を探してほしいという。
その弟子は狼の仮面をつけて
盛り場で非行少年たちを素手で倒している。
人狼と美崎、格闘家などが入り乱れて
ストーリが進んでいく。

2024年11月27日水曜日

088(2296) 襲撃:2024.11.27

今野敏著「襲撃」
を読んだ。
フルコンタクトの空手家を
試合で膝の怪我で引退した主人公。
婚約者も亡くし、
自暴自棄になって
沖縄で琉球空手に目覚めた。
そして整体治療も学んだ。
現在は整体院の経営している。
空手の選手の治療を頼まれる。
そこから暴漢に襲撃される。
襲撃が続き、知り合いにも被害が及ぶ。
その真相は・・・

2024年11月24日日曜日

087(2295) 亀型人工生命体、エルマーとエルシー:2024.11.24

牧野武文著「亀型人工生命体、エルマーとエルシー:
70年前のロボット、ウォルターの亀 レトロハッカーズ」
を読んだ。
1940年代にロボットを作成していた研究者がいた。
その業績は知られることはあまりない。
神経生理学者として、単純な命令形と
少し記録量しかないので
複雑な行動や意味深な行動をする。
単純な機能、少しの記憶でも
生物の本能的な行動が起こせそうだという研究をしていた。

2024年11月23日土曜日

086(2294) QED 鬼の城伝説:2024.11.23

高田崇史著「QED 鬼の城伝説」
を読んだ。
岡山の桃太郎伝説と旧家の殺人事件がテーマとなる。
いつものよう岡山の桃太郎の伝説、
吉備津神社の鳴釜伝説が大和朝廷の時代の
歴史が重ねられる。
不思議な密室殺人事件がいくつも起こっている。
それらがあっという間に
何事もないように簡単に解決される。

2024年11月17日日曜日

085(2293) 闇猫・冴子:2024.11.17

安達瑶著「闇猫・冴子」
を読んだ。
デート嬢が取り調べで、
濡れ衣で強引な検事に
締め上げられたが
なんとか黙秘で対抗した。
友人が自分の代わりに
デートに行った先で殺された。
自分の間違って殺されたが
自分が殺されたことになっている。
検事もスキャンダルで追われることになる。
高慢な検事とデート嬢が共闘を組むが、
検事があまりにも波が激しく 翻弄される。
初めて読む著者の作品であった。

2024年11月13日水曜日

083(2291) ハルカの空:2024.11.13

樋口明雄著「南アルプス山岳救助隊K-9 ハルカの空」
を読んだ。
南アルプス山岳救助隊の物語の短編集である。
主人公はいろいろな人たちだが
救助隊がどこかにある。
しかし、やかり短編より長編が好きだ。

2024年11月10日日曜日

081(2289) ナチの亡霊 :2024.11.10

ジェームズ・ロリンズ著「ナチの亡霊 シグマフォース」
を読んだ。
オークションのダーウィンの聖書が出る。
シグマフォースのグレイが調査に出る。
ネパールの奇病が発生したので
体調のペインターが調査にいく。
南アフリカの動物保護区では
謎の怪物が研究者をさらった。
各地の異変がどうつながっていくのか。
なかなかおもしろかった。

2024年10月31日木曜日

080(2288) QED 鎌倉の闇 :2024.10.31


高田崇史著「QED ~ventus~ 鎌倉の闇」
を読んだ。
鎌倉の史跡名所を巡りながら、
鎌倉幕府の背景に隠された
かずかずの暗殺のような事件と
北条氏の陰謀が
数々の資料をもとに推理されていく。
連続殺人事件が起こっているが
その謎解きはあまりに簡単に解決される。
今回も、殺人事件が付録となるような
不思議な物語である。

