安達瑶著「闇猫・冴子 暗黒調書」
を読んだ。
ある街の小学校のPTAで保護者同士が
いじめをしたことで自殺があった。
2つ目の自殺も起こった。
そこにシングルマザーの親子が転校してくる。
その親がこのシリーズの冴子が
遺族から仕事を受けて真相究明と
復讐も請け負っていた。
2024年12月30日月曜日
099(2307) 暗黒調書:2024.12.307
2024年12月27日金曜日
098(2306) 闇の争覇:2024.12.27
今野敏著「歌舞伎町特別診療所 闇の争覇」
を読んだ。
素手、相手を惨殺する人物が現れた。
中国人であることしかわからない。
事件後、犬養の診療所で治療を受けていた。
フルコンタクトの元選手で指導員が
その中国人と以前対戦していた。
警察、格闘家、医師が入り乱れていく。
2024年12月26日木曜日
097(2305) 熊野の残照:2024.12.26
高田崇史著「QED ~ventus~ 熊野の残照」
を読んだ。
熊野の三山を巡りながら、
同行した薬剤師の禮子の独白が並行する。
独白の記述に矛盾が生じる。
その謎は最後に明かされていく。
禮子の謎と熊野の謎がシンクロしていた。
なかなかおもしろい。
2024年12月19日木曜日
096(2304) アンダーワールド:2024.12.19
安達瑶著「闇猫・冴子 アンダーワールド」
を読んだ。
冴子は家出少女を通じて
貧困ビジネスと関わりができた。
貧困ビジネスの現場のドヤ街では
福祉のNPOや医療従事者がいた。
そこにも搾取するものや、
良心によるボランティアもいる。
貧困ビジネスを取材していた
ジャーナリストが殺される事件が起こる。
貧困ビジネスの背景に
さらに酷い貧困医療があった。
無用な医療、過剰の医療、
時には手術の失敗も有耶無耶にされている。
そんな病院に冴子が関わっていく。
2024年12月14日土曜日
095(2303) 迎撃 :2024.12.14
今野敏著「迎撃」
を読んだ。
フリーの記者である柴田は
バブル崩壊後、
仕事が減りだし食い詰めていく。
一念発起して紛争地に入ることにした。
そこでシンゲンという日本人傭兵のことを聞く。
シンゲンを求めて世界の紛争地に出向いていく。
出会ったが、すぐに戦闘訓練を受ける。
紛争地で取材するための基礎要素という。
実際の紛争に参加して、兵士の体験をしていく。
単なるフリーの記者が
ジャーナリストへと変化していく物語である。
2024年12月12日木曜日
094(2302) 赤い密約 :2024.12.12
今野敏著「赤い密約」
を読んだ。
空手家の仙堂がロシア支部に指導にいった。
そしてテレビ出演していた時、
大統領の反対派がテレビ局を占拠した。
その反対派の中にマフィアが混ざっており、
ビデオテープを探していた。
テープをとったジャーナリストが
マフィアに拉致される前、
仙堂にテープを預けていく。
仙堂は約束により、
日本のメディアでその映像を
放映してもらおうと画策する。
反社会的勢力に狙われはじめる。
日露を舞台にした物語である。
2024年12月10日火曜日
093(2301) 日米原子爆弾開発競争 :2024.12.10
牧野武文著「日米原子爆弾開発競争:
仁科芳雄のニ号研究と米国のマンハッタン計画 レトロハッカーズ」
を読んだ。
原子爆弾の開発の日米の様子をまとめたものである。
日本でも理研と大阪大学で開発を進めてきた。
しかし、いくつもの難しい技術開発が必要になるが、
アメリカは膨大な経費と人材を注ぎ込んで
開発を進めていった。
日本は技術的に不可能という判断で開発を中止した。
その結果が、広島と長崎につながった。
2024年12月9日月曜日
092(2300) ボーダーライト:2024.12.09
今野敏著「ボーダーライト」
を読んだ。
神奈川県内で少年犯罪が増加している。
県警の二人組が所轄の薬物取引で
高校生を逮捕した。
その学生の捜査で、
役小角が降臨している高校生に出会う。
少年犯罪の若ものには、
人気バンドのスカGが共通しているようだ。
警察と伝奇が混在した小説となっている。
2024年12月6日金曜日
091(2299) 最後の封印:2024.12.06
今野敏著「最後の封印」
を読んだ。
「最後の戦慄」の前の作品である。
HIVの進化して、それに感染した人から
新しいの人類らしきもの(ミュウ)が生まれた。
額に瘤があるのが特徴だが、
国はミュウを守り、抹殺しようとするグループが
ミュウ・ハンターを雇っていく。
ミュウ・ハンターのアキヤマたちが
国の防疫部隊と対決していく。
だが終わりがあっけないので
少々残念だった。
2024年12月3日火曜日
090(2298) 最後の戦慄:2024.12.03
今野敏著「最後の戦慄」
を読んだ。
21世紀後半の未来を舞台にした小説である。
内容はかなり現在の延長線上にある。
二組のテロリストの戦いである。
前作があったのようだが、
本作だけでも面白かった。
だが前半の緻密さに比べると
後半があまりに端折り過ぎである。
後半だけでも、もう一冊になりそうなのに
非常に残念である。
2024年11月30日土曜日
089(2297) 人狼:2024.11.30
今野敏著「人狼」
を読んだ。
整体師の美崎を主人公とした物語である。
格闘家がもと弟子を探してほしいという。
その弟子は狼の仮面をつけて
盛り場で非行少年たちを素手で倒している。
人狼と美崎、格闘家などが入り乱れて
ストーリが進んでいく。
2024年11月27日水曜日
088(2296) 襲撃:2024.11.27
今野敏著「襲撃」
を読んだ。
フルコンタクトの空手家を
試合で膝の怪我で引退した主人公。
婚約者も亡くし、
自暴自棄になって
沖縄で琉球空手に目覚めた。
そして整体治療も学んだ。
現在は整体院の経営している。
空手の選手の治療を頼まれる。
そこから暴漢に襲撃される。
襲撃が続き、知り合いにも被害が及ぶ。
その真相は・・・
2024年11月24日日曜日
087(2295) 亀型人工生命体、エルマーとエルシー:2024.11.24
