ジェイムズ・P・ホーガン著「内なる宇宙 下
巨人たちの星シリーズ」
を読んだ。
コンピュータが高度に進めば
その内の世界に知性が発生するという考え。
また、価値観の違いにより
夢想する世界への没入感も異なる。
複雑な内容、先端の内容でハードSFである。
長かったが非常に面白かった。
晩年のホーガンはもう一つだが
初期から全盛期までのホーガンはすごい。
2022年8月19日金曜日
049(2093) 内なる宇宙 下:2022.08.19
2022年8月13日土曜日
048(2092) 内なる宇宙 上:2022.08.13
ジェイムズ・P・ホーガン著「内なる宇宙 上
巨人たちの星シリーズ」
を読んだ。
巨人たちの星シリーズの第4作である。
これがシリースの最後になる。
著者にれば、シリーズは3部作で終わっていた。
以来を受けたため、
新しい情報において2つの概念が
ふと結びついたことで本作ができた、
とホーガンは書いている。
今回は別の人類ジェヴレンが住む惑星が舞台である。
人類との戦いで機能停止されたジェヴェックスが
この惑星の人類に影響を
及ぼしていてたようだ。
下巻が楽しみだ。
2022年8月4日木曜日
047(2091) 男性自身 熟年篇:2022.08.04
山口瞳著「山口瞳「男性自身」傑作選 熟年篇」
を読んだ。
若い時に読んでていたエッセイがデジタル版がでていた。
選者編は嵐山光三郎である。
300編の中から50を選んでいる。
当時は面白く思っていたが、
時代が異なっているので
面白く思えないところもあったが、
読んでいるうちにじわじわと
面白さを感じるようになってくる。
昔読んだエッセイシストとして、
丸谷才一、坂口安吾、開高健、そして山口瞳
などだが、現在読み直しても、
面白いと思えるだろうか。
2022年7月31日日曜日
046(2090) 巨人たちの星:2022.07.31
ジェイムズ・P・ホーガ著「巨人たちの星」
を読んだ。
やっと読み終えた。面白かった。
ハードSFの中でもホーガンが飛び抜けて面白い。
以前はホーガンの小説には入り込むのに時間がかかったが、
このシリーズに関しては、 一気に入り込めた。
再読だったが、これも内容は全く覚えていない。
先日、最終作を読み出して再読に戻った。
やっと最終作に入れるが、一休みする。
巨人と2つの人類の関係、
2つ目の人類が関わり、
多くの謎が解き明かされていく。
しかし、巨人、人類、コンピュータの共存を目指そう
ということで終わっている。
コンピュータの独自の進化、
巨人と人類、第2の人類のループのこと
など謎は残されている。
第4作ではどんな展開になるのか期待できる。
2022年7月20日水曜日
045(2089) ガニメデの優しい巨人:2022.07.20
ジェイムズ・P・ホーガ著「ガニメデの優しい巨人」
を読んだ。
「星を継ぐもの」の2作目である。
2500万年前に発達した謎の文明を担ったガニメアン。
その生き残りが突然現れた。
その根拠もSF的に示される。
人類との交流を通じでお互いの謎解きがなされる。
そして前作の謎が解明されていく。
壮大なる物語でやはり面白い。
そして自作への伏線が残された。
2022年7月14日木曜日
044(2088) 星を継ぐもの:2022.07.14
ジェイムズ・P・ホーガ著「星を継ぐもの」
を読んだ。
若い頃に読んで感動したホーガンのSFを読み返した。
その前に読もうとしていた本が
この巨人たちの星シリーズの4作目であった。
しかし、その本の最初のシリーズの
あらすじが書かれていたが
全く思い出せなかった。
そこで再度読み返すことにした。
するとまったく覚えていない。
あらすじすら覚えていなかった。
印象だけでしかない。
ほとんど初読のようである。
40年以上前に書かれたものだが
それでも面白い。
シリーズを読んでいこう。
2022年7月6日水曜日
043(2087) 雨色の仔羊:2022.07.06
麻見和史著「雨色の仔羊 警視庁殺人分析班」
を読んだ。
誘拐された少年が重要な情報を話さない。
なにかを隠しているのだが、
なぜだかわからない。
鷹野と如月が別行動をしたとき、
如月が少年を見つけるが
犯人に襲われる。
いつもの殺人分析が新たな展開へと進む。
2022年7月4日月曜日
042(2086) 火星の遺跡:2022.07.01
ジェイムズ・P・ホーガ著「火星の遺跡」
を読んだ。
久しぶりにホーガンの本格的SFを読んだ。
しかし、連続しているが
2つの話を無理くりくっつけているものである。
ひとつひとつは面白い物語なのだが
どうもこれはいただけないな。
期待値が高すぎたまめであろうか。
別の未読のものを読んでみたくなった。
2022年6月22日水曜日
041(2085) 妖怪アパートの幽雅な日常5:2022.06.22
香月日輪著「妖怪アパートの幽雅な日常5」
を読んだ。
高校2年の二学期がはじまった。
欠員を補充するために新しい先生が2名きた。
一方は超個性的で変だが実はまともで
もうひとりはまじめだが実は優柔が効かない堅物。
二人をまじめえていろいろトラブルが起こる。
2022年6月19日日曜日
040(2084) 賢者の棘:2022.06.19
麻見和史著「賢者の棘 警視庁捜査一課十一係」
を読んだ。
如月塔子の死んだ父に対して
何度も脅迫状が送られてきている。
その調査をシているうちに、
ワイズマンという犯人が
ゲームで処刑を仕掛けてきた。
警視庁捜査一課十一係のシリーズである。
2022年6月15日水曜日
039(2083) 東京藝大物語:2022.06.15
茂木健一郎著「東京藝大物語」
を読んだ。
自身が主人公になった小説である。
実際に5年間非常勤講師をした
東京藝大を舞台にして、
教え子たちの物語である。
異様な行動を芸術としいるもの