2024年10月27日日曜日

079(2287) 天空の犬:2024.10.27

樋口明雄著「南アルプス山岳救助隊K-9 天空の犬」
を読んだ。
北岳の麓の山岳救助隊にできた
3組の救助犬のチームが常駐している。
連作短編であるが、
星野夏美とメイを中心になる。
山岳地域で起こる
各種の遭難と事件が
夏美たちが対処していく。

2024年10月22日火曜日

078(2286) 点描の画家、ジョルジュ・スーラ :2024.10.22

牧野武文著「絵筆で写真を超えようとした男:
点描の画家、ジョルジュ・スーラ レトロハッカーズ」
を読んだ。
肖像画を生業としてたい画家は、
写真の登場で仕事がなくなってきた。
そん時、新印象派のジョルジュ・スーラは
科学的なアプローチで点描技法を編み出した。
多くの画家に影響を与えたが、
目指していた道の途上で
31歳の若さで夭逝した。
そんなスーラの点描の意義を書かれていた。

2024年10月21日月曜日

077(2285) QED 龍馬暗殺 :2024.10.21

高田崇史著「QED 龍馬暗殺」
を読んだ。
高知のでかけた棚旗姉妹は、
奈々の後輩の全家美鳥の実家の山村にいく。
そこには桑原崇がいる。
坂本龍馬の暗殺の秘密に迫る。
台風の影響で、土砂崩れが起こり
道が不通になる。
村からでれない密室状態になる。
そこで連続殺人事件が起こる。
その背景には龍馬暗殺の真相に迫る。

2024年10月14日月曜日

076(2284) 本間宗久と堂島米会所の米先物取引:2024.10.14

牧野武文著「250年前のデリバティブ:
本間宗久と堂島米会所の米先物取引 レトロハッカーズ」
を読んだ。
250年前の大阪で米相場は
現在の先物取引であった。
その相場を本間は
チャートとその分析するという
現在でも通用する手法で
大勝ちしていった。
そんな先駆者の話であった。

2024年10月13日日曜日

075(2283) 再雇用警察官 究極の完全犯罪:2024.10.13

姉小路祐著「再雇用警察官 究極の完全犯罪」
を読んだ。
3つの中編から構成されている。
いずれも犯罪が背景にあるが、
消息不明届をきっかけに明らかにさていく。
失踪者に犯罪性があるかどうかを探ること本務となる。
その規制の中で犯罪を見つけていく。
なかなかおもしろかった。
シリーズはこれで終わりだ。

2024年10月8日火曜日

074(2282) マギの聖骨 シグマフォース:2024.10.08

ジェームズ・ロリンズ 著「シグマフォース」
を読んだ。
東方の三博士(マギ)の聖骨の強奪と
大量虐殺がドイツのケルン大聖堂で起こる。
アメリカの国防省内の秘密組織である
シグマフォースが派遣され、
その事件と謎を追いかける。
過去の出来事を新たな視点での謎解きと
現在科学の最先端の知見を
ストーリに 組み込んでいる。
上下の760ページ及ぶ大著だが、
なかなかおもしろくて一気に読んだ。

2024年9月28日土曜日

073(2281) 再雇用警察官 0の構図:2024.09.28

姉小路祐著「再雇用警察官 0の構図」
を読んだ。
3つの事件からなる中編集である。
消息対策室の3名が活躍する。
主人公の安治川は再雇用警察官である。
届け出がされた件だけしか
捜査できない制限の中で
謎解きが進む。
その不自由さが面白い。

2024年9月22日日曜日

072(2280) 修道士の首:2024.09.22

井沢元彦著「修道士の首」
を読んだ。
身近にいる修道士(?)からみた
信長の周りで殺人事件が起こる。
連作の短編集である。
信長が探偵役として犯人を探求していく。
歴史上の人物を探偵役とする物語である。