牧野武文著「亀型人工生命体、エルマーとエルシー:
70年前のロボット、ウォルターの亀 レトロハッカーズ」
を読んだ。
1940年代にロボットを作成していた研究者がいた。
その業績は知られることはあまりない。
神経生理学者として、単純な命令形と
少し記録量しかないので
複雑な行動や意味深な行動をする。
単純な機能、少しの記憶でも
生物の本能的な行動が起こせそうだという研究をしていた。
2024年11月23日土曜日
086(2294) QED 鬼の城伝説:2024.11.23
高田崇史著「QED 鬼の城伝説」
を読んだ。
岡山の桃太郎伝説と旧家の殺人事件がテーマとなる。
いつものよう岡山の桃太郎の伝説、
吉備津神社の鳴釜伝説が大和朝廷の時代の
歴史が重ねられる。
不思議な密室殺人事件がいくつも起こっている。
それらがあっという間に
何事もないように簡単に解決される。
2024年11月17日日曜日
085(2293) 闇猫・冴子:2024.11.17
安達瑶著「闇猫・冴子」
を読んだ。
デート嬢が取り調べで、
濡れ衣で強引な検事に
締め上げられたが
なんとか黙秘で対抗した。
友人が自分の代わりに
デートに行った先で殺された。
自分の間違って殺されたが
自分が殺されたことになっている。
検事もスキャンダルで追われることになる。
高慢な検事とデート嬢が共闘を組むが、
検事があまりにも波が激しく 翻弄される。
初めて読む著者の作品であった。
2024年11月13日水曜日
083(2291) ハルカの空:2024.11.13
樋口明雄著「南アルプス山岳救助隊K-9 ハルカの空」
を読んだ。
南アルプス山岳救助隊の物語の短編集である。
主人公はいろいろな人たちだが
救助隊がどこかにある。
しかし、やかり短編より長編が好きだ。
2024年11月10日日曜日
081(2289) ナチの亡霊 :2024.11.10
ジェームズ・ロリンズ著「ナチの亡霊 シグマフォース」
を読んだ。
オークションのダーウィンの聖書が出る。
シグマフォースのグレイが調査に出る。
ネパールの奇病が発生したので
体調のペインターが調査にいく。
南アフリカの動物保護区では
謎の怪物が研究者をさらった。
各地の異変がどうつながっていくのか。
なかなかおもしろかった。
2024年10月31日木曜日
080(2288) QED 鎌倉の闇 :2024.10.31
高田崇史著「QED ~ventus~ 鎌倉の闇」
を読んだ。
鎌倉の史跡名所を巡りながら、
鎌倉幕府の背景に隠された
かずかずの暗殺のような事件と
北条氏の陰謀が
数々の資料をもとに推理されていく。
連続殺人事件が起こっているが
その謎解きはあまりに簡単に解決される。
今回も、殺人事件が付録となるような
不思議な物語である。
2024年10月27日日曜日
079(2287) 天空の犬:2024.10.27
樋口明雄著「南アルプス山岳救助隊K-9 天空の犬」
を読んだ。
北岳の麓の山岳救助隊にできた
3組の救助犬のチームが常駐している。
連作短編であるが、
星野夏美とメイを中心になる。
山岳地域で起こる
各種の遭難と事件が
夏美たちが対処していく。
2024年10月22日火曜日
078(2286) 点描の画家、ジョルジュ・スーラ :2024.10.22
牧野武文著「絵筆で写真を超えようとした男:
点描の画家、ジョルジュ・スーラ レトロハッカーズ」
を読んだ。
肖像画を生業としてたい画家は、
写真の登場で仕事がなくなってきた。
そん時、新印象派のジョルジュ・スーラは
科学的なアプローチで点描技法を編み出した。
多くの画家に影響を与えたが、
目指していた道の途上で
31歳の若さで夭逝した。
そんなスーラの点描の意義を書かれていた。
2024年10月21日月曜日
077(2285) QED 龍馬暗殺 :2024.10.21
高田崇史著「QED 龍馬暗殺」
を読んだ。
高知のでかけた棚旗姉妹は、
奈々の後輩の全家美鳥の実家の山村にいく。
そこには桑原崇がいる。
坂本龍馬の暗殺の秘密に迫る。
台風の影響で、土砂崩れが起こり
道が不通になる。
村からでれない密室状態になる。
そこで連続殺人事件が起こる。
その背景には龍馬暗殺の真相に迫る。
2024年10月14日月曜日
076(2284) 本間宗久と堂島米会所の米先物取引:2024.10.14
牧野武文著「250年前のデリバティブ:
本間宗久と堂島米会所の米先物取引 レトロハッカーズ」
を読んだ。
250年前の大阪で米相場は
現在の先物取引であった。
その相場を本間は
チャートとその分析するという
現在でも通用する手法で
大勝ちしていった。
そんな先駆者の話であった。
2024年10月13日日曜日
075(2283) 再雇用警察官 究極の完全犯罪:2024.10.13
姉小路祐著「再雇用警察官 究極の完全犯罪」
を読んだ。
3つの中編から構成されている。
いずれも犯罪が背景にあるが、
消息不明届をきっかけに明らかにさていく。
失踪者に犯罪性があるかどうかを探ること本務となる。
その規制の中で犯罪を見つけていく。
なかなかおもしろかった。
シリーズはこれで終わりだ。
2024年10月8日火曜日
074(2282) マギの聖骨 シグマフォース:2024.10.08
ジェームズ・ロリンズ 著「シグマフォース」
を読んだ。
東方の三博士(マギ)の聖骨の強奪と
大量虐殺がドイツのケルン大聖堂で起こる。
アメリカの国防省内の秘密組織である
シグマフォースが派遣され、
その事件と謎を追いかける。
過去の出来事を新たな視点での謎解きと
現在科学の最先端の知見を
ストーリに 組み込んでいる。
上下の760ページ及ぶ大著だが、
なかなかおもしろくて一気に読んだ。
2024年9月28日土曜日
073(2281) 再雇用警察官 0の構図:2024.09.28
姉小路祐著「再雇用警察官 0の構図」
を読んだ。
3つの事件からなる中編集である。
消息対策室の3名が活躍する。
主人公の安治川は再雇用警察官である。
届け出がされた件だけしか
捜査できない制限の中で
謎解きが進む。