しかし、そこには若者の苦悩もある。
一気に読めた。
2022年6月13日月曜日
038(2082) 生還せよ:2022.06.13
福田和代著「生還せよ」
を読んだ。
安濃将文が今度はスパイとなるサスペンスである。
シンガポールで災難に巻き込まれる。
舞台はパキスタンや中国など各地に展開していく。
また、戦後70年に連載された小説でもあるので、
戦争中と戦後の話題もからんでくる。
面白い。
2022年6月5日日曜日
037(2081) 妖怪アパートの幽雅な日常4:2022.06.05
香月日輪著「妖怪アパートの幽雅な日常4」
を読んだ。
高2の夏休みの物語である。
有士のアルバイトと
新たな修行がはじまった話である。
自殺未遂の小学生のエピソードがある。
時間経過に伴う
相変わらず雑多な話が続く。
しかし、なんとなく読んでしまう。
2022年6月4日土曜日
036(2080) 三叉路ゲーム:2022.06.04
麻野涼著「三叉路ゲーム」
を読んだ。
小学生の誘拐事件がある。
犯人からのメッセージが見つかる殻が、
被害者や事件の関係者に
なぜか昔の事故が浮き上がってくる。
やがて真相が明らかになってくる。
なかなかおもしろいストーリーであった。
2022年5月30日月曜日
035(2080) 妖怪アパートの幽雅な日常3:2022.05.30
香月日輪著「妖怪アパートの幽雅な日常3」
を読んだ。
高校二年生になった夕士が
高校で起こった事件を
頼りない妖魔を用いて対処していく。
少しずつ馴染んでいくところもある。
2022年5月29日日曜日
034(2079) 移民の譜:2022.05.29
麻野涼著「移民の譜 東京・サンパウロ殺人交」
を読んだ。
日系移民にかかわる物語である。
ブラジルとドミニカ移民、
戦前と戦後すぐの移民、
そして1980年代(現在として)の両国の記者たちが
殺人事件を追いかけていく。
そこから戦後の大きな詐欺事件が明らかになっていく。
2022年5月22日日曜日
033(2078) 妖怪アパートの幽雅な日常2:2022.05.22
香月日輪著「妖怪アパートの幽雅な日常2」
を読んだ。
高校の寮に半年間いたが、
そもなじめず、2年生になる時
妖怪アパートにもどってきた。
「魔導書」で妖魔たちと契約してしまった。
しかし、その妖魔がひ弱であった。
霊力アップの訓練をしていく。
2022年5月20日金曜日
032(2077) 叫ぶ臓器:2022.05.20
麻野涼著「叫ぶ臓器」
を読んだ。
上海の日系の会社の食品管理部門の責任者が
帰国直後に不審な死を遂げた。
雑誌の記者が政治家を密着していた。
その取材直後に事故に遭う。
重症であったが、無事であった。
以前から取材していた臓器移植を紹介するNPOの取材をしていた。
すると事故の関係者とNPO、
暴力団、移植医、上海の病院、政治家などの関係が
だんだん明らかになってきた。
移植に関する医療サスペンスである。
2022年5月17日火曜日
031(2076) 妖怪アパートの幽雅な日常1:2022.05.17
香月日輪著「妖怪アパートの幽雅な日常1」
を読んだ。
両親をなくし、親戚のうちで中学校生活を送っていた。
高校に入る時、寮のある学校を選んで独立を目指した。
ところが、入学前に寮が火事になる。
しかたな寮が建て替えられる半年のくアパートに入る。
格安のアパートは妖怪アパートだった。
半年の妖怪アパートの生活とその後の寮生活は
大きく異なってきた。
寮や高校の学生たちとの対話に物足りなさを感じた。
アパートには濃厚な、親身のコミュニケーションがあった。
2022年5月15日日曜日
030(2075) マネロン:2022.05.15
神戸宅著「マネロン 二億円の行方」
を読んだ。
山登りの下山中、不審な車と男をみたフリータ。
何を埋めているようだ。
後日、掘り起こしたら2億円近い金であった。
銀行強盗にあった金らしい。
危ない金である。
どうマネーロンダリングをするのか。
いろいろな展開が連続するサスペンスである。
面白いものであった。
一気に読んでしまった。
こんなのは久しぶりだった。
2022年5月14日土曜日
029(2074) 死の刻:2022.05.14
麻野涼著「死の刻」
を読んだ。
有名進学校の私立高校に
爆破の脅迫電話があった。
実際に爆破が起こり、
1、2年生と教職員が人質になる。
要求は20年ほど前に起こった、
中国での修学旅行の列車事故の
真相の告白である。
その事故については、
被害者との裁判で
最高裁で決着を見て
無罪となっている事件であった。
犯人が絞られ、
事故の真相を明らかになっていく。
2022年5月11日水曜日
028(2073) 少女ノイズ.:2022.05.11
三雲岳斗著「少女ノイズ」
を読んだ。
優等生の女子高生を
個別指導での予備校での
対応をまかされた。
予備校では授業を受けることなく
姿をくらましている問題児であった。
しかし、その少女はいろいろな事件を
すぐに解いてしまう。
そんな事件の短編集である。
2022年5月6日金曜日
027(2072) 海底密室.:2022.05.06
三雲岳斗著「海底密室」
を読んだ。
海底実験施設という特殊な環境での
さらに密室で殺人が起こる。
SFというよりは
特殊な環境、設定での
ミステリーになるようだ。
複雑なトリックになるが
科学的な説明があり
どんでん返しもあるので面白い。
登場人物や設定にが前作の前日譚ともなっている。
2022年4月28日木曜日
026(2071) M.G.H.:2022.04.28
三雲岳斗著「M.G.H. 楽園の鏡像」
を読んだ。
ハードSFでのミステリーである。
未来の宇宙ステーションで起こる殺人事件。
設定でAIのレプリカントや素材などから
事件に関係する宇宙ステーションの