2024年9月20日金曜日

071(2279) 再雇用警察官 完敗捜査:2024.09.20

姉小路祐著「再雇用警察官 完敗捜査」
を読んだ。
中年の夫婦から奥さんの行方不明届がだされた。
付き添いは、若い女性で以前補導したことがあった。
その直後、奥さんが山での滑落で
死亡していたことが判明する。
調べても滑落による事故死であった。
そして奥さんが亡くなった直後、
夫と娘が養子縁組をしていく。
そこに、もう一組の家族が関係が浮上していく。
複雑に入り組んだ事件だが、
消息対応室の3名が挑んで解決していく。

2024年9月18日水曜日

070(2278)義経幻殺録 :2024.09.18

井沢元彦著「義経幻殺録」
を読んだ。
芥川龍之介が、新進作家の頃、
大阪毎日の記者として中国に派遣された。
滞在記を依頼されていたが、
その本心の目的は、
源義経が清王朝の祖であったという
証拠を探すことであった。
その証拠を巡って殺人事件が続く。
その証拠は本当なのだろうか。
謎解きが龍之介と明智小五郎によってなされていく。

2024年9月16日月曜日

069(2277) 再雇用警察官 いぶし銀:2024.09.16

姉小路祐著「再雇用警察官 いぶし銀」
を読んだ。
高校時代のラクビー部の先輩から
失踪者の相談を受けた。
定年した後、
若い女性との結婚する事になった。
ところが、その女性が失踪したという。
調査を進めていくと、
昔の友人が殺害され、
先輩の長男も自殺していく。
やがて、失踪者も絞殺死体として発見される。
バラバラの事件が
調査を進めていくと、
関連が見てきた。
なかなかおもしろい展開となった。

2024年9月12日木曜日

068(2276) 義経はここにいる:2024.09.12

 井沢元彦著「義経はここにいる」
を読んだ。
古美術商の南条圭が
義経の秘密を探りながら
やはり義経と平泉の金色堂の謎を
解いていくとこがもっとも面白い。
その一環で殺人事件の解決も進めていくが、
最後に関係者を集めて謎解きの集まりをするという
名探偵のパターンを示された。

2024年9月6日金曜日

067(2275) 再雇用警察官:2024.09.06

姉小路祐著「再雇用警察官」
を読んだ。
警官を定年しても再雇用で消息対応室に配属された。
それまで、死んだ弟夫妻の子ども二人を育て、
親の介護ため、定時で帰れる事務職で移動して定年した。
それまで刑事もしていたが、
消息対応室で刑事事件にも関与する。
なかなか面白い。

2024年9月1日日曜日

066(2274) 夏の陰:2024.09.01

岩井圭也著「夏の陰」
を読んだ。
殺人事件の加害者家族と被害者家族の関わりを
考える物語である。
剣道という武道を通じて対立関係を
示して問題提起をする。
岩井氏の作品は、どこか未熟さを感じるが
両者や周辺の人々に生じる緊張感の描写がうまい。

2024年8月30日金曜日

065(2273) 永遠についての証:2024.08.30

岩井圭也著「永遠についての証」
を読んだ。
数学の数覚に秀でた天才の瞭司と
その恩師と親友たちの物語である。
大学に残った瞭司は
恩師、親友と離れ離れになり
数学だけを生きがいだが
苦悩の後、死んでしまう。
友人の熊沢が遺族からノートをもらった。
6年後にそのノートを開いたら、
未解決問題のコラッツ予想を
解いたと書かれている。
いくら読んでも理解できない。
恩師や親友と乗り組んでも理解できない。
仕方なく数百ページの証明をネットに公開する。
瞭司のコラッツ予想の証明は
2ページの終わっているのに
大半は新しい数学を作るための作業であった。
面白いが、後半の悩む瞭司の姿は重く苦しい。

2024年8月28日水曜日

064(2272) 駐在刑事 尾根を渡る風:2024.08.28

笹本稜平著「駐在刑事 尾根を渡る風」
を読んだ。
元刑事で奥多摩の派出所勤務の江波が
次々と事件に関わっていく短編集である。
のんびりとした田舎暮らしの中で
事件が起こるが、
その事件もなんとなく
ほのぼのとしたものになっている。
シリーズはこれ終わりのようだ。