その不自由さが面白い。
2024年9月22日日曜日
072(2280) 修道士の首:2024.09.22
井沢元彦著「修道士の首」
を読んだ。
身近にいる修道士(?)からみた
信長の周りで殺人事件が起こる。
連作の短編集である。
信長が探偵役として犯人を探求していく。
歴史上の人物を探偵役とする物語である。
2024年9月20日金曜日
071(2279) 再雇用警察官 完敗捜査:2024.09.20
姉小路祐著「再雇用警察官 完敗捜査」
を読んだ。
中年の夫婦から奥さんの行方不明届がだされた。
付き添いは、若い女性で以前補導したことがあった。
その直後、奥さんが山での滑落で
死亡していたことが判明する。
調べても滑落による事故死であった。
そして奥さんが亡くなった直後、
夫と娘が養子縁組をしていく。
そこに、もう一組の家族が関係が浮上していく。
複雑に入り組んだ事件だが、
消息対応室の3名が挑んで解決していく。
2024年9月18日水曜日
070(2278)義経幻殺録 :2024.09.18
井沢元彦著「義経幻殺録」
を読んだ。
芥川龍之介が、新進作家の頃、
大阪毎日の記者として中国に派遣された。
滞在記を依頼されていたが、
その本心の目的は、
源義経が清王朝の祖であったという
証拠を探すことであった。
その証拠を巡って殺人事件が続く。
その証拠は本当なのだろうか。
謎解きが龍之介と明智小五郎によってなされていく。
2024年9月16日月曜日
069(2277) 再雇用警察官 いぶし銀:2024.09.16
姉小路祐著「再雇用警察官 いぶし銀」
を読んだ。
高校時代のラクビー部の先輩から
失踪者の相談を受けた。
定年した後、
若い女性との結婚する事になった。
ところが、その女性が失踪したという。
調査を進めていくと、
昔の友人が殺害され、
先輩の長男も自殺していく。
やがて、失踪者も絞殺死体として発見される。
バラバラの事件が
調査を進めていくと、
関連が見てきた。
なかなかおもしろい展開となった。
2024年9月12日木曜日
068(2276) 義経はここにいる:2024.09.12
井沢元彦著「義経はここにいる」
を読んだ。
古美術商の南条圭が
義経の秘密を探りながら
やはり義経と平泉の金色堂の謎を
解いていくとこがもっとも面白い。
その一環で殺人事件の解決も進めていくが、
最後に関係者を集めて謎解きの集まりをするという
名探偵のパターンを示された。
2024年9月6日金曜日
067(2275) 再雇用警察官:2024.09.06
姉小路祐著「再雇用警察官」
を読んだ。
警官を定年しても再雇用で消息対応室に配属された。
それまで、死んだ弟夫妻の子ども二人を育て、
親の介護ため、定時で帰れる事務職で移動して定年した。
それまで刑事もしていたが、
消息対応室で刑事事件にも関与する。
なかなか面白い。
2024年9月1日日曜日
066(2274) 夏の陰:2024.09.01
岩井圭也著「夏の陰」
を読んだ。
殺人事件の加害者家族と被害者家族の関わりを
考える物語である。
剣道という武道を通じて対立関係を
示して問題提起をする。
岩井氏の作品は、どこか未熟さを感じるが
両者や周辺の人々に生じる緊張感の描写がうまい。
2024年8月30日金曜日
065(2273) 永遠についての証:2024.08.30
岩井圭也著「永遠についての証」
を読んだ。
数学の数覚に秀でた天才の瞭司と
その恩師と親友たちの物語である。
大学に残った瞭司は
恩師、親友と離れ離れになり
数学だけを生きがいだが
苦悩の後、死んでしまう。
友人の熊沢が遺族からノートをもらった。
6年後にそのノートを開いたら、
未解決問題のコラッツ予想を
解いたと書かれている。
いくら読んでも理解できない。
恩師や親友と乗り組んでも理解できない。
仕方なく数百ページの証明をネットに公開する。
瞭司のコラッツ予想の証明は
2ページの終わっているのに
大半は新しい数学を作るための作業であった。
面白いが、後半の悩む瞭司の姿は重く苦しい。
2024年8月28日水曜日
064(2272) 駐在刑事 尾根を渡る風:2024.08.28
笹本稜平著「駐在刑事 尾根を渡る風」
を読んだ。
元刑事で奥多摩の派出所勤務の江波が
次々と事件に関わっていく短編集である。
のんびりとした田舎暮らしの中で
事件が起こるが、
その事件もなんとなく
ほのぼのとしたものになっている。
シリーズはこれ終わりのようだ。
2024年8月27日火曜日
063(2271) 駐在刑事:2024.08.25
笹本稜平著「駐在刑事」
を読んだ。
主人公の江波は警視庁捜査一課の刑事であった。
参考人が疑われたことを苦に
取りしべ中に自殺した。
管理官から、その責任を取らされた。
所轄の刑事に左遷とされたが
奥多摩の水根駐在所に空きがあったので
刑事をやめて駐在所勤務になった。
そこで次々と起こる事件に取り組んでいく。
田舎の人情や奥多摩の景色や山の描写も多い。
短編集であるが、なかなかいい。
2024年8月22日木曜日
062(2270) QED 竹取伝説:2024.08.22
高田崇著「QED 竹取伝説」
を読んだ。
昔話の竹取物語になかに隠されている秘密。
山村の2つの村で
昔から死者が多い。
その地には、笹姫様の手毬唄があった。
笹、竹、かぐや姫など、
昔の日本の社会にあった
因習に由来してる
という説にもどついて展開される。
なかなかおもしろい。
2024年8月17日土曜日
061(2269) カジノを破産させた男たち:2024.08.17
牧野武文著「カジノを破産させた男たち:
ブラックジャックとルーレットの必勝法 レトロハッカーズ」
を読んだ。
カジノでは胴元が勝つようになっている。
しかし、少しの確率の差を利用して勝つ人がいた。
それを防止するカジノ側の作戦もある。
そんな攻防が書かれている。
しかし、ギャンブルはしないので
確率の話として読んだ。
2024年8月16日金曜日
061(2268) マングースの尻尾:2024.08.16
笹本稜平著「マングースの尻尾」
を読んだ。