機材や装置、無重力、真空などがいい。
タイトルのMGHは位置エネルギーのことで
これが運動エネルギーに変換可能であることが
事件のトリックにもなる。
理系の人間にたまらないハードSFだ。
2022年4月19日火曜日
024(2069) スタート!:2022.04.19
中山七里著「スタート!」
を読んだ。
映画の巨匠監督が新作をとりはじめた。
その助監督が事件にまきこまれていく。
もっとも資金を提供しているテレビ会社が
プロデューサが口をはさむ。
俳優や助監督をゴリ押しをする。
そのような不穏な状態で撮影がスタートする。
事故が相次ぎやがて殺人事件が起こる。
なかなかおもしろい作品だ。
2022年4月15日金曜日
023(2068) 死の臓器:2022.04.15
麻野涼著「死の臓器」
を読んだ。
透析、移植、レッストア・キッドニなど
腎臓に関する課題にしたサスペンスである。
少々手続きに不備があったが
患者優先に移植をした医師が
メディアや厚労省、政治家から叩かれる。
その背景には、臓器売買や贈収賄などが秘められていた。
なかなかおもしろかった。
2022年4月11日月曜日
022(2067) 論理ガール:2022.04.11
深沢真太郎著「論理ガール
~Lonely Girl~
人生がときめく数学的思考のモノガタ」
を読んだ。
数学的思考で人生を考えていくことを
小説仕立てにしたものである。
なかなかおもしろいアイディアである。
ホテルマンの社会人と
数学大好きの帰国子女の高校生との物語で、
社会人の主張を数学的に論破するが、
その議論を通じてお互いに変化していく。
2022年4月9日土曜日
021(2066) iPS:2022.04.09
日和真之著「iPS」
を読んだ。
日本でも最先端のiPSの研究所に
集められた優秀な研究者が
恵まれた条件で研究を進めている。
その研究がある個人の
若返りを目指すものであった。
その人物が目指すのは
核を使って日本を牛耳ろうとするものであた。
その背景を探る人たちの物語である。
2022年4月3日日曜日
020(2065) 世にも美しき数学者たちの日常:2022.04.03
二宮敦人著「世にも美しき数学者たちの日常」
を読んだ。
著名な数学者のインタヴューである。
数学者が変人でありながら、
純粋でもあり、 探求者である。
いろいろな側面が示されている。
彼らの一般向けの数学書を読んでみたくなった。
2022年3月30日水曜日
019(2064) ブレイン・シンフォニー「HOKUSAI」:2022.03.30
日和真之著「ブレイン・シンフォニー「HOKUSAI」」
を読んだ。
サヴァンの少年が、
日本の音楽を目指す大学生の家に来る。
音楽の才能を持っていることが
友人が見出し、一緒に作曲をはじめる。
だが少年は、数式で示される重要機密をもっていた。
それを狙う組織に拉致監禁されていく。
SFとサスペンスが混じったストーリである。
2022年3月27日日曜日
018(2063) アインシュタインの神:2022.03.27
日和真之著「アインシュタインの神」
を読んだ。
人工知能が意識を持ち出した。
その時どんなことが起こるのか。
それを作った人に何が起こるのか。
SFとサスペンスを交えたストーリになっている。
なかなか面白かった。
2022年3月22日火曜日
017(2062) 神狩り2リッパー:2022.03.22
山田正紀著「神狩り2リッパー」
を読んだ。
いくつかの時代をまたいだ物語である。
神とはどんな存在で、そこに宿るのか。
キリスト教や教典の解体、
キリストや神、天使、悪魔の解釈、
脳科学の成果など、
2005年頃の先端科学や研究を
取り入れて書かれている。
大作であり、読むのに時間がかったが
なかなかおもしろかった。
2022年3月7日月曜日
016(2061) 神狩り:2022.03.07
山田正紀著「神狩り」
を読んだ。
神戸の遺跡で発見された「古代文字」らしきもの。
それを調べる情報工学者の島津が
「連想コンピュータ」(いまでいうAIとビックデータ)
を用いて解読していく。
ヴィトゲンシュタインや言語学理論などから検討していく。
人間の言語は5つの論理記号が必要とするが、
この言語は論理記号が2つしかない。
人間は7重以上の関係代名詞は理解できないのに
13重の関係代名詞の構造がある。
島津は周りでいろいろな事件が起こる。
話は「神」の存在へと進む。
続編があるので、楽しみだ。
2022年3月3日木曜日
015(2060) 僕とおじいちゃんと魔法の塔6:2022.03.03
香月日輪著「僕とおじいちゃんと魔法の塔6」
を読んだ。
いくつかのエピソードがあり、
そこから登場人物たちが
紆余曲折をへて
成長していく物語が集まっている。
本書の最後に第7巻に続くとある。
しかし7巻の発行はされていない。
この発行年の年末に著者が亡くなっている。
本当はもっと書きたかったのだろうが。
2022年3月2日水曜日
014(2059) 僕とおじいちゃんと魔法の塔5:2022.03.02
香月日輪著「僕とおじいちゃんと魔法の塔5」
を読んだ。
龍神や登場人物ごとのエピソードが
次々とそして淡々と、散発的に語られる。
それがエッセイのようで面白い。
2022年2月28日月曜日
013(2058) 僕とおじいちゃんと魔法の塔4:2022.02.28
香月日輪著「僕とおじいちゃんと魔法の塔4」
を読んだ。
本来なら助ける必要がないのに
猫に祟られた学生を救うことにした。
これも自分の気持の赴くままに。
弟と妹の成長と
それぞれの親と関係を考えていく。
龍神の心の成長が描かれている。
2022年2月26日土曜日
012(2057) 僕とおじいちゃんと魔法の塔3:2022.02.26
香月日輪著「僕とおじいちゃんと魔法の塔3」
を読んだ。