2024年8月27日火曜日

063(2271) 駐在刑事:2024.08.25

笹本稜平著「駐在刑事」
を読んだ。
主人公の江波は警視庁捜査一課の刑事であった。
参考人が疑われたことを苦に
取りしべ中に自殺した。
管理官から、その責任を取らされた。
所轄の刑事に左遷とされたが
奥多摩の水根駐在所に空きがあったので
刑事をやめて駐在所勤務になった。
そこで次々と起こる事件に取り組んでいく。
田舎の人情や奥多摩の景色や山の描写も多い。
短編集であるが、なかなかいい。

2024年8月22日木曜日

062(2270) QED 竹取伝説:2024.08.22

高田崇著「QED 竹取伝説」
を読んだ。
昔話の竹取物語になかに隠されている秘密。
山村の2つの村で
昔から死者が多い。
その地には、笹姫様の手毬唄があった。
笹、竹、かぐや姫など、
昔の日本の社会にあった
因習に由来してる
という説にもどついて展開される。
なかなかおもしろい。

2024年8月17日土曜日

061(2269) カジノを破産させた男たち:2024.08.17

 牧野武文著「カジノを破産させた男たち:
ブラックジャックとルーレットの必勝法 レトロハッカーズ」
を読んだ。
カジノでは胴元が勝つようになっている。
しかし、少しの確率の差を利用して勝つ人がいた。
それを防止するカジノ側の作戦もある。
そんな攻防が書かれている。
しかし、ギャンブルはしないので
確率の話として読んだ。

2024年8月16日金曜日

061(2268) マングースの尻尾:2024.08.16

笹本稜平著「マングースの尻尾」
を読んだ。
ヨーロッパで武器商人をしている戸崎が主人公の
短編連作である。
ライバルでフランス情報局の大物
マングースに対抗して復讐していく。
殺された相棒の娘と情報屋の仲間と
マングースに対抗していく。
連作でマングースへとだんだんと迫っていく。
なかなかおもしろい。

2024年8月12日月曜日

060(2267) QED 式の密室:2024.08.12

高田崇著「QED 式の密室」
を読んだ。
陰陽師が密室で殺害されていた。
その後、二人の関係者も死んでいく。
陰陽師の起こりから、
それぞれの意味まで解説される。
そのような歴史的な説明から、
密室事件の謎が解けていく。
不思議な内容であるが、
いつものように展開がおもしろい。

2024年8月9日金曜日

059(2266) そろばん、計算尺、機械式計算機:2024.08.09

牧野武文著「そろばん、計算尺、機械式計算機:
ネーピアの対数とパスカルの計算機 レトロハッカー」
を読んだ。
桁数の大きな掛算、割算をいかに簡単にするか。
天文学者たちは苦労していた。
そこで、ネーピアは、最初ネーピアの骨を発明し
その後、対数を使うことで
足し算引き算に還元できることを発見した。
それが計算尺へとつながった。
またパスカルも機械式計算機を発明した。
原理は素晴らしいものであったが、
商品化したがほとんど普及しなかった。

2024年8月8日木曜日

058(2265) グリズリー:2024.08.08

笹本稜平著「グリズリー」
を読んだ。
立てこもり襲撃でSITが射殺した。
北海道で自衛隊の輸送トラックが襲われ、武器が盗まれる。
東京で過激派の爆発で襲われる。
浮かんできたのは自衛隊の幹部候補で退職した人物。
立てこもり事件の生き残りであった。
犯人は警察でグリズリーと呼ばれるが
まったく実態がつかめない。