ヨーロッパで武器商人をしている戸崎が主人公の
短編連作である。
ライバルでフランス情報局の大物
マングースに対抗して復讐していく。
殺された相棒の娘と情報屋の仲間と
マングースに対抗していく。
連作でマングースへとだんだんと迫っていく。
なかなかおもしろい。
2024年8月12日月曜日
060(2267) QED 式の密室:2024.08.12
高田崇著「QED 式の密室」
を読んだ。
陰陽師が密室で殺害されていた。
その後、二人の関係者も死んでいく。
陰陽師の起こりから、
それぞれの意味まで解説される。
そのような歴史的な説明から、
密室事件の謎が解けていく。
不思議な内容であるが、
いつものように展開がおもしろい。
2024年8月9日金曜日
059(2266) そろばん、計算尺、機械式計算機:2024.08.09
牧野武文著「そろばん、計算尺、機械式計算機:
ネーピアの対数とパスカルの計算機 レトロハッカー」
を読んだ。
桁数の大きな掛算、割算をいかに簡単にするか。
天文学者たちは苦労していた。
そこで、ネーピアは、最初ネーピアの骨を発明し
その後、対数を使うことで
足し算引き算に還元できることを発見した。
それが計算尺へとつながった。
またパスカルも機械式計算機を発明した。
原理は素晴らしいものであったが、
商品化したがほとんど普及しなかった。
2024年8月8日木曜日
058(2265) グリズリー:2024.08.08
笹本稜平著「グリズリー」
を読んだ。
立てこもり襲撃でSITが射殺した。
北海道で自衛隊の輸送トラックが襲われ、武器が盗まれる。
東京で過激派の爆発で襲われる。
浮かんできたのは自衛隊の幹部候補で退職した人物。
立てこもり事件の生き残りであった。
犯人は警察でグリズリーと呼ばれるが
まったく実態がつかめない。
2024年7月31日水曜日
057(2264) 近代への扉をノックした元祖ライフハッカー:2024.07.31
牧野武文著「近代への扉をノックした元祖ライフハッカー:
ベンジャミン・フランクリンのライフハック的人生 レトロハッカーズ」
を読んだ。
ベンジャミン・フランクリンは、
独立宣言の創案者で、雷の実験でしっていたが、
実はいろいろな実験や発見をしている。
自身の努力で印刷屋から財をなし
経済的に困らなくなって、
独創的な発明品を特許も取らずに公開した。
水泳器、暖炉、避雷針、尿道カテーテル、
フランクリン時計、マジックハンドなどを発明している。
また、公共図書館、消防組合、
自生軍などの組織も考案して実現していた。
他にも政治家として活躍もしている。
こんな人物をこれまで知らなかった。
2024年7月30日火曜日
056(2263) QED 東照宮の怨:2024.07.30
高田崇史著「QED 東照宮の怨」
を読んだ。
分割された三十六歌仙絵を狙って
強盗事件、殺人事件が連続する。
その謎の解明は、
日光東照宮にあるようだ。
天海僧正が仕掛けた
幾重にも及ぶ深秘があった。
2024年7月24日水曜日
055(2262) アイスクライシス:2024.07.24
笹本稜平著「アイスクライシス」
を読んだ。
北極で調査をしている民間企業のグループ。
ロシアが北極海中で水爆の実験を実施した。
氷床は溶け出し、割れ目ができだした。
そんな危機から脱出できるのか。
ひたすら雪上車で逃げていく。
そこにロシアの原潜も
証拠隠滅のために向かっていく。
アメリカの救助に消極的である。
サスペンスの物語である。
2024年7月19日金曜日
054(2261) QED ベイカー街の問題:2024.07.19
高田崇史著「QED ベイカー街の問題」
を読んだ。
数人のシャーロキアンのグループで事件が起こる。
シャーロキアンは、
ホームズの小説を聖典として、
その中でホームズのことを
詳しく調べ、議論していく人たちだ。
それほど思い入れを持った人たちで
連続殺人事件が起こる。
シャーロック・ホームズの秘密と
殺人事件の謎が絡んでいく。
2024年7月13日土曜日
053(2260) 最終標的 所轄魂:2024.07.13
笹本稜平著「最終標的 所轄魂」
を読んだ。
いよいよ最終巻である。
これまで、巨悪へ迫ってきたが、
なかなかたどり着けない。
今回こそは、と思いながら読み進めていく。
そして、最後の最後
2024年7月10日水曜日
052(2259) 世紀の犯罪をやってのけた男:2024.07.09
牧野武文著「世紀の犯罪をやってのけた男:
三億円事件を再検証する レトロハッカーズ」
を読んだ。
1968年12月10日府中刑務所脇の道路で起こった
三億円強奪事件。
世紀の大事件だったが、
未解決のままで時効となった。
いろいろな憶測があり、
小説やノンフィクションもいろいろ
2024年7月6日土曜日
051(2258) 元素周期表のつくりかた:2024.07.06
牧野武文著「元素周期表のつくりかた:
メンデレーエフとモーズリー レトロハッカーズ」
を読んだ。
周期律表を思いつたメンデレーエフは
その業績がなかなか評価されなかった。
身なりに気を使わず、
切れやすい性格も災いしたようだ。
もう少し落ち着いて身だしなみを整えていれば、
どうなってていたのであろうか。
一方、自出も才能も業績もあり
評価も受けていたモーズリーも
周期律表の理論を実験的に構築した。
第一次大戦に志願して、翌年に戦死した。
もう少し生きていれば、
ノーベル賞を受賞したはずだ
といわれている。
だが、過去に「もしも」はない。
2024年7月5日金曜日
050(2257) QED 六歌仙の暗号:2024.07.05
高田崇史著「QED 六歌仙の暗号」
を読んだ。
七福神と六歌仙について考えられている。
和歌と読人と神化されている人との関係がある。
いずれも呪いと怨霊封じの話になっている。
桑原崇と棚旗奈々のコンビに加えて
後輩の貴子を加えて謎解きが進む。
2024年6月30日日曜日
049(2256) ジェフとケンとリボルバー:2024.06.30
牧野武文著「ジェフとケンとリボルバー:
ビートルズのサウンドを変えた二人 レトロハッカーズ」
を読んだ。
ビートルズの録音を担った
エンジニアのジェフ・エメリックと
メカニックのケン・タウンゼントの二人
の物語である。
メンバーの希望に答えるべく
ある機材を駆使して、あたらしい音楽を生み出していった。
それが現在はデジタルで実現されていくが、
当時の創意工夫が面白い。
2024年6月29日土曜日
048(2255) QED 百人一首の呪:2024.06.29
高田崇史著「QED 百人一首の呪」
を読んだ。
百人一首のコレクターでワンマン社長が自宅で殺害された。
目撃証言から不可能犯罪となっていた。
薬剤師の桑原祟が、博識を活かして
百人一首の謎を解いていく。
その謎が犯人に繋がっていく。
教養とミステリーの融合が面白い。
2024年6月28日金曜日
047(2254) 危険領域 所轄魂:2024.06.28
笹本稜平著「危険領域 所轄魂」
を読んだ。
相次ぐ政治家と贈収賄に関わる変死が起こった。
大物政治家の逮捕を考える警視庁二課が
葛木の行動を止めている。
しかし、本庁の一課が出張ることなく
所轄だけで捜査できるメリットがあるが、
所轄の範囲を超えての調査は
なかなかむつかしい。
難しさの中での調査が続くが、
やがて大物逮捕へと捜査が進む。
2024年6月19日水曜日
046(2253) 船大工がつくった西洋帆船:2024.06.19
牧野武文著「船大工がつくった西洋帆船:
江川太郎左衛門とヘダ号の奇跡 レトロハッカーズ」
を読んだ。
江戸時代、東海、南海、四国、江戸直下、三陸と
巨大地震の連鎖が起こった。
その時ロシアの施設を乗せた
ディアナ号が津波で難破した。
そこでロシア人と日本船大工の合同で
西洋帆船ヘダ号をつくることになった。
このときの技術が日本の造船の基礎になっていた。
はじめて聞く話であった。
2024年6月18日火曜日
045(2252) 彷徨える艦隊11:2024.06.18
ジャック キャンベル著「彷徨える艦隊 11
巡航戦艦レビヤタン」
を読んだ。
AIによる黒い艦隊の基地である裏ユニティ星系を突き止め
そこで殲滅するためにアライアンスの主力艦隊を率いて
死闘を繰り広げることになる。
死を覚悟した決戦が繰り返されるが、
最後に重要人物の犠牲者により
殲滅に成功する。
これで第2部が完結した。
今後は、外伝が数巻あるので
そのシリーズを読むことになるだろう。
2024年6月10日月曜日
044(2251) 復讐のジングル・ベル:2024.06.10
佐藤青南著「お電話かわりました名探偵です 復讐のジングル・ベル」
を読んだ。
シリーズ最後となる巻である。
無言電話がなんどもある。
それが今回の短編の共通点となる。
無言電話の主は「万里眼」に恨みをもっていた。
そこから、先代の「万里眼」がいることがわかった。
そして今までのびのびになっていた
恋愛も決着を見ることになる。
2024年6月8日土曜日
043(2250) マイケル・ベントリスと線文字Bの解読:2024.06.08
牧野武文著「アマチュア考古学者の勝利:
マイケル・ベントリスと線文字Bの解読 レトロハッカーズ」
を読んだ。
古代の未解読文字に、「線文字B」がある。
その文字を解読したのは、アマチュアの考古学者であった。
その発想は、暗号解読をするように
統計的手法を用いていた。
そしてアマチュアでありながら、
考古学者に自身の解読状況をすべて公開していった。
その熱意と誠意が称賛をより大きくしていった。
しかし、彼の晩年には、不明で不可解なことが多い。
最後の自動車事故も不思議である。
2024年6月7日金曜日
042(2249) 強襲 所轄魂:2024.06.07
笹本稜平著「強襲 所轄魂」
を読んだ。
立て籠もり事件が起こった。
犯人は、もとSITに所属していた退職景観である。
警察組織に恨みをもっている。
警察庁との交渉は進まず葛木との交渉になっていく。
犯人の要求は、警察の不正の解明である。
それを自爆にて要求しようとしている。
正義が犯人にあると感じた葛
2024年5月31日金曜日
041(2248) 伊能忠敬の測量術:2024.05.31
牧野武文著「星を見て、歩いてつくった日本地図:
伊能忠敬の測量術 レトロハッカーズ」
を読んだ。
有名な伊能忠敬の業績についての話題である。
彼のつくった地図は100年間、
昭和4年まで使われてきた。
また九州と北東北、北海道がずれている。
その原因な経度測定のための
日食月食、自覚合わせのチャンスが少なく、
位置ズレがおこったようだ。
2024年5月30日木曜日
040(2247) 失踪都市 所轄魂:2024.05.30
笹本稜平著「失踪都市 所轄魂」
を読んだ。
空き家で老夫婦の白骨死体が見つかった。
調べていくと不審なところがある。
しかし、上層部が動かない。
所轄と本庁の息子の部署だけが
捜査を進めていく。
その背後にカルトと
それにつながった幹部が見え隠れしてくる。
所轄の親子が、出処進退をかけて
巨悪を追求していく。
2024年5月25日土曜日
039(2246) 彷徨える艦隊10:2024.05.25
ジャック キャンベル著「彷徨える艦隊10 巡航戦艦ステッドファスト」
を読んだ。
地球から期間途中に
乗務員2名が拉致された。
細菌戦で汚染されたエウロパに
連れされたことがわかり、救出に向かう。
次々と話題が転換する。
ダンサー族が帰還するので
付き添いで送っていくが
次々とトラブルや事件が起こる。
中編の集合のような物語だが、
面白い。
シリーズはまだ続くがこれで一段落となる。
2024年5月16日木曜日
038(2245) 所轄魂:2024.05.16
笹本稜平著「所轄魂」
を読んだ。
絞殺死体が発見された。
元本庁捜査一課の葛木がその所轄にいた。
特別捜査本部が設置されたが、
そこに管理官として派遣されてきた息子と
一課のベテランだが
問題がある13係のグループが担当となった。
捜査をしながらも、
トラブル、確執、親子関係など、
複雑な背景を持ちながら、
ストーリは展開していく。
2024年5月15日水曜日