今回は上級生の一色雅弥は
金持で、美形で、天才でなんでもできてしまう。
そんな雅也が仲間になっていく。
それまで感情のない雅弥が
龍神らとの交流でだんだん感情も持つようになっていく。
2022年2月23日水曜日
011(2056) 僕とおじいちゃんと魔法の塔2:2022.02.23
香月日輪著「僕とおじいちゃんと魔法の塔2」
を読んだ。
話は高校入学時に移行する。
主人公の龍神(たつみ)が自立した生活をしながら、
絵画への道を志して進む。
強力な魔道士が一緒に生活をしはじめる。
軽く読めるので一気に読める。
2022年2月21日月曜日
010(2055) 僕とおじいちゃんと魔法の塔1:2022.02.21
香月日輪著「僕とおじいちゃんと魔法の塔1」
を読んだ。
祖父のおばけとの会話から、
小学生が自分の考えを持ち、
自立へと進んでいく。
なかなか面白い少年小説である。
2022年2月19日土曜日
009(2054) 星系出雲の兵站 4:2022.02.19
林譲治著「星系出雲の兵站 4」
を読んだ。
第一部の完結編である。
ガイアスからの信号おを受信する。
その信号は5年前に遭難した艦船の識別コードであった。
地下都市へ進撃していく。
進行を受けたガイアスの異常な行動をっている。
一定人口を超えると、集団知性が生まれるようだ。
そして壱岐を舞台に決戦が起こる。
2022年2月12日土曜日
008(2053) 東京地検特捜部:2022.02.12
姉小路祐著「東京地検特捜部」
を読んだ。
ここしばら、姉小路の作品を続けて読んでいる。
大学助教授を3年以上務めると
検事になれるという法律があるそうだ。
それを利用して大学の助教授が
特捜検事になれば
しがらみにとらわれることなく
捜査をしていくというストーリである。
なかなか面白い。
2022年2月5日土曜日
007(2052) 首相官邸占拠399分:2022.02.05
姉小路祐著「首相官邸占拠399分」
を読んだ。
公安警察として日本のために働いていたが、
国家では、一部の官僚のエゴのために
人生を台無しにされた5人が
巨大な国家権力に立ち向かう。
古い時代を背景にした物語だが、
2022年1月31日月曜日
006(2051) 潜入捜査官:2022.01.31
姉小路祐著「潜入捜査官 警視庁都民相談室 七曲風馬」
を読んだ。
警視庁都民相談室に七曲風馬が配属された。
そこに大学生が怪しい就活セミナーの相談に来た。
調べていくと両親に対して
裏口就職を斡旋し多額の費用を取っている。
潜入捜査で調べているうちに、
組織の実態がわかってきた。
そして最後にはどんでん返しがあった。
2022年1月21日金曜日
004(2049) 天化JK:2022.01.21
ヤマダマコト著「天化JK」
を読んだ。
天化シリーズのスピンオフ作である
卜部綾乃が高校時代の事件を扱っている。
時系列では天化シリーズの
10数年前の物語である。
2022年1月16日日曜日
003(2048) 星系出雲の兵站 2:2022.01.16
林譲治著「星系出雲の兵站 2」
を読んだ。
星系内の政治や軍事などのトラブルを内蔵しながら、
再度、ガイナスとの戦いがはじまる。
しかし、大大敗を喫して終わる。
政治的、戦略的敗退か
それとも、人類の思考方法によるものだろうか。
2022年1月11日火曜日
002(2047) オチケン探偵の事件簿:2022.01.11
大倉崇裕著「オチケン探偵の事件簿」
を読んだ。
第3作目である。
今回も大学で2つの事件が起こる。
それと関連する落語も登場する。
なかなか面白いが
次作はあるだろうか。
2022年1月7日金曜日
001(2046) 星系出雲の兵站 1:2022.01.07
林譲治著「星系出雲の兵站 1」
を読んだ。
伝説では人類が播種船により植民され
5つも星系で文明が育ってきた。
もっとも中心の出雲星系があり
辺境だが工業が発達してきた
辺境の壱岐星系で人類外の無人探査機が発見された。
その文明は、人類の情報を得ようとしている。
そして壱岐星系の外縁惑星帯で戦いが始まる。
ハードSF、ミリタリーSFのシリーズがはじまる。
2021年12月29日水曜日
103(2045) オチケン、ピンチ!!:2021.12.29
大倉崇裕著「オチケン、ピンチ!!」
を読んだ。
しかたなく入部させられた
落研の1年生の越智健一は、
なぜか事件を引き寄せていく。
2年生部員の中村に引き回されながら
事件を解決していく。
落語のネタがヒントに事件を解決していく。
2021年12月24日金曜日
102(2044) 暴走弁護士:2021.12.24
麻野涼著「暴走弁護士」
を読んだ。
もと暴走族であった真行寺は改心して弁護士となった。
トラック運転手が乗用車を押しつぶす事故があったた。
その事故で計画的であったと検察が疑っていた。
しかし、運転手は否認している。
その弁護を受ける。
トラック運転手は乗用車の人物を
殺したいほと憎んでいると公言しているが、
事故であると主張している。
ストーリーは二転三転していく。
面白かった。
2021年12月21日火曜日
101(2043) 沈黙する女たち:2021.12.21
麻見和史著「沈黙する女たち」
を読んだ。
新聞社からCS放送に転職した
早乙女綾香のシリーズの2作目である。
「死体美術館」という会員サイトに死体の写真がアップされる。
その死体の中に殺人事件の写真があった。
その事件を取材していく。
警察を辞めた癖の強い久我がメンバーに加わる。
なかなか面白い。
2021年12月18日土曜日
100(2042) 時空のクロス・ロード サマーキャンプは突然に:2021.12.18
鷹見一幸著「時空のクロス・ロード サマーキャンプは突然に」
を読んだ。
パターンとしては前回と同じである。