2024年7月31日水曜日

057(2264) 近代への扉をノックした元祖ライフハッカー:2024.07.31

牧野武文著「近代への扉をノックした元祖ライフハッカー:
ベンジャミン・フランクリンのライフハック的人生 レトロハッカーズ」
を読んだ。
ベンジャミン・フランクリンは、
独立宣言の創案者で、雷の実験でしっていたが、
実はいろいろな実験や発見をしている。
自身の努力で印刷屋から財をなし
経済的に困らなくなって、
独創的な発明品を特許も取らずに公開した。
水泳器、暖炉、避雷針、尿道カテーテル、
フランクリン時計、マジックハンドなどを発明している。
また、公共図書館、消防組合、
自生軍などの組織も考案して実現していた。
他にも政治家として活躍もしている。
こんな人物をこれまで知らなかった。

2024年7月30日火曜日

056(2263) QED 東照宮の怨:2024.07.30

高田崇史著「QED 東照宮の怨」
を読んだ。
分割された三十六歌仙絵を狙って
強盗事件、殺人事件が連続する。
その謎の解明は、
日光東照宮にあるようだ。
天海僧正が仕掛けた
幾重にも及ぶ深秘があった。

2024年7月24日水曜日

055(2262) アイスクライシス:2024.07.24

笹本稜平著「アイスクライシス」
を読んだ。
北極で調査をしている民間企業のグループ。
ロシアが北極海中で水爆の実験を実施した。
氷床は溶け出し、割れ目ができだした。
そんな危機から脱出できるのか。
ひたすら雪上車で逃げていく。
そこにロシアの原潜も
証拠隠滅のために向かっていく。
アメリカの救助に消極的である。
サスペンスの物語である。

2024年7月19日金曜日

054(2261) QED ベイカー街の問題:2024.07.19

高田崇史著「QED ベイカー街の問題」
を読んだ。
数人のシャーロキアンのグループで事件が起こる。
シャーロキアンは、
ホームズの小説を聖典として、
その中でホームズのことを
詳しく調べ、議論していく人たちだ。
それほど思い入れを持った人たちで
連続殺人事件が起こる。
シャーロック・ホームズの秘密と
殺人事件の謎が絡んでいく。

2024年7月13日土曜日

053(2260) 最終標的 所轄魂:2024.07.13

 笹本稜平著「最終標的 所轄魂」
を読んだ。
いよいよ最終巻である。
これまで、巨悪へ迫ってきたが、
なかなかたどり着けない。
今回こそは、と思いながら読み進めていく。
そして、最後の最後

2024年7月10日水曜日

052(2259) 世紀の犯罪をやってのけた男:2024.07.09

牧野武文著「世紀の犯罪をやってのけた男:
三億円事件を再検証する レトロハッカーズ」
を読んだ。
1968年12月10日府中刑務所脇の道路で起こった
三億円強奪事件。
世紀の大事件だったが、
未解決のままで時効となった。
いろいろな憶測があり、
小説やノンフィクションもいろいろ

2024年7月6日土曜日

051(2258) 元素周期表のつくりかた:2024.07.06

牧野武文著「元素周期表のつくりかた:
メンデレーエフとモーズリー レトロハッカーズ」
を読んだ。
周期律表を思いつたメンデレーエフは
その業績がなかなか評価されなかった。
身なりに気を使わず、
切れやすい性格も災いしたようだ。
もう少し落ち着いて身だしなみを整えていれば、
どうなってていたのであろうか。
一方、自出も才能も業績もあり
評価も受けていたモーズリーも
周期律表の理論を実験的に構築した。
第一次大戦に志願して、翌年に戦死した。
もう少し生きていれば、
ノーベル賞を受賞したはずだ
といわれている。
だが、過去に「もしも」はない。

2024年7月5日金曜日

050(2257) QED 六歌仙の暗号:2024.07.05

高田崇史著「QED 六歌仙の暗号」
を読んだ。
七福神と六歌仙について考えられている。
和歌と読人と神化されている人との関係がある。
いずれも呪いと怨霊封じの話になっている。
桑原崇と棚旗奈々のコンビに加えて
後輩の貴子を加えて謎解きが進む。