037(2244) 死にゆく者の祈り:2024.05.11
中山七里著「死にゆく者の祈り」
を読んだ。
教誨師と死刑囚の物語である。
大学時代の友人で、
命を救ってくれた恩人が死刑囚となっている。
自供もしており、疑いようのない殺人事件である。
しかし、友人はそんなことをするはずがないと
調べていくと少しじつ違和感がでていく。
どんでん返しが続く。
2024年5月9日木曜日
036(2243) 堀越二郎と零式艦上戦闘機:2024.05.09
牧野武文著「堀越二郎と零式艦上戦闘機:
ゼロ戦の栄光と悲劇 レトロハッカーズ」
を読んだ。
第一次大戦後軍縮が進められたが、
艦載航空機には制限がかからなかった。
第二次大戦では航空機が重要な役割を果たした。
日本は航空機にかんしては自国開発が遅れていた。
新人の堀越が設計主任に任命された。
それは既存の技術ではなく
独自の発想で開発しろという意図を汲み取り
次々と新たな工夫が生まれ、やがて零戦へとなる。
そんな堀越の工夫と零戦の性能、
2024年5月8日水曜日
035(2242) セイレーンの懺悔:2024.05.08
中山七里著「セイレーンの懺悔」
を読んだ。
テレビの報道番組の新人取材クルーの多香美が
女子高生の誘拐事件、そして殺人事件へとなる
話題を追いかける。
スクープをしたが 実は誤報となった。
何度も誤報を出したため、
テレビ会社から厳しい処分がとられ、
大きな配置転換が起こる。
新人であったとの上司がかばってくれたため
身分も立場も残された。
ひとりで独自に取材をすすめていくうちに、
やがて真犯人に迫る。
何度もどんでん返しがある。
2024年5月3日金曜日
033(2240) ハリー・フーディーニの大脱出マジック :2024.05.03
牧野武文著「ペテン師をだませるのは、ペテン師だけ:
ハリー・フーディーニの大脱出マジック レトロハッカーズ」
を読んだ。
脱出マジックで有名になったフーディーニだが
実は不器用で、
なかなか成功にたどり着けなかった。
ニセ霊媒師を暴くこともしていた。
最後は腹にパンチを食っても
大丈夫という芸を売りにしていたが、
それが原因で死んでしまった。
悲しいマジシャンの一生であった。
2024年5月2日木曜日
032(2239) 逃亡刑事:2024.05.02
中山七里著「逃亡刑事」
を読んだ。
警官殺しがあり、捜査担当の高藤警部は
殺された景観が属していた組織犯罪から
情報を引き出そうとするが、
逆に情報がとられる。
目撃者の少年と逃亡する羽目になる。
最後の何重ものどんでん返しがあった。
面白かった。
2024年4月28日日曜日
031(2238) 地下鉄の父、早川徳次の戦い:2024.04.28
牧野武文著「東京に地下鉄を!メトロ銀座線をつくった男:
地下鉄の父、早川徳次の戦い レトロハッカーズ」
を読んだ。
首都圏で地下鉄をはじめてつくりはじめてつくった
早川徳次の話である。
掘り方、資金調達の方法、
関連商業施設の考え方、
他の交通手段との競争
などを生き抜いてきた。
五島慶太との競争と敗北、
そんな人生について書かれたものである。
2024年4月27日土曜日
030(2237) 彷徨える艦隊9:2024.04.27
ジャック キャンベル著「彷徨える艦隊9 戦艦ガーディアン」
を読んだ。
艦隊はミッドウェイでのトラブルを解消して、
アライアンス星域へともどってきた。
3つの異先人を見つけて、
ひとつの知的生命の生きた異星人と宇宙船を持ち帰った。
もうひとつの異星人とは友好関係を結び
使節団として星域に連れてきた。
その異星人が望んだ地は
旧地球のアメリカのある地域だった。
2024年4月17日水曜日
029(2236) 875:2024.04.17
ヤマダ マコト著「875」
を読んだ。
短編集である。
その1作目「875」はトイレの花子のことである。
次が都市伝説を題材にした
子どもが壊れて殺人者になっていくもの。
最後がケサランパサラン「ソラ虫」の物語。
祖母が見つけて幸せになってきたものが
自分にも与えられた。
どう使っていくかを考えていく物語。
2024年4月16日火曜日
028(2235) 光を追いかけたもう一人のアルバート:2024.04.16
牧野武文著「光を追いかけたもう一人のアルバート:
アルバート・マイケルソンと光の速度の測 レトロハッカーズ」
を読んだ。
光の速度を測ったもうひとりのアルバートの物語である。
実験に心血を注いだマイケルソンは、
エーテルの存在を信じ、
検証するために実験の精度を上げた。
上がるほどエーテルの存在が否定されていく。
しかし、生涯実験をして、
光の速度の精度も上げてきた。
2024年4月15日月曜日
027(2234) 銀色天化:2024.04.15
ヤマダ マコト著「銀色天化」
を読んだ。
前巻の首謀者が天化の卜部一族へ
家族として加わった。
カオナシが犯人として猟奇殺人が起こる。
卜部航が中心に犯人追いかけていく。
第4作も面白いものだった。
2024年4月12日金曜日
026(2232) 田中久重と日本エレクトロニクスの源流:2024.04.12
牧野武文著「幕末の日本人ハッカー、からくり儀右衛門:
田中久重と日本エレクトロニクスの源流 レトロハッカーズ」
を読んだ。
幕末に生きたからからくり儀右衛門
本名、田中久重は、
人を驚かしたしたり喜ばしたり
することが好きだったようだ。
彼は明治以降、エレクトロニクスの
草分け的な分野を開発していった
ハッカーに当たる。
東芝の源流を作り出した人物で
後輩や同僚は日本のエレクトロニクスを牽引していった。
2024年4月11日木曜日
025(2232) 警視庁浅草東署Strio トゥモロー:2024.04.11
鈴峯紅也著「警視庁浅草東署Strio トゥモロー」
を読んだ。
瀬川の襲名披露、坂崎の総選挙の時期に
新海が撃たれる。
その前に新海の親分、と坂崎の親の秘書から
それぞれお願いされる。
そこから浅草東署の面々が
共同体制で事件にあたる。
これでシリーズの区切りになりそうだ。
2024年4月7日日曜日