異世界へ高校生が転送され、
平行世界を救うとことになる。
杖術を使う朝霧夏実が主人公で
不運と皆から言われるが
平行世界では幸運の女神となる。
この並行世界は前回の出来事とつながっている。
前回の登場人物も後半からでてくる。
2021年12月15日水曜日
099(2042) 彼女が死んだ夜:2021.12.15
西澤保彦著「彼女が死んだ夜」
を読んだ。
タックとタカチ、ボアン先輩、ウサコの4人の大学生が
事件に巻き込まれ、推理を駆使して解決していく。
限られた情報から推理を巡らせていく。
本作では、当事者になり
行動も伴うことにもなっている。
著者のあとがきをみると、
時系列では本作が一番最初の作品となるそうだ。
2021年12月10日金曜日
098(2041) 時空のクロス・ロード ピクニックは終末に:2021.12.10
鷹見一幸著「時空のクロス・ロード ピクニックは終末に」
を読んだ。
平凡な高校生が、不思議な爺さんに
時空転移装置を渡される。
場所は変わらず、平行世界に転移する。
その世界は滅亡寸前だが、
若者の行動が世界を変革していく。
そんなオムニバスとなっている。
鷹見一幸の最初の作品だそうだ。
2021年12月7日火曜日
097(2040) 勇魚神・第3部:2021.12.07
ヤマダマコト著「勇魚神・第3部: 夏のはじまり」
を読んだ。
完結編となる。
イサナガミとの2018年の夏、最後の戦いとなる。
1988年のメンバーも加わってくる。
そしてもしかしたらという未来の
予感も示して終わる。
なかなかいい小説であった。
2021年11月30日火曜日
096(2039) 勇魚神・第2部:2021.11.30
ヤマダマコト著「勇魚神・第2部: モンキーストップ」
を読んだ。
モンキーストップの仲間が
2018年の中年になって集合した。
1988年の小学校6年生の時の出来事。
年代が行ったり来たりしながら、
両時代で物語が進行する。
いよいよ重要な場面へと進んでいく。
2021年11月25日木曜日
095(2038) 勇魚神・第1部:2021.11.25
ヤマダマコト著「勇魚神・第1部: 空飛ぶ鯨」
を読んだ。
勇魚神と書いてイサナガミ」と読む。
勇魚はクジラのことである。
イサナガミとは空を飛ぶクジラのことで、
新津の街には、空飛ぶクジラが一部の子どもに見える。
見える子どもは時々チョウに襲われ
意識不明や死亡することが時々起こっていた。
しかし、大人たちはそれを知っていながら秘密にしていた。
そこの30年前に生きた少女が突然出現する。
街の不思議を解明していく謎解き伝奇でもある。
2021年11月21日日曜日
094(2037) かたゆでマック(7):2021.11.21
藤原征矢著「かたゆでマック(7) ピルグリム 」
を読んだ。
いよいよ最終巻となった。
バンブー総帥が危篤だという。
しかし、それは嘘であった。
その星は宇宙全体の最終戦争に発展する事件の場となる。
その結果、宇宙を救ったが、
宇宙船をなくしたマックだが、
バンブーは宇宙船を寄付す
2021年11月19日金曜日
093(2036) バードドッグ:2021.11.19
木内一裕著「バードドッグ」
を読んだ。
矢能がヤクザ幹部の誘拐殺人jを調べていく。
幹部の多数が容疑者だが、
それを矢能なりに調べていく。
シリーズの3作だが面白かった。
2021年11月18日木曜日
092(2035) ドッグレース:2021.11.18
木内一裕著「ドッグレース」
を読んだ。
二人の芸能人が殺された。
容疑者がすぐに見つかり起訴されそうになり、
起訴されれば死刑である。
その弁護士と通じて被疑者から
矢能に調査を依頼された。
弁護士と矢能が協力して謎を解明していく。
不思議な前提のミスタリーとなっている。
これは矢能シリーズの4作目であった。
前後しているが、支障はなかった。
2021年11月15日月曜日
091(2034) 水の中の犬:2021.11.15
木内一裕著「水の中の犬」
を読んだ。
矢能が探偵となる前の話である。
名前が紹介されない探偵が、
ホステスの弟が死ぬことを依頼してきた。
それを解決していくために、
死を恐れない探偵が暴力的に解決していく。
その最後の矢能がヤクザとして登場し
探偵に付き添っていく。
やがて、探偵と絆もできるが、
前作の矢能が探偵になり、
小学生の子どもと一緒に
暮らしている理由が示される。
面白いストーリとなっている。
2021年11月14日日曜日
090(2033) アウト&アウト:2021.11.14
木内一裕著「アウト&アウト」
を読んだ。
元ヤクザで探偵をしている矢能。
依頼主に会うために呼び出されたところにいくと
依頼主の死体があった。
そこから事件は複雑な展開になる。
しかしヤクザ風のやり方で
乱暴に事件を主導していく。
なかなか痛快である。
2021年11月11日木曜日
089(2032) かたゆでマック(6):2021.11.11
を読んだ。
いよいよファイブスターズとの対決がはじまる。
ファイブスターズは、鉱脈を指し示してくれる
邪神を信じていた。
そのために人工的につくって
超能力をもった子どもを生贄にしていた。
そこにマックが挑戦していく。
2021年11月9日火曜日
088(2031) 海彦:2021.11.09
を読んだ。
新潟の沖にある粟島を舞台にした物語。
死者の国にいく入口がある。
粟島を舞台に、2011年の震災で
バラバラになったいた同級生が
この島に集まった。
そこで不思議な現象が起こる。
2021年11月2日火曜日
087(2030) かたゆでマック(5):2021.11.02
藤原征矢著「かたゆでマック(5) ブルー・ムーン」
を読んだ。
富豪とその娘を連れてくる依頼を受けた。
その富豪は、惑星を買い取って月をも持ってきた。
しかし、富豪は生物学者をやとって
遺伝子操作をして望みの生物を作らせていた。
2021年11月1日月曜日
086(2039) コンタミ:2021.11.01
伊与原新著「コンタミ 科学汚染」
を読んだ。
大学の優秀な研究者である
宇賀神とその大学院生の圭がニセ科学を追求する。
宇賀神は、自分と同期の優秀な美冬が
そのニセ科学に参加していることを知る。
研究所から美冬は失踪している。
その経緯を調べていくことで
ニセ科学とその背景を探っていく。
2021年10月29日金曜日
085(2038) かたゆでマック(4):2021.10.29
藤原征矢著「かたゆでマック(4) ラットレーサー・ブルース」
を読んだ。
銀河でも危険で有名なレーズの
コースチェックの仕事を頼まれた。
死んだ親友の妹が出場することがわかる。
実は、このレースには陰謀があった。
2021年10月27日水曜日
084(2037) せんせい:2021.10.27
重松清著「せんせい」
を読んだ。
先生と生徒の6つの物語である。
いろいろな先生と生徒の関係が描かれている。
なかなか考えさせられる物語ばかりである。
もともとは課題図書の候補だったのだが、
読んでみるとふさわしくない。
2021年10月23日土曜日
083(2036) かたゆでマック(3):2021.10.23
藤原征矢著「かたゆでマック(3) 狼がいっぱい」
を読んだ。
今度は、オーカミ人たちが
暮らす惑星でのトラブルである。
相変わらず依頼された内容とは
違った展開へと進んでいく。
背景には巨大企業の陰謀が渦巻いている。
軽い読み物で息抜きにいい。
2021年10月21日木曜日
082(2035) シャーロック・ホームズの不均衡:2021.10.21
似鳥鶏著「シャーロック・ホームズの不均衡」
を読んだ。
不可能犯罪を題材にしたミステリーである。
ミステリー自体は不可能犯罪なので、
荒唐無稽であるが、
想定が面白い。
再読である。
2021年10月19日火曜日
081(2034) 5年3組リョウタ組:2021.10.19
石田衣良著「5年3組リョウタ組」
を読んだ。
小学校3年目の新米教師の物語っだ。
茶髪にネックレスと少々羽目を外した先生だが、
子どもには熱心な熱血先生である。
クラス内、学内、教員間で起こる出来事が
先生側から描かれた物語である。
これも10年前に読んでいたものの再読である。
2021年10月17日日曜日
2021年10月13日水曜日
079(2032) 青い鳥:2021.10.13
重松清著「青い鳥」
を読んだ。
吃音なのに国語の非常勤教師をしている
竹内先生の連作集である。
問題のある生徒がいる中学校に
ある期間だけ赴任する非常勤の先生。
苦しむ生徒に寄り添っていく。
吃音だから大切なことしかいわない先生。
場面緘黙、いじめの加害者、家庭を知らない生徒、
父親の自殺に苦しむ生徒。
もと教え子で、荒れていたが更生して結婚した若者。
連作で先生の必要性が少しずつ分かってくる。
2021年10月9日土曜日
078(2031) 麦酒の家の冒険:2021.10.09
西澤保彦著「麦酒の家の冒険」
を読んだ。
大学生4人がガス欠で見つけた山荘には
家具も何もない状態であった。
ただ、ベッドがひとつのクローゼットに隠された
冷蔵庫には大量のビールとジョッキが冷えていた。
この謎を大学生たちが推理していく。
あとがきでは、安楽椅子推理の
変形版としている。
論理を進めていくが、
少々無理があるように思える。
2021年10月6日水曜日
077(2030) かたゆでマック2:2021.10.06
藤原征矢著「かたゆでマック(2) 龍の後継者」
を読んだ。
寄せ集めのスペースコロニー、ホンコンで
中華系アイドルを守ることが
今回の仕事であった。
しかし、宿敵であったテロリストとの対決が起こる。
2021年10月2日土曜日
075(2028) かたゆでマック1:2021.10.02
藤原征矢著「かたゆでマック(1) グラルナイト戦争」
を読んだ。
変わった経歴の同世代の著者が、
スペースオペラを書いている。
これから順次読んでいこうかと考えている。
これは、主人公のマキシン・グレンディーと
今後のメンバーになっていきそうな
2名と1匹?が面白い登場となった。
今回は内乱の惑星から王女を
別のところには連れ出すというものである。
しかし、いろいろな妨害で思わぬ結果、
背景が明らかになる。
2021年9月29日水曜日
074(2027) 老人力:2021.09.29
赤瀬川原平著「老人力」
を読んだ。
以前読んだ本をデジタル版で読んだ。
若い頃は楽しいエッセイとして読んだが、
初版は1998年である。
今では、我が身のこととして読める。
20年ほど前に読んだことになる。
2014年に亡くなった著者だが、
還暦過ぎてから老人力を発揮しだした。
物忘れがひどくなっていくような老化現象を
老人力というと明るい言葉でいうことを提唱した。
エッセイで、老化を明るく軽妙に語られる。
2021年9月27日月曜日
073(2026) ギガース6:2021.09.27
今野敏著「宇宙海兵隊 ギガース 6」
を読んだ。
地球では、休戦のための政治運動、
ジャーナリストの活動などで
反戦の機運が高まる。
木星圏では最後の戦いがはじまった。
その戦いでは、ジュピタリアンは戦いながらも
人命優先の姿勢を崩さない。
敵であっても、救助を進めていく。
そのため、地球連合軍は、
攻撃を中止して停戦をする。
結果としてジュピタリアンが勝ち
地球連合は木星の独立を認めた。
そしてストーリも完結となる。
2021年9月23日木曜日
072(2025) ギガース5:2021.09.23
今野敏著「宇宙海兵隊 ギガース 5」
を読んだ。
地球連合軍のアトランティスは
木星への軌道へ向かう。