024(2231) 彷徨える艦隊8:2024.04.07
ジャック キャンベル著「彷徨える艦隊 8 無敵戦艦インビンシブル」
を読んだ。
謎の種族との戦いを切り抜け、
凶暴で意思疎通もできなテディベア族とも戦い、
少し意思が通じ協調態勢がとれた
スパイダーウルフ族とともに
ミッドウェイの星域に戻って来る。
激しい戦いと、決断を迫る日々が続く。
2024年3月28日木曜日
023(2230) キーボードQWERTY配列の真実:2024.03.28
牧野武文著「業界標準と互換機戦略:
キーボードQWERTY配列の真実 レトロハッカーズ」
を読んだ。
なぜ、キーボードの配列が
現状のQWERTYなのか、
その謎を追求している。
記録が残されていないので
真実は不明だが、
可能な限り追求されていく。
2024年3月27日水曜日
022(2229) 警視庁浅草東署Strio トイル:2024.03.27
鈴峯紅也著「警視庁浅草東署Strio トイル」
を読んだ。
坂崎の父で大臣が不可解な行動をしている。
息子が心配して捜査を頼んだ。
するといろいろなスキャンダルがでてきたが、
本人は潔白だという。
調べていくと官僚や議員、ヤクザの絡んだ
陰謀が見えてきた。
2024年3月24日日曜日
021(2228) コンコルド錯誤に陥ったコンコルド:2024.03.24
牧野武文著「コンコルド錯誤に陥ったコンコルド:
超音速旅客機の夢と現実 レトロハッカーズ」
を読んだ。
超音速旅客機コンコルドの物語である。
不運に見舞われたコンコルドである。
当初、セレブ向けの運用で、
旅行ブームで採算が見えてきたとき、
墜落事故が起こった。
事故調査委員会の結論としてたは
不可抗力によるものであったことが明らかになった。
運行再開の時期が、
アメリカのテロで
航空業界に大きな逆風があった。
運行中止になった。
辞め時がわからないことに対して
コンコルド錯誤という不名誉な名称がついた。
世の中にはコンコルド錯誤が多数あるようだ。
2024年3月23日土曜日
020(2227) 彷徨える艦隊 7:2024.03.23
ジャック キャンベル著「彷徨える艦隊 7 戦艦ドレッドノート」
を読んだ。
ギアリーとデシャーニが結婚してして
すぐにアライアンス委員会から呼び出され
異星種族の領域へコンタクトと調査へ
向かう艦隊の指揮を命じられる。
だが、異星種族は取り付く島もない状態である。
捕虜を見つけ回収できた。
異星種の宙域を進んでいくと、
別の星族の宙域にたどり着いた。
そこでは突然の攻撃を受ける。
2024年3月14日木曜日
019(2226) カスパロフとディープブルー :2024.03.14
牧野武文著「機械との心理戦に敗れたチェス世界チャンプ:
カスパロフとディープブルー レトロハッカーズ」
を読んだ。
今では、コンピュータが
囲碁、将棋でも勝つようになってきた。
この話は、コンピュータのディープブルー が
チェスでセイアチャンピオンの
カスパロフを越える瞬間の話だ。
その様子が詳しく書かれている。
実際には心理戦で人間が不利になっていった。
それがなければ、人間が勝っていたかもしれない。
でも歴史にもしはない。
だが、いずれにしても、やがては
コンピュータが勝っていったであろう。
それでも、チェスも囲碁も将棋も
人間が対戦している場面を
多くの人が楽しんでいる。
最終的には人間の頭脳の戦いが
他の人を感動させるのであろう。
2024年3月13日水曜日
018(2225) 警視庁浅草東署Strio:2024.03.13
鈴峯紅也著「警視庁浅草東署Strio」
を読んだ。
小さいの署へ配属された新海は
一癖ありそうな刑事ばかり集まっている。
新海の友人でテキヤの瀬川から
人探しを依頼される。
署のメンバーを使って探す。
すると大きな事件がわかってくる。
もう一人の親友坂崎は
大臣の息子で秘書である。
彼の協力を求めて
非合法な解決へと向かう。
2024年3月10日日曜日
017(2224) 彷徨える艦隊 6:2024.03.10
ジャック キャンベル著「彷徨える艦隊 6 巡航戦艦ヴィクトリアス」
を読んだ。
ギアリーはシンディック艦隊を撃破して、
アライアンス星域に帰り着いた。
ギアリーはシンディックの本拠星に艦隊を派遣し
和平交渉をする機会だと説く。
その説は受け入れられた結果、
一時的に元帥に任命されて乗り込んでいく。
目的は達成したが、
異星人の脅威が
境界星域に迫っていることがわかる。
脅威を排除するために、転進していく。
2024年3月1日金曜日
016(2223) 風船爆弾の真実:2024.03.01
牧野武文著「風船爆弾の真実:
陸軍登戸研究所と731部隊 レトロハッカーズ」
を読んだ。
第二次大戦中、日本軍はジェット気流に風船を乗せ
爆弾を着けて、アメリカ大陸まで飛ばす。
そんな攻撃が実践された。
結果としては効果は上がらなかったが、
背景で使われた科学技術、
アメリカの対策などが紹介されていた。
初めて知ることが写真と共に紹介されていた。
2024年2月29日木曜日
015(2222) 帝都地下迷宮:2024.02.29
中山七里著「帝都地下迷宮」
を読んだ。
廃駅マニアの公務員の小日向が
立入禁止の廃駅にいくと、
そこに多くの人が住んでいた。
小日向がその住民に認めれている。
その人たちがそこに住む理由と
政府、警察、公安との確執が明らかになる。
殺人事件が起こり、
そして逃避行に小日向が巻き込まれていく。
2024年2月25日日曜日
014(2221) 彷徨える艦隊 5:2024.02.06
ジャック キャンベル著「彷徨える艦隊 5
戦艦リレントレス」
を読んだ。
アライアンス領域の直前での戦いが続き
いくつかの危機や幸運に恵まれなが
やっとたどり着く。
そこでも戦いがあった。
戦いの中で、
ギアリーの戻ってからの心構えも整ってくる。
しかし、その決断は、
再度の戦いであるが、
どうなっていくのであろうか。
2024年2月19日月曜日
013(2220) 真空管と十進法:2024.02.19