その途中で戦いが起こり、
捕虜を捕まえた。
捕虜からジュピタリア軍へとなる経緯が語られる。
また、ホーリーランドが戦争をはじめた
経緯を少しずつ語られる。
いろいろな地で複雑なストーリが
少しずつ明らかにされてくる。
2021年9月21日火曜日
071(2024) ギガース4:2021.09.21
今野敏著「宇宙海兵隊 ギガース 4」
を読んだ。
地球軌道上での戦いも地球連合軍の勝利となった。
反戦勢力の行動するが、
なかなかうまくいかない。
ジュピタリアンの創設者が
地球の群組織にいた。
逮捕されたスパイもその事実に驚く。
戦いは地球連合軍の小惑星帯から木星へと向かう。
2021年9月19日日曜日
070(2023) ギガース3:2021.09.19
今野敏著「宇宙海兵隊 ギガース 3」
を読んだ。
火星から撤退した地球連合軍。
ジュピタリアンとの戦いは、月の極軌道に移った。
地球連合軍は、戦いに勝ち、
施設を守り、捕虜も捕まえたが、
軍の情報部の不可解な行動、
連合政府の反戦論者への厳しい取締り
など不穏な動きが目立ってくる。
いろいろと新たな謎もでてきた。
ストーリは佳境へとなってきた。
2021年9月17日金曜日
069(2022) ギガース2:2021.09.17
今野敏著「宇宙海兵隊 ギガース 2」
を読んだ。
「アトランティス」に、オージェたち空間エアフォースが
艦載機部隊として加わることになった。
アメリカとロシア、海軍と空軍の確執もあるが、戦闘に入った。
アトランティスは地球連合軍の最強の部隊となった。
火星の軌道上での戦闘で勝利はしたが、
火星の重要基地と補給路がやられる。
戦線は地球に縮小しなければならなく。
新たな展開が想定される。
2021年9月15日水曜日
068(2021) ギガース1:2021.09.15
今野敏著「宇宙海兵隊 ギガース 1」
を読んだ。
月、火星、木星まで植民を進めた地球連合。
しかし、木星の住人たちが反乱を起こす。
独自の戦闘用の宇宙船を操り、独立を目指す。
地球連合は、新機種のモビルスーツを導入する。
操作者は、得意な能力をもつ、若い娘である。
その性能と能力はすごものがある。
スペースオペラのはじまりである。
2021年9月12日日曜日
067(2020) 絃の聖域:2021.09.12
栗本薫著「絃の聖域」
を読んだ。
長唄の三味線の家元で起こる殺人事件。
殺人事件から、家元の奇妙な家庭、事情がわかってくる。
4つの連続殺人事件となるが、
伊集院の謎解きで事件は一旦解決する。
しかし、その後、どんでん返しの謎解きがある。
その背景には、家元の家庭の奇妙な事情があることが明かされる。
伊集院大介のデビューの登場である。
栗本自身が吉川英治文学新人賞受賞した作品である。
2021年9月4日土曜日
066(2019) 瞬間移動死体:2021.09.04
西澤保彦著「瞬間移動死体」
を読んだ。
ミステリーだが、SF要素が加わっている。
人気作家の妻につかえる専業主夫が主人公である。
破天荒の妻をちょっとした言葉で殺意を抱く。
テレポーションというSF的方法を用いて
殺人計画をたてじ実行に移るが、
事態は別の方向へと進む。
なかなかおもしろい。
2021年9月1日水曜日
065(2018) ダブルチェイサー:2021.09.01
六道慧著「警察庁広域機動隊 ダブルチェイサー」
を読んだ。
前作の続きのシリーズである。
今回は浅草などの台東区を舞台している。
小さな詐欺のトラブルから
だんだん大きな詐欺が発覚していく。
そこに詐欺師のグループが関わっていることわかってくる。
やがで伝説の詐欺グループと、
どうも異なったグループの存在がありそうなこともわる。
しかし、最後の最後で、伝説のグループの存在が
はっきりとしてくる。
2021年8月28日土曜日
064(2017) ノイマン・ゲーデル・チューリング:2021.08.28
高橋昌一郎著「ノイマン・ゲーデル・チューリング」
を読んだ。
ノイマンとゲーデルの内容は、
以前読んだ新書と同じような気がした。
最後にその旨、書いてあったが
商品として出版するのはいかがものだろうか。
しかし、内容にしては、重要論文の邦訳があった。
ゲーデルの論文は不明だったが、
他の二人は言いたいこと、
重要性がなんとなくわかった。
2021年8月24日火曜日
063(2016) 警察庁広域機動隊:2021.08.24
六道慧著「警察庁広域機動隊」
を読んだ。
以前の警察庁α特務班が
警察庁広域機動隊と改組され、
内容もシーズン2に入った。
組織の人員の2名が入れ替わった。
問題のある3名が加わった。
東電OL殺人事件をモデルにしたようだ。
渋谷のスクランブル交差点での死亡から
ミステリーがはじまる。
なかなか面白い。
2021年8月21日土曜日
062(2015) カラス屋、カラスを食べる:2021.08.21
松原始著「カラス屋、カラスを食べる 動物行動学者の愛と大ぼうけん」
を読んだ。
カラス、あるいは鳥類の研究者の野外調査を中心とした話題だ。
野外調査に派生した、共同研究、アルバイトなど
私の若い時の経験とシンクロするようで楽しめた。
061(2014) 小鳥を愛した容疑者:2021.08.21
大倉崇裕著「小鳥を愛した容疑者」
を読んだ。
警視庁捜査一課の刑事、須藤は
銃撃を受けて負傷した。
そのリハビリをかねて、警視庁総務部総務課
“動植物管理係”に配属される。
そこには新米だが動物に関わる不思議な経歴をもった
動物に詳しい薄刑事がいた。
二人が動物に関する事件を解決していく。
いろいろな動物の習性に関連した短編集である。
2021年8月18日水曜日
060(2013) フォン・ノイマンの哲学:2021.08.18
高橋昌一郎著「フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔」
を読んだ。
ノイマンの生涯を追いながら、
天才的、超人的な膨大な業績の概略が
紹介されている。
読むと驚異的であるころがわかる。
著者は哲学といっているが、
その時代における考え方、思考過程であろう。
しかし、それが面白い。
2021年8月13日金曜日
059(2012) オチケン!:2021.08.13
大倉崇裕著「オチケン!」
を読んだ。
大学入学早々、廃部直前のオチケンに入部させられた越智健一。
2名しかいない先輩のうち
ひとりはうまい落語をする。
もうひとりの先輩は正体不明。
オチケンには次々とトラブルが持ち込まれ
それを先輩ともども解決していく。
短編連作だが面白い。
2021年8月10日火曜日
058(2011) ちいさなくふうとノート術:2021.08.10
Marie著「ちいさなくふうとノート術:
ごちゃごちゃの頭を整理して楽しく暮らす私のノートの使い方」
を読んだ。
主婦でブロガーの著者が、自分の語学学習や子育てなどで
アナログの手帳を中心としてスケジュール管理で成功したという内容。
デジタルのスケジュラーも併用している。
短いので一気に読めた。
自身の方法と似ているところもある。
057(2010) 東京ダモイ:2021.08.10
鏑木蓮著「東京ダモイ」
を読んだ。
現在とシベリアの捕虜収容所の出来事がシンクロする。
舞鶴でロシア人女性が絞殺される。
同行していた男性が行方不明になる。
まだ自主出版を申し込んだ男性も行方不明になる。
自主出版の編集者と警察が謎解きをする。
江戸川乱歩賞受賞作なのでなかなか読み応えがある。
2021年8月4日水曜日
056(2009) 宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 5:2021.08.04
鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 5」
を読んだ。
粛清者との全面対決にそなえて、
途上種族への試験が実施された。
地球士官学校生は優秀な成績であった。
また恵一らの活躍により、
地球軍はケイローン軍に組み込まれ、
地球人の階層のいちランク上がる。
ストーリは途中で終わっている。
今後を想像してほしいということなのだろうか。
それとも続編は今後書かれていくということなのだろうか。
一応全17巻を読破した。
2021年7月31日土曜日
055(2008) 警察庁α特務班 ラプラスの鬼:2021.07.31
六道慧著「警察庁α特務班 ラプラスの鬼」
を読んだ。
今回は江戸川署での事件である。
女児のスカートと体液のついた毛布が
ダンボールから見つかった。
以前に時をあけて起こった
誘拐された二人の女児のものであることが
確かめられた。
数年を隔て起こった事件である。
ところが20年以上昔に、
女児の誘拐の類似事件があることがわかった。
関連あるのだろうか。
いくつもの事件が重なりながら
謎が解決されていく。
2021年7月28日水曜日
054(2007) 宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 4:2021.07.28
鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 4」
を読んだ。
第5惑星に残された救命パレットが海底から見つかった。
そこには恵一を訴追した少将が含まれていた。
しかしそのパレットを自身が残り救助することにした。
無事救助されるまでのストーリになる。
2021年7月23日金曜日
053(2006) キメラの刻印:2021.07.23
六道慧著「警察庁α特務班 キメラの刻印」
を読んだ。
今回は赤羽署が舞台となる。
小動物の虐殺、高齢者の売買春事件、
高齢者のストーカー事件
いろいろな事件が重なっていく。
紅白梅のキメラから事件は
不思議な展開を見せる。
今回も社会問題を指摘した内容となっている。
2021年7月19日月曜日
052(2005) 宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 3:2021.07.19
鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 3」
を読んだ。
抗命行為により訴追を受けたため
地球に戻され自粛していた。
その時、士官養成学校での実践練習の相手をする。
別の軍に、第二次長距離偵察作戦が行われたが、
失敗に終わり、かなりの数の敗残兵が
アンドロメダ銀河に残された。
訴追をが免れた圭一は
救援部隊の司令官に抜擢される。
次々とストーリが展開する。
2021年7月14日水曜日
051(2004) 反撃のマリオネット発:2021.07.14
六道慧著「警察庁α特務班 反撃のマリオネット」
を読んだ。
荒川署に移動して活動をする。
児童の殴打事件が起こる。
またスクールハラスメントの相談が以上に多くなったが
誰から偽のホームページを作成していた。
実際に中学校でハラスメントが起こっていたようだ。
婚姻ロッカーに嬰児のミイラが発見される。
今回のαチームのテーマは、
スクールハラスメントという重いものであった。
2021年7月3日土曜日
049(2002) ペルソナの告発:2021.07.03
六道慧著「警察庁α特務班 ペルソナの告発」
を読んだ。
前作からの続きである。
パーフェクトサイコパスと呼ばれるような犯人。
目星はついているが
なかなか決めていがない。
しかし、対立していた隣人の死から
一気にエンディングに向かう。
多数の伏線が回収されながら
思わぬ展開で終わってくる。
おもしろい。
このシリーズは続くので期待できる。