牧野武文著「真空管と十進法:
世界初のコンピューター、ENIAC レトロハッカーズ」
を読んだ。
ENIACの製作の話である。
真空管で壊れてばかりという印象があったが、
稼働率が90%だったそうだ。
しかし軍に納品したら稼働率が
一気に下がったとのこと。
最初のコンピュータが
10進法で計算していたのものも
おもしろかった。
2024年2月18日日曜日
012(2219) クリスタル・カノン:2024.02.18
鈴峯紅也著「警視庁公安J クリスタル・カノン」
を読んだ。
ブラックチェイン事件が再発した。
生き残りへの脅迫がはじまった。
中国政府情報機関から全道安が来日した。
どうもそれがブラックチェインの
再開となったようだ。
シリーズの第7弾である。
2024年2月12日月曜日
011(2218) 山頭火 うしろ姿の殺人:2024.02.12
日下圭介著「山頭火 うしろ姿の殺人」
を読んだ。
山頭火のエッセイを書いた作家の原稿が
出版社の金庫の中で文字が消えてたい。
そして作家が自宅の火事で死亡、
担当編集者も山口の山奥で死体でみつかった。
山頭火の入れ替わりや親の生涯など、
複雑に絡み合いながら、
謎が解かれていく。
2024年2月7日水曜日
010(2217) 捏造されたミッシングリンク:2024.02.07
牧野武文著「捏造されたミッシングリンク:
ピルトダウン人を捏造したのはだれだ?」
を読んだ。
人類学での捏造事件の話である。
グールドのエッセイでも読んだが、
研究者がだまされる構図である。
覚めた目で見れば、
捏造の痕跡や、
タイミングよく連続する発見の不思議さなど
気づけつのであるが、
それは、後知恵の見方だろう。
2024年2月6日火曜日
009(2216) 彷徨える艦隊 4:2024.02.06
ジャック キャンベル著「彷徨える艦隊 4
巡航戦艦ヴァリアント」
を読んだ。
敵の裏をかいて同じ星系にもどった。
敵はほとんどおらず、
味方の捕虜を救出して、補給もした。
次の星系にいったところ、
追撃の敵艦隊が来たが撃破した。
しかし、その背景に異星人が見え隠れして
2024年1月29日月曜日
008(2215) ライト兄弟とそのライバルたち:2024.01.29
牧野武文著「開発の勝利と事業の敗北:
ライト兄弟とそのライバルたち レトロハッカーズ」
を読んだ。
ライト兄弟の飛行機開発の物語である。
開発したときは栄光につつまれていたが、
その後は、ライバルたちに特許裁判をしかけた。
そのためアメリカの飛行機開
2024年1月28日日曜日
007(2214) ダブルジェイ:2024.01.28
鈴峯紅也著「警視庁公安J ダブルジェイ」
を読んだ。
今回は海外派兵された自衛隊が
実は隊を守るために
闇の戦闘部隊を送っていたという設定である。
海外派兵が終わったので、
その部隊が闇の使命を受けた別部隊により
殲滅されたられた。
その殲滅部隊が、責任者
2024年1月21日日曜日
006(2213) 交流・直流戦争から世界システムへ:2024.01.21
牧野武文著「交流・直流戦争から世界システムへ:
ニコラ・テスラと発明王エジソン」
を読んだ。
以前映画になっていたので見たことがある。
エジソンの直流派とテスラの交流派の戦い。
努力肌のエジソンと、天才肌のテスラ、
あれもこれもエジソン、高周波、共振に集中するテスラ、
商売を重視するエジソン、興味を重視するテスラ、
同時代に生きた二人の生き方を
テスラ側から紹介さていく。
2024年1月20日土曜日
005(2212) ハーフ・ブラッドの沸点:2024.01.20
麻野涼著「ハーフ・ブラッドの沸点」
を読んだ。
敗戦後、駐留軍と日本人の間に
ハーフが多数生まれ、遺棄された子ども多い。
多くはリザベス・サンダース・ホームが引き取った。
それから焼く60年、ホーム出身者が成長して
ある目的で日本に集う。
当時のいじめっ子が政治家になっている。
その政治家への復讐が目的となる。
メディアを用いた復讐がはじまるが
卑劣な反撃もはじまる。
2024年1月13日土曜日
004(2211) 史上最強のエニグマ暗号が暴かれた日:2024.01.13
牧野武文著「史上最強のエニグマ暗号が暴かれた日:
アラン・チューリングとブレッチレーパーク」
を読んだ。
エニグマとチューリングについては
映画や書籍で概要は知っていた。
しかし、解読に関わった研究者や
枯れたのアプローチは知らなかった。
なかなか興味深かった。
短い短編であることと
興味あるのこなので
一気読みできた。
39冊あるのでこれからしばらく楽しめる。
003(2210) 独学大全:2024.01.13
読書猿著「独学大全―
絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法」
を読んだ。
長い本であった。
1年以上かけて読んだ。
スマホのKindleに入れておいて
時間がある時読んでいた。
個別の内容が短文で書かれているので
細切れ時間になって読んでいける。
長かったがやっと読めた。
独学は継続していこう。
2024年1月12日金曜日
002(2209) 警視庁公安J 5:2024.01.12
鈴峯紅也著「警視庁公安J 5 シャドウ・ドクター」
を読んだ。
アメリカで連続殺人事件が起こった。
そこでは別々の臓器が切り取られている。
似た殺人事件が日本でも起こった。
姿の見えない殺人の狙いは、
臓器移植を受けた人物のようである。
だが、闇での移植は隠匿される。
臓器移植、臓器販売から殺人者が浮かび上がる。
殺人者の幕間の語りで必然性が見えてくる。
2024年1月6日土曜日
001(2208) 彷徨える艦隊 3:2024.01.06
ジャック キャンベル著「彷徨える艦隊 3
巡航戦艦カレイジャス」
を読んだ。
久しぶりにこのシリーズを読んだ。
予想外の進路をとりながら、
シンディック軍を翻弄しながら
補給も進めていく。
しかし、最後にアライアンス艦隊に
大きな危機が訪れる。
その背後には未知の異星人が影がちらつく。
危機は今後も続きそうだ。